著:マイケル・D・ルモニック ; 訳:小林 健一郎、講談社 ブルーバックス、平成 7年(1995年)・・・
何十億年あるいは何百億年という時間をかけて宇宙の果てから届く光は、宇宙の最古の光といえます。研究者たちは、この最古の光を調べることで宇宙の誕生と進化の謎に迫れると考え、最新の電波望遠鏡や人工衛星を使って観測に取り組みました。ところが困ったことに、新しい観測事実は研究者の想像を超えるものばかりで、これまで信じられてきた理論では説明がつかなくなってきました。宇宙論の危機の始まりです。本書は、第一線で活躍する研究者たちの素顔をとおして、この混迷する現代宇宙論の全体像に迫ります。 目次:第1章 はじめに / 第2章 ダークマターはなぜ必要か? / 第3章 銀河はどこにある? / 第4章 宇宙の果て / 第5章 宇宙の重さを測る / 第6章 宇宙の年齢 / 第7章 新しい物理学 / 第8章 新しい観測 / 第9章 「それはまるで神を見るようだ」
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