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「和訓押韻 天正20年奥書」の検索結果
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和訓押韻 天正20年奥書

名雲書店
 群馬県高崎市八千代町
2,750,000
細川幽齋著 奧書「天正二十 辰壬 歳季春上澣 春龝五十九 幽齋玄旨判」、序文6丁目録1丁本文80丁、・・・
★ 戦国時代から安土桃山時代の武将で肥後細川家の祖、細川幽齋が著した漢和連句の韻書の嚆矢とされる『和訓押韻』の古写本です。
★ 細川幽齋、號、幽齋玄旨は足利将軍や織田信長に仕え、本能寺の変、以降は千利休とともに豊臣秀吉の側近の文人として寵遇され、慶長5年、丹後田邊城を石田三成軍に囲まれたとき、古今伝授、歌道の滅亡を恐れた後陽成天皇が綸旨を発して三条西実条・中院通勝・烏丸光広が勅使となって石田三成軍から救出するほどの戦国時代最高ノ大教養人、文化人でありました。
★ 『和訓押韻』の伝本は非常に稀覯で、川瀬一馬氏『訂増古辞書の研究』(昭和30年刋)では「在来知られないもので、古写本を以て元禄頃に伝写した田村右京太夫宗永旧蔵の一本を見るのみである。」としています。
★ 約40年後の平成7年に研究発表された木村晟氏の「『和訓押韻』の本文系統資料篇」によると現存の伝本は熊本大学図書館所藏の細川家北岡文庫本(永青文庫)(以下「北岡本」)・島原図書館所藏の島原藩主松平家の松平文庫(以下「松平本」)・奈良の古書蒐集家阪本猷氏の龍門文庫本(以下「龍門本」)・天理図書館所藏古義堂文庫の無刋記本(東涯書き入れ本)・同じく正保二年刋本(仁齋書き入れ本)・京都大学所藏近衛文庫の正保2年刋本(仁齋書き入れ本と同種本)・天理古義堂文庫の写本(正保二年刋本の写し)であるといいます。その研究では系統が図示され「北岡本」にのみ天正二十年三月書写の識語を有し、「北岡本」が最も古いとされています。「松平本」は昭和59年に山田巖氏と木村晟氏の盡力により汲古書院から全文が写真影印と活字化されており、それを観ると江戸初期か前期の写本であることがわかりました。
★ A系統本(北岡本)→B系統本(松平本)→C増補系統本(龍門本)→D版本
★ 「北岡本」は幽齋の姉の宮川尼の息子で甥にあたる近世狂歌の祖、雄長老(英甫永雄)の筆と伝えられています。
★ 吾国の古辞書史に於いて極めて稀少性の髙い『和訓押韻』の新たな系統の一本であり新出の伝本に間違いないと考えられます。
★ これまで最古の善本とされてきた、しかも幽齋の甥が書いたとされる「北岡本」より辞書として古態を現している体裁と奧書、墨色、書体とともに漂う風格は幽齋自筆本に最も近い伝本ではないかと考えられます。
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2,750,000
細川幽齋著 奧書「天正二十 辰壬 歳季春上澣 春龝五十九 幽齋玄旨判」 、序文6丁目録1丁本文80丁 、15.7×13.0
★ 戦国時代から安土桃山時代の武将で肥後細川家の祖、細川幽齋が著した漢和連句の韻書の嚆矢とされる『和訓押韻』の古写本です。 ★ 細川幽齋、號、幽齋玄旨は足利将軍や織田信長に仕え、本能寺の変、以降は千利休とともに豊臣秀吉の側近の文人として寵遇され、慶長5年、丹後田邊城を石田三成軍に囲まれたとき、古今伝授、歌道の滅亡を恐れた後陽成天皇が綸旨を発して三条西実条・中院通勝・烏丸光広が勅使となって石田三成軍から救出するほどの戦国時代最高ノ大教養人、文化人でありました。 ★ 『和訓押韻』の伝本は非常に稀覯で、川瀬一馬氏『訂増古辞書の研究』(昭和30年刋)では「在来知られないもので、古写本を以て元禄頃に伝写した田村右京太夫宗永旧蔵の一本を見るのみである。」としています。 ★ 約40年後の平成7年に研究発表された木村晟氏の「『和訓押韻』の本文系統資料篇」によると現存の伝本は熊本大学図書館所藏の細川家北岡文庫本(永青文庫)(以下「北岡本」)・島原図書館所藏の島原藩主松平家の松平文庫(以下「松平本」)・奈良の古書蒐集家阪本猷氏の龍門文庫本(以下「龍門本」)・天理図書館所藏古義堂文庫の無刋記本(東涯書き入れ本)・同じく正保二年刋本(仁齋書き入れ本)・京都大学所藏近衛文庫の正保2年刋本(仁齋書き入れ本と同種本)・天理古義堂文庫の写本(正保二年刋本の写し)であるといいます。その研究では系統が図示され「北岡本」にのみ天正二十年三月書写の識語を有し、「北岡本」が最も古いとされています。「松平本」は昭和59年に山田巖氏と木村晟氏の盡力により汲古書院から全文が写真影印と活字化されており、それを観ると江戸初期か前期の写本であることがわかりました。 ★ A系統本(北岡本)→B系統本(松平本)→C増補系統本(龍門本)→D版本 ★ 「北岡本」は幽齋の姉の宮川尼の息子で甥にあたる近世狂歌の祖、雄長老(英甫永雄)の筆と伝えられています。 ★ 吾国の古辞書史に於いて極めて稀少性の髙い『和訓押韻』の新たな系統の一本であり新出の伝本に間違いないと考えられます。 ★ これまで最古の善本とされてきた、しかも幽齋の甥が書いたとされる「北岡本」より辞書として古態を現している体裁と奧書、墨色、書体とともに漂う風格は幽齋自筆本に最も近い伝本ではないかと考えられます。

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