最前線 <ユリイカ叢書> 『グアンタネモ』以来の沈黙をやビッテ放つ、毒にみち溢れる鬼才・岩田宏の問題作! <ユリイカ叢書> 大岡信 氏評・・・・・『最前線』にはますます凄味を帯びてきた岩田宏がいる。これからの詩と散文の中で底光りしている孤独できびしいまなざしは、人をたじろがせるに十分だ。しかし、そのまなざしにぴったりかさなり、むしろそれを養ってさえいるものが、岩田の本質的なやさしさであることこそ、これからの作品の真の凄味をなす。絶望に耐えて生きること。すなわち<最前線>で今生きつつあること。その証言がここにあり、綿には胸をつかれつつよむ。
音楽の根源にあるもの <平凡社ライブラリー> <平凡社ライブラリー>