三国六朝の陶俑 : 天理ギャラリー第69回展

￥1,500

• 著者 天理大学附属天理参考館 編
• 出版社 天理ギャラリー
• 刊行年 1984.7
• ページ数 1冊 (頁付なし)
• サイズ 26ｃｍ
• 解説 はじめに
  秦の始皇帝陵兵馬坑から出土した1000幅をこす
  群の中から、 優品の若干が海を越えて、 わが国
  にも出品展示され、 中国古代社会がつくりだした
  特異な遺物である桶 土人形への関心がにわかに
  高まってきた。 当館ではすでに1981年は 「漢唐の
  動物俑」 を、 昨年は 「漢代の人物俑」 をテーマと
  する第59回 第66回ギャラリー展を催して いわ
  ば俑への興味をひきたてる幕開的な役割をはたし
  てきた。
  そこで今回の展示も漢代に続く、 三国六朝時代
  の俑を主なテーマとすることとした。 中国史では
  魏晋南北朝とも称している時代であるが、 文化史
  的な総称としては、 六朝時代の呼称が長くつかわ
  れてきたし。 また短命な王朝の治乱興亡 貴族文
  化の熟爛化といわれる時代杷にふさわしいのでは
  あるまいかと考えて、 三国六朝を使用することと
  した。 何卒御清鑑下されましょう。
  昭和59年7月27日
  天理参考館
  薄ヤケ