原暉之, 兎内勇津流, 竹野学, 池田裕子 編著、北海道大学出版会、2023年1刷・、xi, 438・・・
カバー付属。定価:7,200円+税。
本文20ページほどに鉛筆による線引きがありますが、それ以外は特に問題はありません。
●シリーズ名:スラブ・ユーラシア叢書, 16
●収録内容
序章:日本帝国膨張と縮小のモデルとしての北サハリン占領 / 原暉之, 兎内勇津流 [執筆]
第1部:サハリン州の再構成から尼港事件へ
・V字回復の先を模索するニコラエフスク : 尼港事件の社会的背景 / 原暉之 [執筆]
・尼港事件はどのようにして起こったか : 三月武力衝突とその前後 / 兎内勇津流 [執筆]
・革命・内戦期の北サハリンとイヴァン・スタヘーエフ商会の活動 / エドワルド・バールィシェフ [執筆]
・革命・内戦・干渉戦期のサハリン州の漁業 / 神長英輔 [執筆]
尼港事件と日本の政治・社会 / 井竿富雄 [執筆]
第2部:保障占領下北サハリンの政治・経済・社会
・保障占領のポリティクス : 帝国日本の統治とサハリン島民 / 天野尚樹 [執筆]
・サハリン軍事占領と司法 : 「裁判の公平」「司法権の独立」をめぐって / 井澗裕 [執筆]
・北サハリンに進出した日本人商工業者の活動と引揚げ / 竹野学 [執筆]
・北サハリン占領と島内・外の交通体系 : サハリン島の一島支配と輸送 / 三木理史 [執筆]
・北サハリンと〈樺太〉農林資源問題 : 〈北樺太〉農林資源調査と一九三〇年代の木材輸入を中心に / 中山大将 [執筆]
第3部:日ソ基本条約とその後のサハリン・樺太
・日ソ国交正常化交渉とサハリン問題 : 北京会議と日ソ基本条約の締結(一九二四-二五年) / ヤロスラヴ・シュラトフ [執筆]
・一九二〇年代のサハリン先住民族の移動と国境の関係性 : 樺太庁による「オタスの杜」集住化 / 田村将人 [執筆]
・北サハリンから日本へ避難・移住したロシア人 : 一九二四-一九二五年 / 倉田有佳 [執筆]
・一九二五年の樺太における「国民統合」 : 皇太子の行啓を中心に / 池田裕子 [執筆]
終章:共通利益による体制融和構想の破綻 : ソ連の計画経済と北サハリン / 浅野豊美 [執筆]
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