二反長半 著、すばる書房、1977年初版、222p, 図版 [9] p、22cm
1977年初版。カバー付属。
若干古書臭があります。カバーにややスレ・一部にシワやシミ等の使用感があります。また巻末見返しに紙を剥がした跡、小口上部に薄いシミ、本文40ページほどに鉛筆による線引き (一部書き込み) があります。
●二反長音蔵の肖像あり
●二反長 音蔵 (にたんちょう おとぞう、1875-1951)
農民・農業技術者。
阿片の材料となるケシの日本国内栽培に尽力し、「日本の阿片王」と称されました。旧姓は川端。
台湾総督府要人の後藤新平のバックアップのもと、大阪府三島郡福井村(現在の茨木市)でケシ栽培を開始。以後ケシの栽培技術と品種の改良に努め、モルヒネ含有量が従来品種の数倍多い三島種を開発しました。
昭和戦前期に日本は満州・朝鮮・内蒙古などの植民地・占領地でケシを栽培してアヘンを製造し、これが軍部の収入源となっています。ケシ栽培の技術指導に努めるとともに阿片販売にも携わます。
著作に『ケシ栽培及阿片製造法』など。
●著者:二反長 半 (にたんおさ なかば、1907-1977)
小説家・児童文学作家。
本名は二反長半二郎(にたんちょう はんじろう)。父の音蔵は「日本のアヘン王」と呼ばれた製薬業者。
高等女学校の教師となるが、中学時代の同窓だった川端康成と大宅壮一への憧れから文筆業に転じました。児童文学も手掛けるようになり、1939年に川端・大宅・井伏鱒二・宇野浩二・小川未明・坪田譲治・豊島与志雄・村野四郎と少年文芸懇話会を結成。『少年文学』を発行し、戦時中の厳しい世相の下で児童文学の創作を続けました。
日本児童文芸家協会常任理事や日本児童ペンクラブ会長を歴任。創価学会とも関わりを持ち、池田大作に児童文学の創作を勧めたとも言われています。
著書に『大山元帥』『間宮林蔵の探検』『アンデルセン 童話文学の王』『二反長半作品集』『若き池田大作』など。
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