名雲純一編、名雲書店、令和4年4月15日、410ページ、B5判/上製・上質紙・カバー装釘
■商品詳細
【書名】 琉球事件・八重山宮古郡各村字名鑑・ペルリ水兵事件
【巻冊】 B5判/上製・上質紙・カバー装釘・410頁
【著者】 名雲純一編
【成立】 令和4年4月15日
★ 琉球王国末期の二大事件(ペリー艦隊首里城砲撃未遂事件・琉球王国滅亡事件)八重山・宮古260年来の悲願人頭税廃止に至った画期的事業の一記録
★ 琉球事件 松井順時編 明治13年刊
明治12年に明治政府が琉球王国を侵攻した琉球処分(琉球事件)直後にその顚末と琉球文化風俗を記録した刊本である。清国の李鴻章は世界旅行中の前アメリカ大統領グラントに日本の琉球処分の仲裁を依頼した。大河ドラマ青天を衝け終盤に登場したグラントは清国から重大な問題を預かっての来日となり伊藤博文らと会談した。
★ 八重山宮古 郡各村字名鑑 臨時沖縄県土地整理事務局測量課編 明治36年3月
明治4年に明治政府は廃藩置県を開始したが、明治5年に琉球王国をあえて琉球藩と命令して制圧した。そして遂に明治12年に琉球処分を下して沖縄県として琉球王国を滅ぼした。明治政府は国王を東京に連行して幽閉、二千人に及ぶ士族を失職させて琉球の人民から猛反発を受けた。反発を受け明治政府は地租改正を行わずに琉球の旧慣制度をそのままに存続した。日清戦争の勝利により沖縄県をゆるぎないものとした明治政府は明治32年に税制土地制度を本国と統一しようとしたのである。その役割を担ったのが大蔵省管轄の「臨時沖縄県土地整理事務局」だった。それには土地を個人所有として地名を特定する必要があった。明治36年に事業が完了して八重山と宮古の島民を267年間も苦しめ続けた人頭税が遂に廃止されたのである。収録字数は八重山が474・宮古が845にのぼる。
★ ペルリ水兵事件 琉球のペルリ 石野径一郎自筆原稿・400詰原稿用紙57枚
4度も映画化された不朽の名作『ひめゆりの塔』を著した沖縄県出身の作家、石野径一郎の未刊の新出原稿。江戸末期ペリー艦隊が来航した際に一等水兵が那覇の街の民家に押し入り泡盛で泥酔して婦女暴行を働き島民らの殴打により殺害された事件の真相に迫る歴史小説。水兵は溺死に偽装されペリーが激怒して首里城を砲撃される国家的な窮地に陥るが8年間琉球に滞在していたユダヤ系イギリス人宣教医師ベッテルハイムの機転により琉球王府が救われた物語。
★ 迅速丁寧な発送を心懸けております。
★ 海外発送も迅速に対応いたします。
★ ご注文はインターネットからではなくても、電話・ファックス・ハガキ等でも承ります。ご遠慮なくお申しつけください。
★ クレジット決済のお客様は別途クレジット決済が行えるメールをお送りいたします。
★ お振り込みをご希望のお客様は大変お手数ですが必ずお振り込み方法をご連絡くださいませ。
★ 仕方なくインボイスに対応しています。