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古本屋ツアーインジャパン 古本屋ツアー・イン・ジャパンの2014年上半期活動報告

古本屋ツアー・イン・ジャパンの2014年上半期活動報告

古本屋ツーリスト 小山力也

 どうにか乗り切った感のある2013年が終わってすでに半年。本を出したことにより気負い過ぎたせいか、2014年の古本屋ツアーは、今までにないスピード感で激しく幕を開けてしまった。一月は松の内に愛知・熱田の伏見屋書店や宮城・角田の買取屋本舗などに鈍行列車で足を延ばし、さらには能代・釜石・京都・豊橋・須賀川・松本・八戸・益子と、四月まで留まることを知らず、狂ったように地方の古本屋を訪ね歩いてしまう。だが、さすがにこんなペースでツアーしていたら、あっという間に破産してしまう。そんな単純なことにようやく気付き、逸り高揚し続けたままの心にブレーキを掛け、危ういところでペースダウン。結果、それが足下である東京に、再び熱い視線を向けるきっかけとなったのである。

 ほぼ巡り尽くしてしまった、それほど交通費のかからぬ東京と関東を、新たなブックハンティングの猟場として捉え直し、まだある程度未踏のお店が残る神保町を中心にツアー計画を立て、古道具屋や骨董屋、リサイクルショップにも熱い視線を向け、時には救世軍のバザーにまで足を運んだりした。古本の影を街のそこかしこに求めて、ハイエナの如く都会を彷徨い続ける。未踏の古本屋を訪ねてレポートする本義からすれば、多少零落したようなミジメな気持ちになることもあったが、足を運ぶ所に古本がある限り、これはこれで楽しかった。特に神保町は、まるで勤め先でもあるかのように通い詰め、入り難い専門店にもエイヤと飛び込んだり、店頭台を漏らさずパトロールしているうちに、この『本の街』の懐の深さと新たな魅力に徐々に気付き始め、さらにお店と言う『点』だけではなく街と言う『面』で捉える楽しさを味わうこととなった。

また、テーマを決めたり、独自の古本屋ルートを作成して巡ったりと、改めてツアー済みのお店を訪ねることを意識し始めたのも、この頃からである。ブログのネタを捻出するための窮余の策ではあったのだが、しばらく行っていなかったお店を訪ねる楽しさや、以前とは違った視点で棚を見る喜びは、時に思わぬ掘り出し物を掴ませてくれたり、遅ればせながら何店ものお店の棚の鋭さに、ようやく気付けたりする驚きがあった。つまり、自分次第で目の前の古本屋さんは、大きくその用途と在り方を変えるのだ!と、今更ながら喜んだわけである。  また新たに開店するお店と、様々な方からのタレコミによってもたらされた『知られざるお店』たちは、まさに暗闇に輝く希望そのもので、三鷹「水中書店」東松山「あふたーゆ」新所沢「午後の時間割」益子「ハナメガネ商会」東松原「瀧堂」蒲田「石狩書房」秋葉原「星雲堂」茅ヶ崎「ちがりん書店」清瀬「臨河堂」神保町「二十世紀」などは、ツアーに大いなる潤いをもたらしてくれた。

 さらに時にはその苦しさが、思わぬ記事の変種を生み出しもした。文学館の展示である架空の古本屋さんを訪ねてしまったり、手元に集まった『古書店地図』について考察したみたり、映画雑誌に載っていた一枚の古本屋さんの写真から恋文横丁にあったお店を妄想してみたり、古本を買いに行く理由について真剣に考えてみたり、殿山泰司晩年行きつけの古本屋をトレースしてみたりと、古本と古本屋に関わる事柄ならば、自由に想像と妄想の翼を羽ばたかせるようになっていったのである。

 このように自ら濃密さを増すように行動した半年が経過したわけであるが、古本屋の神は、そこにさらにドラマチックに悲劇のエッセンスを振りかけて来た。それは閉店するお店の多さである。毎月一・二店のかつてないハイペースで、有名無名店問わず、閉店情報が飛び込んで来るのである。すでに、新宿御苑「國島書店」静岡「悠遊堂古書店」須賀川「BOOKランド須賀川店」国立「谷川書店」所沢「ほんだらけ所沢本店」早稲田「寅書房」浅草「浅草古書のまち」中野新橋「猫額洞」東銀座「新生堂 奥村書店」祐天寺「赤い鰊」大阪「古書ゆうぶん」などが、セールを華々しく行ったりしながら、惜しまれつつ表舞台から去って行った。大変に悲しむべき事態であるが、同じ時代に存在して棚を見られたことを、ただただ感謝し、それぞれの歴史の終幕に万雷の拍手を贈りたい。

しかし恐ろしいことに七月にも、その古本屋の閉店は数珠つなぎに続いている。下半期には歯止めがかかると良いのだが。  以上は、現在のツアー状況であるが、正直言うと、やはりもっともっともっと地方の未知のお店を訪ねまくりたいのが本音である。そこにブログの本質もあるし、何より自身がそれを求めてやまないからだ。少し力を溜める、我慢の時であるのは分かっているが、夏の青春18きっぷを皮切りに、またぞろ地方には足を延ばして行きたいものだと、常に無闇な野望は抱いている。

 だが、そんな東京に縛り付けられた暮らしでも、逆にそれが功を奏すこともあった。秋を目指して某出版社から、二冊目の本を出すことが決まり、現在必死に編集中なのである。もちろんブログ記事を元に構成する本ではあるのだが、前の本とはそのテーマも読み方もまったく異なる、前人未到(おそらく)で前代未聞(おそらく)のものとなる予定である。どうかみなさんの心の中に留めていただき、発売の暁にはこれがその本であったかと、記憶の奥底から埃を払って引き出して、感慨を深くしていただきたい。

 苦しみながらも楽しく、どうやら道は続いて行く。その先には、まだまだ古本屋さんがあるはずなのだ!あぁ、このようにして私の人生は、ますます熱くたおやかに、古本屋さんにまみれて行くのである。下半期も、がんばります! 

