此君庵、富田屋書店(名古屋市中区)、大正3年8月、1冊
天地9.3㎝×左右6.2㎝ほど 34P 「太郎は学校の先生から、色々のお話を聞いて、一度は遠い海の外へ、愉快な旅行が、して見たいと思つて居りました。ちやうど学校が、一週間ばかり休みになりましたのを幸はひに、豫てこしらへて置いた、太郎式といふ飛行機に乗り込みまして、先づ海の南の方にある、小人嶋を志して、プロペラーの音勇ましく出発をいたしました。」(中略)「其の年に、東京では大正博覧会が開かれました。太郎は、小人嶋で生捕て来た、小さい人間と、軍艦とを、参考品として、出品致しまして、大層な名誉を博しました。めでたしめでたし」
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