藝文 第2年第1号(明治44年1月1日)―別離(上田敏)、心(秋水)、霧(島田花柴)、遁走(チェホフ/藤井紫影・訳)、都市の寿命(原勝郎)、日本建築に於ける天井画の変遷(福井利吉郎)ほか
藝文 第2年第1号(明治44年1月1日)―別離(上田敏)、心(秋水)、霧(島田花柴)、遁走(チェホフ/藤井紫影・訳)、都市の寿命(原勝郎)、日本建築に於ける天井画の変遷(福井利吉郎)ほか
芸文 明治44年1月(2年1号)松本亦太郎、原勝郎、薗田宗恵、鈴木虎雄、高田保馬、福井利吉郎、西田幾多郎、小笠原秀実、一宮栄、上田敏、浜田青陵、松本文三郎、新村出、桑木厳翼 他
「藝文」第貳年第壱号 京都帝国大学文科大学内京都文学会編 明治44年
東山時代に於ける一縉紳の生活 室町時代に生きた公家、三条西実隆の六十年に及ぶ日記を元に、当時の貴族社会の私生活、廷臣としての日常を描き、さらにはその東山時代の相に迫ろうとした論文。名調子である。著者はもともと西洋史を専門とした歴史家らしいが、すぐれた学識は日本史を分析しても一家をなすとみえる。 実隆が致仕し、一風流人として、当時最高の連歌師であった宗祇との交流を描く箇所など、特に面白い。古今集の講義など秘伝であったらしく、講義中は「魚味を食することに差し支えはないけれど、房事は二十四時を隔て」などと決まりがあったという。 <筑摩叢書 ; 92> 一縉紳(一シンシン)
20世紀の歴史家たち 1.2(日本編 上下)3.4(世界編上下)4冊 <刀水歴史全書 45 1>
20世紀の歴史家たち 1(日本編 上) <刀水歴史全書 45 1>