兵庫県教育委員会埋蔵文化財調査事務所編集、兵庫県文化協会、1987、202p 図版1, 76枚、付:・・・
例言
1. 本書は、龍野市揖保町門前に所在する太子龍野バイパス建設に伴う 宝林寺北遺跡』の埋
蔵文化財発掘調査報告書である。
2. 調査は、近畿地方建設局姫路工事事務所の委託を受けて、兵庫県教育委員会が調査を実施
した。確認調査は、昭和57年12月6日~12月16日と昭和58年4月18日~4月28日の6日間を、
全面調査は昭和58年11月2日~昭和59年7月3日までの156日間を費やした。 整理作業は、
主に兵庫県埋蔵文化財調査事務所で昭和59~61年度に行ったが、昭和59年度には山陽自動車
道現場事務所でも事業を実施した。
3.発掘調査は、兵庫県教育委員会が調査主体となり、 社会教育・文化財課職員が担当した。
ただ、昭和58年度全面調査については、龍野市教育委員会の協力を得、社会教育課主事・市
村高規と兵庫県教育委員会担当職員で調査を実施した。
4.本書で示す標高値は、近畿地方建設局設定のB.M を使用した値で、方位は磁北である。
5.遺構の写真は、調査員が撮影した。 図版5の航空写真は (株) 関西航測撮影のものを使っ
た。
6. 遺物の写真は、森昭氏に依頼し撮影して戴いた。
7. 遺物の実測は、小形の土器を3分の1、土器を4分の1、石器を2分の1・2.5分の1、土
錘を2分の1で記載した。また、実測図の断面で種別を表現した。 白抜きは土師器、黒塗り
は須恵器、細かいスクリーントーンは陶磁器、粗いトーンは瓦器、 斜線は石鍋である。
8. 執筆分担は、本文目次の通りである。
9. 本報告にかかる遺物 スライドなどは、 兵庫県埋蔵文化財調査事務所(神戸市兵庫区荒田
町2丁目1-5)ならびに兵庫県教育委員会魚住分館 (明石市魚住町清水字立合池の下630
-1)に保管している。
付図目次
付図1 中央地区遺構配置図
付図2 東地区遺構配置図
付図3 西地区遺構配置図
付図4 宝林寺北遺跡中央地区井戸実測図
付図5 宝林寺北遺跡東地区井戸1実測図
付図6 宝林寺北遺跡東地区井戸2実測図
少ヤケ カバー 函