戸張弧雁 著、版画社、大正11 (1922年) 初版、図版17点+本文23p、22cm
大正11 (1922年) 初版。正誤表1枚。表紙の図版は貼り込み。
本文含め、全体的に経年によるヤケがあり、綴じにやや劣化が見られます。表紙に斑点状の微シミ・背に部分的に裂けや欠落・一部にシワ・くすみ汚れ等、経年による傷みがあります。また表紙は本体より5mmほど幅が短くなっております。裁断面にスレやシミ、見返しや本文全体的に古書特有のシミがあります。
尚、裁断面の不揃いは装幀によるものと思われます。
●英文タイトル:How to make prints by Kogan Tohay
●表紙に「drawn, block-cut & printed by author」とあり
●巻頭に「新木版法と旧木版法」とあり
●挿絵目次
・1: 玉乗り (木版画)
・2: 稲村の秋
・3: 千住大橋の雨
・4: 白きベット
・5: 雛
・6: 化粧
・7: 御宿の浜
・8: 画室
・9: 山の木車
・10: 裸体
・11: 麻の葉
・12: 玉乗分解画教稿 (木版画)
・13: 同:墨 (木版画)
・14: 同:紅 (木版画)
・15: 同:朱と群青 (木版画)
・16: 同:袋赭と草 (木版画)
・17: 用具
*No. 1、12-17の計6枚は木版画擦り (No. 12-17は、No. 1「玉乗り」の刷工程です)
●記事目録
・製版
・刷
・附録:版画に就て (みづゑ創作版画号より)
●戸張 孤雁 (とばり こがん, とはり こがん、1882-1927)
彫刻家、版画家、挿画家。本名は亀吉。
青年期には荻原守衛の跡をついだ彫刻家であり、創作版画の草分けの一人でしたが、1910年代に「孤雁新東錦絵会」を創設。自作の版画の頒布会を開催し、浮世絵の技法による新版画も残しています。洋風挿絵の先駆者としても知られています。
色調による量感の表現や輪郭線を使わず、独自の流動感を示した孤雁の没骨調の版画が最大の特色とされています。
代表作に「千住大橋の雨」「化粧」「女」「淵」など。
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