鈴木覺, 福本直之, 原野昇訳、白水社、1994年初版、505p, 図版 [4] p、20cm
1994年初版。カバー・帯付属。定価:5,800円。
巻頭見返しに蔵書印1点がありますが、それ以外は良好な状態です。
●統一タイトル:Roman de Renart
●別タイトル:Le roman de Renart : édité d'après les manuscrits C et M
●校訂本 (Tokyo : France Tosho, 1983-1985) の抄訳
●内容説明
本書は、十二世紀後半から十三世紀にかけて主に北フランスで作られた動物叙事詩。二十話を収録する。各話共通の主人公はルナールという名の狐で、この狐がいろいろな動物や、領主、騎士、僧侶などに悪知恵を働かせ、騒動を引き起こす様を明るく陽気に描いている。随所に風刺を盛り込んだ韻文物語。
●目次
第1話 ルナールの誕生と子供時代
第2話 ルナールが荷車の魚を失敬した話
第3話 ルナールがイザングランを出家させた話
第4話 ルナールがイザングランに鰻釣りをさせた話
第5話 ルナールが雄鶏シャントクレールを捕まえた話
第6話 ルナールがティベールの尻尾をちょん切った話
第7話 ルナールがイザングランの弟プリモーを坊主にした話
第8話 イザングランがルナールを国王の宮廷に告訴した話
第9話 ルナールが熊のブランに蜂蜜があるとだました話
第10話 ルナールが染物屋になった話
第11話 ルナールが旅芸人になった話
第12話 ルナールの女房とイザングランの女房が喧嘩した話
第13話 ノーブル王がルナール、イザングランと獲物を分けた話
第14話 ルナールが烏のティエスランからチーズをだまし取った話
第15話 四十雀とルナールの舌戦
第16話 ルナールがイザングランを井戸にはめた話
第17話 ルナールとイザングランの決闘
第18話 熊とルナールと農夫リエタールの話
第19話 ルナールが医者になった話
第20話 ルナールの死
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