ルネ・ジラール, ドメーニカ・マッツ ほか[著] ; 内藤雅文 訳、法政大学出版局、2008年8月、・・・
初版 カバー 帯 帯付 カバーヤケ無し 帯ヤケ無し 本体天と小口に少点紙魚(点に9ヶ所。小口に8ヶ所) 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。 <タバコ臭臭>
アダムとイヴには息子が二人いた、カインとアベルである。かくして人類の歴史が始まる。
「創世記」、四、八
カインは弟のアベルに飛びかかって、彼を殺した。
ルネ・ジラールほか『カインのポリティック』はなかなか示唆に富む。
カイン=強者、アメリカ、定住民
アベル=弱者、イラク、遊牧民
ということらしい。
「聖書」に描かれた場所は、当然、湾岸戦争、イラク戦争の地域に深く関わっている。
ドゥルーズ=ガタリの定住/遊牧論も「創世記」を下敷きにしているのだろう。
最近の関心で、日本のヤマトタケルは
各地の部族を平定した英雄と言われているが
皇位を継いだのは弟だった。
そういえば、
カイン=源頼朝 アベル=源義経
という例がある。