間世潜 著;里見勝蔵 装幀、トラピスチヌ写真帖刊行会、1954年初版、2000部限定 (ナンバー入り・・・
布装。除籍本。英文併記。
全体的にヤケがあります。表紙にスレ・一部にスレ剥げや虫損・角に小傷みがあります。見返しや本文に数ヶ所虫損、巻頭に蔵書印と除籍跡、巻末見返しにナンバリング・装備ポケット貼付、本文数枚にシミがあります。それ以外は特に問題はありません。
●英語タイトル:The life of the Trappistines
●天使の聖母 トラピスチヌ修道院
北海道函館市郊外にあるトラピスト会(厳律シトー会)系の女子修道院で、日本最初の観想女子修道院。通称:天使園。
明治31年)にフランスから派遣された8名の修道女によって創立。詩人の三木露風がここを訪ねて「野薔薇」を書き、山田耕筰作曲の日本歌曲として親しまれています。
庭園や売店は一般に開放されており自由に見学ができます。修道院内は男子禁制ですが、一般開放エリアへの立ち入りは可能。売店内でお土産物として売られているマダレナ(マドレーヌ)やクッキーが有名で、函館土産としても知られています。
●間世 潜 (マセ ヒソム、1904-1959)
写真記者。本名:小林政次。北海タイムス函館支局 (現・北海道新聞函館支社) 記者。小型カメラ、ライカの名手。
退職後はフリーランスのカメラマンとして活躍。井伏鱒二の小説「駅前旅館」のモデルとなった台東区の旅館小瀧のバックアップを得て、谷中初音町にスタジオを構え、装幀を手掛けた画家の里見勝蔵らが訪れ、美術家や文化人たちの交流の場となりました。
こちらは代表作となり、間世が通っていたカトリック教会の神父の推薦を得て、函館湯の川の女子修道院を長期にわたり取材撮影した写真集です。黒と白の大胆なコントラストが印象深く、かつ落ちついたトーンをもったその表現は、当時、黒白印画紙による写真プリントに携わる専門家たちの間で高く評価され、「間世調」という用語が生まれました。
昭和25年、日本写真家協会創立に参加。谷中から浅草田島町へスタジオを移し、勃興期浅草ストリップティーズの写真撮影も多数手掛け、「写真の永井荷風」とも評されました。
●装幀:里見 勝蔵 (さとみ かつぞう、1895-1981)
洋画家。 国画会会員。洋画家の山内滋夫は孫にあたります。
前田寛治・佐伯祐三らと1930年協会を設立しています。
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