昼 『昼』は『夜』『夜明け』につづき三部作をなしている。ナチの強制収所を生きのび千五新聞記者とあった青年エリエゼルのモノローグを中心に、さまざまの情景が現在と過去、時間と空間の中を自由に飛躍しながら継起する。主人公の魂の痛みともいうべき聖女の売笑婦サラとの出会い。主人公への愛に献身し、挫折する誇り高く美しいカスリーン。愛はなぜ実らなかったのだろうか。友人の画家ジューラは、事故で入院している主人公の肖像をえがきながらついに、暗く揺れ動く彼の内面の秘密をも露わにしてみせたのだった。・・・・
そして全ての川は海へ─20世紀ユダヤ人の肖像 全2冊揃セット
そしてすべての川は海へ=20世紀ユダヤ人の肖像 上・下【2冊揃】
世界遺産の建築を見よう : カラー版 <岩波ジュニア新書 561>