開成所原著 名雲純一編 堀孝彦序(堀達之助玄孫)、2007年
■商品詳細
【書名】 英和對譯袖珍辭書原稿影印
【巻冊】 1冊
【著者】 洋書調所発行 堀達之助他編 名雲純一編 名雲書店刊行
【成立】 文久二年江戸開板・慶應二年江戸再版 平成19年発行 限定200部
【装釘】 上製マーブル紙
★ 嘉永6年にペリーが来航して英語の学習が急務となり江戸幕府が日本中から優秀な蘭学者や科学者を集めた機関、蕃書調所(洋書調所→開成所)が200部を編纂刊行した日本で最初の英和辞書『英和対訳袖珍辞書』(文久二年刊)の原稿と慶応二年に再版された原稿の一部を原寸カラー印刷で復元したものです。
★ 編纂の中心人物は堀達之助で、堀は浦賀で浦賀奉行所の与力・中島三郎助と共に小舟で黒船に近づき、「"I can speak Dutch!"」(私はオランダ語が話せる)と叫んだそうです。これは米国側の公式記録となっており、これが外交公式資料に残る日本人最古の英語とされています。
★ 原稿は全体量は文久二年初版が3%、再版が約8/1(122頁)
★ 2007年の春、古書市場の片隅にひっそり置かれていた出品物の中から発見しました。
★ 初版は200冊印刷された記録があるそうですが、世界に18冊しか現存していません。
★ 日本に天理図書館や早稲田大学図書館など15冊・海外では大英図書館(外山正一旧蔵本)、アメリカのリーハイ大学とドイツのグーテンベルグ博物館の3冊とされています。
★ グーテンベルグ博物館に所藏されている1本は奇しくもこの原稿が発見された同年2007年に発見されました。しかも常設展示されていたそうです。その1本はそれまで行方不明だった、明治から昭和初期にかけての大蒐集家の林若樹の旧蔵本だったことが分かりました。1940年、グーテンベルグ発明500年記念博覧会が開催された際に、日本帝国がドイツナチス政府に、日本を代表する印刷物として百万塔と一緒に寄贈されたものだったことも分かりました。
★ 再版の原稿は初版の校正刷りまたは試し刷りが使用されていて未裁断であり、初版が刊行される以前の初刷りとしても貴重な資料となっています。
★ この原稿の発見とこの複製版により多くの研究者により調査研究が重ねられており今後の研究の発展が期待されます。
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