阿川 弘之、新潮社、昭和41年 第3刷 327 p ; サイズ(cm): 20 x 14、1
戦争反対を主張しながら、自ら対米戦争の火蓋を切らねばならなかった悲劇の提督の人間像を余すところなく描き、激動の昭和史を書きとめた、阿川弘之畢生の力作! ─すでに半ば神話化されている元帥山本五十六は、「生きている銅像」のような‘軍神’ではなかった。真珠湾攻撃を企画した天才的な司令官であると共に、賭けごとの名人であり、花柳界の人気者であった。作家阿川弘之氏の筆は、この日本海軍史上最大の英雄の赤裸々な人間像を描いてあますところなく、「太平洋戦争裏面史」としての記録的価値も大きい。─ 大宅 壮一
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