監修=山本大(高知大学名誉教授 土佐史談会会長)、平凡社、1983年、755p(含む五十音順索引)
初版 函(函カバ)=(退色、函カバ傷み、シミ汚れ)有り。 帯=無し。 小口=シミあり。 頁=「書込み無し」と査定。 旧刊行記念特別定価14500円 / 特別付録=「高知県全図」有り。 / 「歴史地名通信」(月報のようなもの)有り。 / ・緑濃き風土につちかわれた反骨の精神──起伏に富んだ歴史・ 高知県は北に高峻な四国山地を背負い、南に果てしなく太平洋がひろがる。大海原に突出する東の室戸岬、西の足摺岬は補陀落浄土への入口に擬せられ、室戸岬は若き空海の修行の地であった。紀貫之の「土佐日記」はあまりに有名だが、古代の土佐は遠流の地ともなっている。中世は摂関家直流の一条氏が中村にあり、全国制覇を夢みた長宗我部氏が活躍。近世初期には山内氏二四万石の下で野中兼山が治国経世の腕をふるう。幕末には近代日本の先駆となった坂本龍馬・中岡慎太郎らが続々と登場した。歴史の流れを支え、育んだ人々の営みを2,100項目で記す高知県の歴史。-函カバより