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カバ帯　〔B6判〕

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２００８年１版。矢嶋　泉　吉川弘文館　カバーに多少のスレ、キズはありますが、中身状態は並です。　　

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初版　 カバー　 帯付　 カバーヤケ無し　 帯ヤケ無し　本体三方ヤケ無し　線引き無し　書き込み無し　保存状態良好です。

たとえばイザナギ・イザナミの国生み神話や、アマテラスの天岩屋ごもり、スサノオの活躍……。『古事記』といえば、これら上巻の神話部分ばかりが思い浮かびます。実際に、研究論文数においても、上巻への偏りがみられるそうです。
三巻からなる『古事記』の中下巻では、神武から推古にいたる天皇家の系譜を細かく記した部分がつづくのですが、天武の命によって編纂がスタートし、元明の時代に成立した『古事記』は、どのような構想をもって編まれたのでしょうか。
著者は、中下巻をも丁寧に読み解くことによってこそ編纂のねらいがみえてくるといいます。稗田阿礼の「誦習」を暗唱のことと解釈してきた従来の説に異をとなえ、識字能力に秀でた人物が果たした役割も明らかにします。
上中下巻を通じてひとつの歴史書である『古事記』が、どのように王権の由来を補強しようともくろんだのか、どうぞ本書でご確認ください。 --担当編集者より