ねりまの美術　1994 (平面とイメージの魅惑)

￥810

• 出版社 練馬区立美術館
• 刊行年 1994
• ページ数 111ｐ
• サイズ 26ｃｍ
• 解説 ごあいさつ
  練馬区に関係の深い作家と作品を紹介してきた「ねりまの
  美術」シリーズも、 今年で8回目を迎えました。 今回は、『ね
  りまの美術 '94 一平面とイメージの魅惑一」と題し、 絵画・ 平
  面造形の分野から現在最も旺盛に活動を展開している
  住作家のかたがた8名の作品を展示します。
  動物や植物の具体的イメージを展開したものから純粋な
  抽象造形、 また写真や版画を応用したもの、 切手の形式を
  使用するものなど、 今回紹介する作家のかたがたの表現方
  法は、 実に多彩です。 それは、現在の絵画的表現の多様
  性をそのまま表しているのです。 しかし、それとともに絵画的
  表現の基本である平面とイメージの問題を制作の原点に置
  いていることを見逃すことはできません。 このような意味で、
  多彩な表現は、各々の作家がそれぞれに絵画というものの
  在り方を問いかけた結果そのものであると言えるでしょう。絵
  画・平面の問題を個性的に解釈し、充実した作品を制作し
  ておられる作家のかたがたの作品は、 また、 私たちに新しい
  絵画的表現の魅力を再確認させてくれるはずです。 今回の
  展覧会が、 出品作品のみならず現代の造形の在り方を考え
  る重要な機会となることを願ってやみません。
  末尾ではありますが、 各出品作家はもとより、 展覧会開催
  のためにご協力を惜しまれなかった関係者各位に対して深
  く感謝いたします。
  1994年2月　練馬区立美術館
  状態：表紙少薄ヤケ