著:平井平次郎 編:森義男、長倉書店、昭和49年(1974年) 初版、1410 p 絶版 モノクロ口・・・
下田町会所の書役で後年寄役となった平井平次郎が十数年を費やして、公務の傍らに記録したもので、天保14年(1843)に全87巻が完成した。当時の下田町の様子や町政に関する種々の記録、伝承等を丹念に記録してあり、江戸時代の下田地域の政治と生活の実態を知る上で貴重な資料として高く評価されている。 平井平次郎:「下田文庫翁」と呼ばれた平井平次郎は、1843(天保14)年、約20年かけて「下田年中行事」87巻を書き上げた。完成した翌月に69歳で死去したのであった。 天保の頃の町政は、まだ諸規定など整備せず先例や「しきたり」などによることが多かった。ところが下田町は元禄、宝永と2度の津波や度々の大火で、先例「しきたり」を知る諸記録や文書をなくした。平井翁は自ら町政に従事してその不便を痛感し、約24年間飽きず、たゆまず下田関係の古記録や文書を集めた。 そして「下田年中行事」を編集した。初めの7巻までに、毎年定まっている町政行事を月順に記し、8巻以下は、その参考になる古記録や文書、伝承をつづったのである。安政の津波に流されたが、大切に役場の専用本箱に収められていたために、拾われ塩出しして保存されている。
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