泉田瑞顕、言霊社、昭和63年、140p、21cm
上製本・140頁。新古本。
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本書は、「霊の礎」 「霊問答」「神がかりについて」の三部によって構成される。
第一章「霊の礎」は、出口王仁三郎により伝えられた霊界、輪廻転生の実相、人生のあるべき姿が、 神幽・現三界にまたがる視点で記されている。 この文中では死後に高天原で安住をするための生活がどういうものなのか、対極にある根底の国に落ちないためにはどうしたらよいのかが伝えられている。 高天原
での安住のためには、一切の現界的情欲を絶ち、 神や仏へ敬虔の想念を送ることが、修行のあるべき姿なのではない。 現実生活で生業を修したうえで、道徳的な暮らしを送ることで霊的生
涯を全うすることが出来るとされている。
第二章は雲龍命の伝達とされる「霊問答」である。雲龍命とは三雲龍三の正守護神であり、三雲龍三は泉田瑞顕の前に琵琶湖で神業をしていた大本信徒である。この琵琶湖の神業は、昭
和十三年、辻正道とともに丹後の籠神社奥宮の真名井神社に参拝した三雲龍三に真名井竜神・雲龍命が懸かり、『龍宮神示』が伝達されたことから始まった。 「霊問答」は神業奉仕の上で
の迷いや、生きることの意味を真摯に問う三雲龍三に対して、正守護神である雲龍命が内流によって答える歌である。
この問答は救世経綸に参画する人であれば、実に誰にでも当てはまり、その心の支えとなるであろう。
第三章「神がかりについて」は、泉田瑞顕による若者への警告である。 見えないものが見えたり、感じたりする能力に長けることが、優れた霊能者であると誤解を受けがちであるが、本書では決してそうではないと否定している。世に言う多くの神がかりは実は狐狸や野天狗の類によるものがほとんどであるのだ。正しいアプローチによる正しい「神がかり」を身に着け、神人合一しなければ世の大峠の大変において、救世主の聖霊(大天使)とともに大神業に参加するこができない。世に言う「神がかり」とは全く次元が違うのだ。
正しい「神がかり」を身に着けるためには「副守護神」に憑依する霊を言霊により改神させる必要がある。本書には神業奉仕の上での心構え、迷った時の指針、救世経綸の方向性が記さ
れている。 「一厘の秘密と仕組」に奉仕せんと願う方のみならず、霊学を広く学ぼうとされる方にとっても必携の書である。
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