文字サイズ

  • 小
  • 中
  • 大

古書を探す

「小林秀雄の流儀  文春学藝ライブラリー 雑英 22」の検索結果
1件

小林秀雄の流儀  <文春学芸ライブラリー> < 雑英 22>

佐藤書房
 東京都八王子市東町
600
山本七平 著、文芸春秋、2015年12月、351p、16cm
初版  カバーヤケ無し 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。

「日本および日本人とは何か」を問い続け、『「空気」の研究」など多くの名著を遺した山本七平。そして、その彼が最も畏れを抱いた小林秀雄。そもそも山本七平にとって、小林秀雄は、気軽に取り上げられる対象ではありませんでした。
1951年刊行の創元社版の小林秀雄全集を「徹底的に読み返し読み返し、暗記するまで読んだ」という山本七平は、生前、一度も本人に会ったことはなく、小林秀雄論を書いたこともなく、そればかりか、自らの原稿で言及したり引用したことは一度もなかったと言います。それほど畏れ多い存在だったのです。ところが訃報の直後に小林秀雄について書くよう不意に依頼を受けます。「お前はまさか、もう小林秀雄が絶対に読まないと思って、引き受けたのではあるまいな」との自問と畏れを伴いながら執筆されたのが本書です。
「自分に関心のあることにしか目を向けず、書きたいことだけ書いて現実に生活していけたら、それはもっとも贅沢な生活だ。そういう生活をした人間がいたら、それは、超一流の生活者であろう。もう四十年近い昔であろうか、私が小林秀雄の中に見たのはそれであった。そして私にとっての小林秀雄とは、耐えられぬほどの羨望の的であった。」
山本七平が小林秀雄から受けたのは、文字通り「衝撃」でした。そして「小林秀雄の言動はなぜ社会に衝撃を与えたか」と問い、「過去を語ることによって未来を創出している点」こそ「衝撃」だったと述べています。
単なる批評家ではなく「生活者」としての小林に着目する点において、数ある小林秀雄論と一線を画しています。「自分に関心のあるものにしか関心をもたず、書きたいことしか書かず、また出したい本しか出さないで、しかも破綻なき生活者であること。どう生きればそれが可能なのか」――その「秘伝」が、本書で描かれる「小林秀雄の流儀」です。
(解説・小川榮太郎)
かごに入れる
気になる本に追加
クレジットカード使用可 銀行振込可 代引き不可 公費可 海外発送不可

小林秀雄の流儀  <文春学芸ライブラリー> < 雑英 22>

600
山本七平 著 、文芸春秋 、2015年12月 、351p 、16cm
初版  カバーヤケ無し 本体三方ヤケ無し 線引き無し 書き込み無し 保存状態良好です。 「日本および日本人とは何か」を問い続け、『「空気」の研究」など多くの名著を遺した山本七平。そして、その彼が最も畏れを抱いた小林秀雄。そもそも山本七平にとって、小林秀雄は、気軽に取り上げられる対象ではありませんでした。 1951年刊行の創元社版の小林秀雄全集を「徹底的に読み返し読み返し、暗記するまで読んだ」という山本七平は、生前、一度も本人に会ったことはなく、小林秀雄論を書いたこともなく、そればかりか、自らの原稿で言及したり引用したことは一度もなかったと言います。それほど畏れ多い存在だったのです。ところが訃報の直後に小林秀雄について書くよう不意に依頼を受けます。「お前はまさか、もう小林秀雄が絶対に読まないと思って、引き受けたのではあるまいな」との自問と畏れを伴いながら執筆されたのが本書です。 「自分に関心のあることにしか目を向けず、書きたいことだけ書いて現実に生活していけたら、それはもっとも贅沢な生活だ。そういう生活をした人間がいたら、それは、超一流の生活者であろう。もう四十年近い昔であろうか、私が小林秀雄の中に見たのはそれであった。そして私にとっての小林秀雄とは、耐えられぬほどの羨望の的であった。」 山本七平が小林秀雄から受けたのは、文字通り「衝撃」でした。そして「小林秀雄の言動はなぜ社会に衝撃を与えたか」と問い、「過去を語ることによって未来を創出している点」こそ「衝撃」だったと述べています。 単なる批評家ではなく「生活者」としての小林に着目する点において、数ある小林秀雄論と一線を画しています。「自分に関心のあるものにしか関心をもたず、書きたいことしか書かず、また出したい本しか出さないで、しかも破綻なき生活者であること。どう生きればそれが可能なのか」――その「秘伝」が、本書で描かれる「小林秀雄の流儀」です。 (解説・小川榮太郎)

お探しの古書は見つかりましたか?

在庫検索から見つからなかった場合は、書誌(カタログ)からも検索できます。
お探しの古書が登録されていれば、在庫が無い本や条件に合わない本についても、こちらからリクエストを行うことができます。
書誌(カタログ)から探す

安部公房生誕100年 - シュルレアリスム文学

恋の駆引
恋の駆引
¥5,500
天の手袋
天の手袋
¥45,000
悪徳の栄え
悪徳の栄え
¥30,329
笑う月
笑う月
¥2,970

満州国帝政90年 - 満州帝国の時代

満映
満映
¥5,920