志村泰治、西遊記・出版(大分)、1995年、393p
カバ=(ヤケ)有り。 帯=有り。 小口=経年並。 頁=「書込み無し」と査定。 旧定価1700円 挿画・中沢潤一郎 / 嘉永元年(一八四八年)豊後別府の僻村で、しま屋亀吉、長洲のかめ吉という奇しくも同じ名の少年が出会うところから舞台は始まる。彼らに新選組の永倉新八、尊皇派の宮部鼎蔵、伊藤俊輔(博文)、井上聞多(馨)、清水治郎長、蔓延するコレラに立ち向かう豊後の赤ひげ矢田淳らが複雑に絡み、人間群像の曼陀羅のなかに読者をひきこんでしまう。息もつかせぬ面白さである-(貞永方久・解説より跋)―帯文ウラ。 / 拾い読みの印象ですが、別府を舞台にしたヤクザの話です。(なお、「ヤクザ」という文言は作中に多数出ています) / K913.6