近世絵図地図資料研究会 (編集)、科学書院、1996/6、11袋(617枚)
本地図集成(第I期)の特色
(1)江戸時代の政治・経済・文化・地誌・学問を研究するための基本資料集成----基本資料としての江戸時代の地図群を網羅して集大成。
(2)丁寧でかつ精密な編纂方式を採用----原図の内容水準を確保し、閲覧と研究を容易にするために、A2版及びA1版の黒白版で複製。日本全国を十二地域に分割し、地方史研究にも対応できるものとした。
(3)さまざまな分野で活用できる資料集成---地図学のみならず、歴史学、文学などの分野でも活用可能。
(4)内容の理解を容易にするために、附録として、『近世絵図地図資料に関する書誌的データ一覧』(仮題)を作成。これにより、天正年間以降に作成された地図群の詳細な内容が俯瞰できる。
本誌の内容
●この『近世絵図地図資料集成・第I期』第I巻は、93項目、617枚で構成されています。1項目につきひとつの番号が与えられています。
●掲載した全地図群の詳細な情報を検索することが可能な「『近世絵図地図資料集成・第I期』を検索するためのデータ一覧」(仮題)を作成致します。今回は、第I巻のデータのみを検索可能な一覧表のみを作成することになりましたので、ご了承下さい。
●この『近世絵図地図資料集成・第I期』第I巻は、A1版の袋5個とA2版の袋6個の中に、全部の地図が収められています。A2版の袋を(A)、(B)、(C)、(D)、(E)、(F)、A1版の袋を(G)、(H)、(I)、(J)、(K)、で表示します。
●読者の便を考えて、線と文字を出すことに留意し、地図は拡大したものもあります。
●仕上がりのサイズは、A1もしくはA2版で、製本は不可能のゆえに、11個の袋に収納し、それらをケースに入れました。
●配列は、右から左、そして、上から下を原則としました。例外のものもあることを、ご考慮下さい。
●被差別部落、地名及び人名の俗称などに関しましては、本田豊先生(東京都立大学)のご校閲を仰ぎ、学術的な一次資料という観点から処置致しました。
●この『近世絵図地図資料集成・第I期』第I巻の刊行に際しましては、国立公文書館内閣文庫、市立函館図書館、金沢市立玉川図書館、の許可のもとに刊行することになりました。
納入までに3週間ほどかかります。