早稲田文学 昭和24年5月(第16巻第2号)―復刊記念号―一本の箸(丹羽文雄)、パヴロパの日(宮内寒彌)、暗礁(小林達夫)、白い微笑(野村尚吾)、不倫の底(寺崎浩)、独言(川崎長太郎)ほか
もぐら随筆 、<講談社文芸文庫> <講談社文芸文庫> 小田原の生家の物置小屋で、陋巷の隠者としてもぐらのように暮らしながらも大切に守り通した文学への情念の炎。抹香町の私娼窟へ通い、彼女達に馴染み、哀歓を共にし、白昼の光りには見えない底辺に生きる人間の真実を綴った。60歳にして得た若い妻との生活への純真な喜びが溢れる紀行随筆。宇野浩二、中山義秀、水上勉ら師友をめぐる思い出の記。川崎文学晩年の達成を予感させる好随筆集。
THE NIPPON POSTERS <dddギャラリー第200回企画展 DNPグラフィックデザイン・アーカイブ収蔵品展Ⅵ>