藤樫 準二、光文社、昭和 33年(1958年) 初版、262 p モノクロ口絵:8頁 絶版、サイズ(・・・
『一、二年ほど前に、ある奥さんが、まじめな口調で「いったい皇室は、今後三十年もつづきますかね。」と、心配げに話しかけてきたことがあった。ちかごろの情勢では、こうした雲行きも、いくぶん遠ざかっているように思われるが、まだまだ、この奥さんとおなじ気持を、心ひそかにいだいている人たちも少なくなさそだ。 終戦このかた、すでに十三年も経過しているが、皇室に対する国民感情が、いまだに、モヤモヤとした灰色の雲となってただよい、どうもすっきりと明朗化されないのは、まことに残念なことである。このモヤモヤした雲を究明することこそ、“将来の皇室”に対する国民の重要課題ではなかろうか。本書は、その現場報告であり、その究明資料としてなんらかの参考になれば、との意味で書いたものである。』 ―「著者のことば」より 目次:〝御慶事合戦〟の思い出 / 宮廷記者の泣き笑い / 皇居にしのぶ江戸城址 / うらぶれた宮内庁 / 象徴天皇のお仕事 / 笑いも明かるい天皇家 / 若きプリンス / 皇室経済の盛衰 / 天皇を手こずらせた軍部 / 天皇神格化の時代 / 歴史の八月十五日前後 / 民主化第一歩の全国巡幸
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