静岡市立登呂博物館

￥1,200

• 著者 静岡市立登呂博物館 編
• 出版社 静岡市立登呂博物館
• 刊行年 19--
• ページ数 32ｐ
• サイズ 26ｃｍ
• 状態 中古品
• 解説 展観について
  特別史跡登呂遺跡は、弥生時代後期の遺跡として世に
  広く知られ、 すでに学術的ばかりでなく観光の面におい
  ても大変重要な役割をはたしてきている。それは、集落
  跡 水田跡 森林跡などからなり、 多くの遺物も発掘さ
  れ、日本の農耕生活の古い姿をいろいろと教示してくれ
  るのである。わたしたちは、恵まれた近代生活を営むが、
  これは一朝一夕に始まったわけではなく、 登呂遺跡でみ
  られるような古代からの伝統のうえに成り立っているの
  である。 そこで、わたしたちは、なお一層の発展進歩を
  するために、いま一度祖先の歩んだ道をふりかえってみ
  る必要があるであろう。
  本館では、 登呂遺跡内に存することを意義づけるため
  に農耕文化を中心にした展観を主旨とすることにした。
  そして、展示は時代の移りかわりを考古・歴史資料によ
  って、 また地域の拡がりや生活の差は民俗資料によって
  行ないやさしく理解できるように配慮した。 もちろん、
  資料もまだ充実しているとはいえないが、それは今後の
  努力で漸次補って行きたい。
  少ヤケ