The Principles of Art（芸術の原理）

￥3,000

• 著者 R. G. Collingwood（ロビン・ジョージ・コリングウッド）
• 出版社 Oxford at the Clarendon Press
• 刊行年 1963年
• ページ数 347ページ
• サイズ ソフトカバー
• 解説 英語。購入日の記載あり、蔵書印あり。値札のはがし跡あり。経年のシミ、ヤケあり。書き込みなし。R. G. Collingwood（1889–1943）はイギリスの哲学者・歴史家で、特に芸術哲学と歴史哲学における貢献で知られています。彼はオックスフォード大学で教鞭をとり、「心の哲学」「歴史の哲学」、そして「芸術の哲学」に関する洞察で有名です。『The Principles of Art』は、芸術の本質についての哲学的考察を展開する重要な著作です。この本でコリングウッドは、以下のような主張を行っています：
  • 芸術は表現である：芸術は「感情の表現」であり、「想像的表現」によって人間の内面を明らかにするものである。
  • 魔術（magic）、工芸（craft）、娯楽（amusement）と芸術を区別：芸術とは純粋に表現的行為であり、単なる機能や快楽とは異なるとする。
  • 芸術の役割：芸術は個人的感情を公的な言語で共有可能にし、人間の自己理解を深める営みである。この本は、20世紀前半のイギリスにおける芸術論の金字塔とも言える著作であり、特に「芸術の表現主義（expressionism）」の立場を哲学的に洗練させた重要なテキストとされています。