民族政治の基本問題 わたしは、本書の結論で大東亜建設の道議眞秩序と大西洋憲章とを彼是対比しつつ、インドの独立運動、比島・ビルマの独立に関節言及し、大東亜法秩序の構成原理に及んだ(第4編)。 今や大東亜の道議眞秩序が建設されるか否かは、世界史が進歩するか転落するかの岐路である。渡すは、特に民族政治の場面より、この現時決戦下の基本問題を本書で取り扱ったq。本書を「民族政治の基本問題」とせるのも、この理由からである。 少18年12月 太平洋協会に於いて 平野義太郎
[7点] 調査時報 : 第5号、第14号、第15号、第16号、第17号、第18号、第19号
会報 第参拾四號(34号) 一高同窓会 春期大会予告 ナチスの教育を覗いて・斉藤富太郎 黒龍江遡行記・横尾安夫 向陵の思ひ出・朝永研一郎 他
科学人 昭和16年3~7月、17年6月(第1巻第1~5号、2巻6号) 計6冊―宇宙線の話(仁科芳雄)、スポーツと科学(三枝彦雄)、煙突の話(上野喜一郎)、日本技術史覚書(三枝博音)、数学遊戯の常識(松田道雄)、汽車賃金の計算法(中野洋三)、車輪の小さい歴史(田代庸)、フロイドと実生活に於ける応用(麻生武雄)、苦力雑話(野口尚一)、嗚呼オスカル・ロイブ先生(麻生慶次郎)、民族研究の基礎(横尾安夫)、列車の座席の方向に就て(高折茂)、古在先生の業績(安藤広太郎)、原子核物理実験に於ける武器について(川ノ上迪之)、爪哇の追想(松村松年)、近世科学の成り立ち(菅井準一)ほか