砲音 （つゝおと）

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• 著者 巻末「まとめ」、「あとがき」より抜粋：…略…昭和13年20才を迎えた私は適令期となり、一般青年と同様、静岡連隊区司令部で徴兵検査を受け、甲種合格と一つ尻を叩かれ、14年1月名古屋野砲兵第3連隊に入営しました。…略…50年前を振り返り、こんな文集をまとめてみました。しかし、出征前の記録は昭和20年6月20日の静岡大空襲で罹災し、灰燼に帰し、中国戦線での記録は帰還の際、上海で中国軍に没収され、まったくの徒手空拳、ただ記憶のみを辿り書きました。生涯を通じ最高の華々しい一期間であり、また無類の悲惨な経験は、今なお脳裏に鮮烈であります。…略…
• 出版社 私刊
• 冊数 1
• 解説 （入営から復員までの回想録です）　発行年度等の記載はありません。著者/前田修一　B5判192ページ　本体のみの装丁、カバーや外箱の類は付いていません。外装部分にはシミ跡があります。　　※著者「軍歴」より：昭和14年1月、陸軍砲兵二等兵、野砲兵第三連隊補充隊入営。昭和14年10月、陸軍砲兵伍長、甲種幹部候補生、豊橋予備士官学校砲兵隊入隊。昭和15年6月、陸軍砲兵曹長、陸軍砲兵見習士官、野砲兵第三連隊補充隊復帰。昭和15年8月、野砲兵第三連隊第一中隊砲車小隊長。昭和15年11月、陸軍少尉。昭和17年2月、野砲兵第三連隊第一大隊副官。昭和17年8月、陸軍中尉。昭和19年9月、野砲兵第三連隊第一大隊指揮班長。昭和20年1月、野砲兵第三連隊第一中隊長。昭和20年8月、陸軍大尉。昭和21年2月、復員。