著:臼井吉見 装幀:栃折久美子、筑摩書房、昭和54年(1979年)~昭和56年(1981年)第1刷、・・・
朝廷に視点を据えて幕末から維新への大転換期と、そのなかを流星のように輝き消えてゆく多彩な青年群像を描く大河小説。 「もし“八月十五日”がなかったら『安曇野』もなかったし、『獅子座』もなかったと思います。―中略―結局、天皇制が成り立たない条件があったかどうか。成り立たずにすむ可能性があったかどうか。封建制の崩れるのがもっとゆっくり、確実だったら、あんなひどい天皇制が成立しなくてもよかったのではないか、という考えがぼくにはある。封建制が早く崩れすぎた。だから、もっとタチの悪いものが、近代の名のもとに生れてきたと思うのですが、どうでしょう。 この作品は御所にレンズを据えるので、西園寺公望をもちだしましたが、主人公ではない。日本近代の幕明け、そこに登場する群像が主人公です。」 ―『獅子座』執筆にあたって 著者インタビューより
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