谷口眞子著、吉川弘文館、令4、7, 425, 24p、22cm
カバー背上下端わずかにヨレ 概ね美本
【目次】
序論. 創られた葉隠像の解体に向けて
1.葉隠成立の軌跡と山本常朝の奉公観
山本常朝の略歴と葉隠の奉公観 / 山本常朝の古今伝授奉公―和歌を通じた公家との交流 / 歴代藩主へ提出した常朝の意見・異見・諌言 / 葉隠成立と鍋島直茂百回忌―中野家・山本家の危機
2.読み替えられていく葉隠―ナショナリズムと郷土愛のはざまで
明治~昭和初期の葉隠抄本・全集本の刊行 / 一九三〇年代の佐賀における葉隠の顕彰と学校教育 / 一九三〇年代の日本における葉隠の普及過程 / 日本精神としての葉隠―戦陣訓発布から特別攻撃隊へ
結論. テクストとしての葉隠と書物としての『葉隠』