戦後を戦後以後、考える ノン・モラルからの出発とは何か 岩波ブックレット・452
天皇の戦争責任 昭和天皇に戦争責任はあるのか、ないのか。 3人が座談会の形で集い、「対決バトル討論」を行いました。 加藤典洋、橋爪大三郎という今日の対立の論客に、竹田青嗣が行司役である。これに対して竹田は、天皇の戦争責任は、現在の基準から考えるべきなのか、当時を基準とすべきなのかと議論を整理する。を認めつつも、今に続く戦争責任への国民の感情的シコリを指摘し、理解するだけでは解決できないと切り返す。 天皇の戦争責任問題は、これまでの「責任あり」「責任なし」という二者択一の議論に収斂(しゅうれん)し、論者の政治的帰属を確認するだけでそうなることは少ないしかし、加藤、橋爪にとって、どちらの立場つかは問題の中心をなしていない。 、どのような問題設定を行うべきかという、思考の実験をどちらも競っている。新しい視点と切り口に満ちた、特に若い人にぜひ読んでもらいたい1冊である。
<戦後日本国家>という問題 : この蛹からどんな蛾が飛び立つのか
理解することへの抵抗 <加藤典洋の発言 / 加藤典洋 著 3>
「天皇崩御」の図像学 : 『ホーロー質』より <平凡社ライブラリー>
「天皇崩御」の図像学 : 『ホーロー質』より <平凡社ライブラリー>
現代思想 1995年11月号(23-12) 特集 民主主義という問題 (民主主義という問題/民主主義の両義性 クロード・ルフォールと「政治哲学」の可能性/今なぜ市民権か?/戦後50年、参政権喪失の半世紀 旧植民地出身者の政治参加を求めて)
理解することへの抵抗 <加藤典洋の発言 / 加藤典洋 著 3>
spore vol.2: A Day In The Life
日米交換船 [単行本] 鶴見 俊輔、 加藤 典洋; 黒川 創