Le Triomphe du livre Une histoire sociologique de la lecture dans la France du XIXe siècle 書物の勝利――19世紀フランスにおける読書の社会史

￥2,000

• 著者 Martyn Lyons
• 出版社 Promodis Editions du Cercle de la Librairie
• 刊行年 1987年
• ページ数 302 pp.
• 状態 中古品（並）
• 解説 フランス語。書き込みなし。天地小口に経年のシミ、ヨゴレあり。表紙に痛みあり。本書『Le Triomphe du livre（書物の勝利）』は、19世紀フランスにおける読書の社会史・文化史を探求する研究書です。イギリスの歴史家マーティン・ライオンズによって書かれ、主に以下のテーマを扱います：
  • 読書行動の変容とその社会的要因
  • 印刷技術の進歩と出版産業の拡大
  • 初等教育と識字率の上昇
  • 新聞・雑誌・大衆文学の普及
  • 都市と農村における読者層の違い
  • 読書をめぐる道徳的・宗教的・政治的な規制や議論
  
  つまり、この本は「誰が」「どのように」「なぜ」読書を行うようになったのかという問いに、具体的な統計資料、出版物、読者の証言などをもとに答えようとする、非常に実証的かつ社会学的なアプローチを取っています。
  
  ⸻
  
  歴史的意義：
  
  この書は、**「読書の社会史」**という分野において重要な位置を占める著作であり、Roger Chartier（ロジェ・シャルティエ）やRobert Darnton（ロバート・ダートン）らと並び、書物と読者の関係の変遷を探る研究潮流に属しています。