倉本一宏 編、思文閣出版、2024年03月、696p、A5判
約四百年にもわたり、貴族が栄華を誇った平安時代。平和な世から武士が発生し、政権を樹立するまでに至ったのはなぜか? 貴族たちはなぜ武家政権の成立を許したのか? そして武家政権下で公家が存続できたのはなぜか?
「貴族と武士」という日本史の最重要テーマを、古代・中世・近世・近代・東洋史の研究者約40名が集い議論する。
目次
第1部 古代(摂関期の武人と貴族/摂関期における武者の「優免」 ほか)/第2部 中世(武士論の成果と課題/平安末~鎌倉時代の摂関家と武家勢力 ほか)/第3部 近世・近代(近世前期、「首都」江戸の京都文化の摂取に関する考察ー権力都市・政治都市の権威化/萩藩毛利家における公武婚 ほか)/第4部 武士の国際比較(中国における文と武ー侠と武人、門閥貴族、士大夫・郷紳と文人/武と文ー馬上で天下を治むるをあたわず ほか)
納入までに三週間ほどかかります。