伊東深水展

￥1,600

• 著者 読売新聞社 編
• 出版社 読売新聞社
• 刊行年 1993
• サイズ 30ｃｍ
• 解説 ごあいさつ
  大正・昭和期の美人画の巨匠、 伊東深水画伯の回顧展を開催いたします。
  画伯は、一八九八年に深川で生まれ一三歳で鏑木清方に入門、わずか一六歳で院展に、帝展
  その翌年には文展に入選するなど早くからその才能を認められました。以・
  降、文展・そして日展の中核メンバーとして活躍、一九五八年には日本芸術院会員に推挙されました。
  七四歳で没するまで日本画壇の重鎮として不動の地位を占め、また私塾を開設し後進の育成にも精力的に尽くしました。
  浮世絵歌川派の流れを汲む最後の画家と称された画伯の、流麗でかつ力強い線と透明感
  のある肌色は、近代美人画に新境地を開きました。そして単に女性の理想の姿美だけでは
  なく、旺盛な追求力と鋭い感性で時代の風俗・流行をも描き込み、モダンで品格ある画風をつくりあげました　一九九三年な美人画」と
  本展は、その高い芸術性とともに、「浮世絵の伝統を今日に継ぐ庶民
  広く一般にも親しまれている画伯の神髄を、没後二〇年を経た今日、
  代表作約七〇点で偲ぶものです。晩年までの
  本展開催にあたり、貴重な作品を出品くださったご所蔵家、関係各に厚くお礼申し上げます。
  主催者
  状態：良好