ロマン・ロラン全集編集部 編、みすず書房、昭和41年11月、208p (おもに図版)、19cm
初版 函付 本体にカバー付 函経年ヤケ カバーヤケ無し本体小口極少ヤケ 天と地タケ無し 線引き無し書き込み無し保存状態良好です。
宮本正清監修でロマン・ロラン全集編集部が1966年に、みすず書房より出版したロマン・ロランの白黒写真集。ロラン自身の幼少時から葬儀・墓にいたるまで、家族、知人、時代の有名人(タゴール、ガンジー、ツヴァイクなど、特にモスクワ駅でゴーリキーと別れを惜しむロラン夫妻の1935年7月の写真は印象深いp165)、歴史的事件(たとえばゾラを含むドレフュス事件の関係者や裁判の写真)、作品ゆかりのもの(自筆の書簡、「7月14日」のために描かれたピカソのアルハンブラ劇場の幕絵p170他)などの多岐にわたる豊富な写真が収録されている。年代ごとに、主にロランの自伝「内面の旅」からの抜粋文とともにロランの生涯が追える構成。ロランのファンなら座右に置きたい一冊。以下は金言。
子供にはその「我」の広さを測ることは、今日私がそれをするようには少しもできなかった。なぜなら人間の意識は人が生の壁につき当たるにつれて増すのだからp15
私は、スピノザの言葉そのものの中にスピノザをではなく、まだ知らなかった自分自身を見出したp23。
そのあとに来た悲しみがなんだろう!私の口が幸福の口に触れた、ということだけで十分であるp55。
行動しない思想はすべて堕胎であり裏切りであるp179
(1940年6月、ヒトラーの侵攻が拡大している情勢下)私が欲するのは、人類をみちびいている諸法則が勝つことなのだ。車軸は無事である。そして雲々のあいだを、太陽の車がその道を進みつづけている―もろもろの宇宙を支配している秩序にしたがってp182