鶴見直先生&渡辺政一先生報告、静岡県引佐郡気賀町・気賀尋常高等小学校、昭和7年8月、1冊
●鶴見直、渡辺政一、両名とも栄養学校の卒業生ではない。しかし、佐伯矩たちがすすめる「栄養聚落」運動に共鳴するものがあったのだろう。このきわめて優れたレポートが、気賀小学校ではなく、栄養学校に贈られたことがそのことを証明している。
●「栄養聚落というのは佐伯博士が大正末年から行なっていた虚弱児童や直営小学校児童の林間学校を受けついだもので、栄養士会、栄養学校の両者が栄養研究所の指導で例年夏に開催した林間若しくは臨海学校のことであり、原徹一、藤本薫喜両技師などの指導の下に、栄養士や学生には恰好の実習と研究の場であった」(萩原弘道著『日本栄養学史』より)。
●当校休暇聚落概況(林間聚落) 目次 (1~110ページ)
1、 目的及必要
2、 場所及聚落の形成
3、 期間
4、 設備の大要
5、 指導する監督者
6、 参加児童の選定
7、 日課日程
8、 児童の携帯品
9、 身体検査に付て
10、聚落の効果
11、聚落日誌、及其他(3年2組養護学級/4年2組養護学級)
12、林間聚落体重測定統計及観察
13、間食給与其他給与物の献立表
14、児童家庭の感想希望等
15、林間聚落の反省
16、終りに臨んで
●田力嘉一郎ネーム入用箋(26.5×19cm)にすべてペン書きされている。鶴見直先生(3年2組担任)、渡辺政一先生(4年2組担任)のリーダーが、田力嘉一郎先生だったということだろう。
●巻頭グラビア写真6枚が厚手の画用紙に貼り込まれている。
サイズは11×15.5cm。すべての写真にキャプションが丁寧に書かれている。
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