新俳句・自選句集（合同句集）世に生きるもの　西垣卍禅子他　初版　青桃詩社　昭和11年

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• 解説 西垣卍禅子「生活三十代」■葬式に出かく畑のうへを飛行機落ちないものか、昼間死を脳味噌にひつかてゆく
  加藤花臥衣「くらし」■夜業がつづく如月のいつまで貧しい夫婦だらう
  牧野秋風嶺「駒鳥」■この女の頬紅は濃すぎると思ふ春雪はれてきた夕暮
  前田明星「愛着の既死」■夕は魚泥に酔った如くふらふら土工達皆んな人間
  箕輪十三「桃の花」■無造作に生きる人達の家に桃の花幾枝を壺にさし
  福島農夫男「田に住むもの」■都会にも田がある畑がある櫻咲かうと人が出やうと百姓休みのないくらし
  19×16㎝　並本
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