林田治男 著;石川九楊 装幀、ミネルヴァ書房、2009年初版1刷、xx, 338p、22cm
2009年初版1刷。カバー・帯付属。定価:6,000円+税。
カバーにややヤケ・部分的に薄いくすみ・数点の微汚れ・上端に微スレ、帯の一部に微スレがあります。それ以外は特に問題はありません。
●シリーズ名:Minerva人文・社会科学叢書, 155
●内容説明
英国のレイ裁判記録やパークス報告など第一級資料を掘り起こし、日本側資料と突合せて精査し、明治初期の「近代化への模索と苦闘」を丹念に跡付けている。大隈や伊藤など多様な人物が登場し、舞台が複雑に絡み合って筋書きは幾度も変転していった。まさに壮大な歴史劇が展開されていた。本書では往時の日英の資料に基づき、斬新な視座から解釈を試みており、日本の鉄道草創期の研究の再構成を促すだけではなく、維新史の新たな側面も提起している。
●目次
第1章 ポートマン免許への対応と来日前のレイの行動
第2章 レイ契約の成立過程—鉄道導入と借款
第3章 英国でのレイの行動—資金調達と利権配分をめぐって
第4章 レイへの疑念から契約破棄までの日本政府の行動
第5章 解約への道程—レイとの関係を清算
第6章 関係者の関与—パークスとロバートソンを中心に
第7章 自立化をめぐる模索と確立の過程—公債継承からオリエンタル銀行倒産まで
第8章 総括と展望—レイ、オリエンタル銀行、上野景範の功績をめぐって
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