二宮尊徳の生涯と業績 : 報徳仕法の理論と実際 「親孝行の代名詞・勤勉家の代名詞」として少年・二宮金次郎という名は大部分の日本人が耳にしたことがあるはずです。しかし金次郎が尊徳となり、その後何を行なったかはあまり知られていません。本書は、二宮尊徳の生涯とともに、尊徳が導きだした経済と道徳を融合した報徳思想を伝えていきます。またこの思想の中には報徳仕法という江戸時代の財政を再建した考え方があります。報徳仕法とは「正直、勤勉、倹約、親切」であることが根幹にあり、できる人はできない人のために、できない人はできない人なりに努力をする、相互努力、相互補完という考えです。農耕民族である日本人にとって、もっとも適した「共同体型組織」の考え方といえます。混迷の明治維新後、改めて脚光をあびた報徳仕法は、混迷する現代社会で生きる人々の指針となりえます。一人でも多くの人が「精一杯努力する」「人のためになることをする」という大切さを気づかせてくれる、二宮尊徳の思想と方法を学ぶ必読の入門書です。
二宮尊徳に学ぶ経営の知恵 : 600の村を救済した"報徳仕法"とは 「やる気にさせる」。 すでに200年前から実践しており、その手法を蘇らせた。
台湾は日本人がつくった 大和魂への「恩」、中華思想への「怨」