村岡花子 装丁・細島昇一 浅野志賀子記念文庫(昭和3年開校の千葉県大原高等女学校・現在の千葉県立大原・・・
四六判 「正直なところ、私は随筆集とか随想集とかいふものを作らうなどとは、この年月考へたことはありませんでした。女性がその生涯のさまざまな時代に(娘として、妻として、母として)感じることや考へることは、結局、誰でも同じやうなもので、ことさらに、書物の収めて遺して置く必要はないと、こんなふうにしか思へなかつた私が、ふつと気を変へて、去年の夏、世に送つたのが「母心随想」ですが、それに依つて意外に大きな反響を得、今更のやうに「人生至る所青山あり」の感を深うしたわけです。それで、今度は素直に、書肆の言葉に従つて、第二随筆集「心の饗宴」を編みました」(序 より)「ゆかた挿話」「映画随想」「マイク綺談」「幼き日のこと」「エミリイ・デツキンソン」「パアル・バツクの母」「南への旅」「甲斐路にて」「台所の窓から」「地方の書店」「電車の中、バスの中」「日本のグリム」「靖國の子等」「逝きし子」「未亡人の生活」「虚飾を捨てた娘たち」「子供のない家」「良き企画」ほか 見返しに浅野志賀子記念文庫マーク貼り付け 扉に浅野志賀子記念文庫印あるものの保存良好
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