『古本屋ツアー・イン・ジャパン』 2008年5月からスタートした、日本全国の古本屋&古本が売っている場所の、全調査踏破を目指す無謀なブログ。
お店をダッシュで巡ること多々あり。「フォニャルフ」の屋号で古本販売に従事することも。
ブログ記事を厳選しまとめた『古本屋ツアー・イン・ジャパン 全国古書店めぐり 珍奇で愉快な一五〇のお店(原書房)』が発売中。
http://furuhonya-tour.seesaa.net/

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学芸員登場(2) 世田谷文学館「日本SF展・SFの国」2014年7月19日(土)~9月28日(日)

世田谷文学館「日本SF展・SFの国」2014年7月19日(土)~9月28日(日)

世田谷文学館 中垣理子

かつて、日本に「SF」を根付かせようと集った若き作家たちがいました。 星新一、小松左京、手塚治虫、真鍋博、筒井康隆ら、第一世代と呼ばれる作家たちは、当時の日本でまだ認知度が低かったSFを、どう表現し、読者に届けるか奮闘します。彼らの作品は、子ども・若者たちを中心に熱狂的に受け入れられ、その後、今や世界を席巻する日本アニメ―ションや特撮映像作品とともに大きな発展を遂げます。また、当時「日本SF」に親しんで育った読者たちが、現在は文化芸術、科学技術の分野ほか、多方面で活躍しています。 作家たちは、未来を語るために「想像力」を磨き、それぞれの表現を追求しました。彼らの作品は、俯瞰的にものを見る大人の知力に支えられ、ひとりの人間としてあらゆる事象に立ち向かうためのヒントに溢れています。

『日本沈没』『復活の日』などで知られる小松左京は、次のように言います。

生命科学の急速な発展やネット社会の進化をあげるまでもなく、これからも科学技術は加速度的に変化してゆく。そうした中で、「科学」と「文学」をつなぐSFの重要性は高まりこそすれ、決してなくなることはない。そして今後は、ことさらSFと言わずとも、ごく当たり前にSF魂を備えた若い人たちが続々と登場してくることだろう。(『SF魂』新潮新書2006年)

作家たちがSFという表現を信じ、私たちに何を、どう伝えようとしたのか。SFがすでに日常に溶け込んでいるいまだからこそ、小松たちの世代が築き上げた表現世界の軌跡を、特に、次世代を生きる子どもたちに伝えたいと願って本展を企画しました。

世田谷文学館では、2006年「不滅のヒーロー・ウルトラマン展」2010年「星新一展」2012年「地上最大の手塚治虫」展を開催し、「日本SF」の魅力をご紹介してきましたが、本展ではそれらすべてを同じ空間で楽しんでいただければと思います。そして、「日本SF」の幅広さと豊かさを、あらためて感じていただくきっかけになれば、これ以上の喜びはございません。

 世田谷文学館 中垣理子
sf
世田谷文学館
企画展「日本SF展・SFの国」
   2014年7月19日(土)~9月28日(日)
http://www.setabun.or.jp/exhibition/exhibition.html

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自著を語る番外編 『高橋新太郎セレクション』のこと

『高橋新太郎セレクション』のこと

内堀 弘

 高橋新太郎さんのことを、みな「シンタロウさん」と呼んだ。私のように年若な古本屋も、年長の先生も、それは同じだった。
 一九八五年に、若手の古本屋が中心になって『彷書月刊』という雑誌をはじめた。
 今は沼津に引っ越した自游書院の若月さんが呼びかけ、当時で還暦だった堀切利高さん(荒畑寒村の研究者)が顧問役。編集長はなないろ文庫の田村治芳さんで、私は雑事手伝いだった。

 猿楽町の事務所には同好の本の虫がよく訪ねてきた。新太郎さんもそうだった。何十年と古書展に通い、まるでそこを教場のように学んできた人たちだ。若造の古本屋よりよほどキャリアも豊富だ。うっかりすると、事務所がインナーな溜まり場になりかねない。でも、そうはならなかった。堀切さんの清廉な人格、そして新太郎さんの凜とした品性が、いつもその場所を風通しのいい、豊かなものにした。

 新太郎さんは『彷書月刊』に「集書日誌」を連載した。編集長の田村さんは腰までとどく長髪で、ひと昔前のヒッピーのようだった。こう言ってはなんだが、およそ学習院大学の教授が付き合うタイプには見えない。でも新太郎さんは「ハルヨシさん、ハルヨシさん」と、会えばなんだか嬉しそうだった。
 この連載は九三年から九九年まで、番外を加えれば八十回も続いた。それが『高橋新太郎セレクション』の第三巻で通読できる。
 古書展でも、古書目録でも、本当によく買われた。この連載は月々に獲たものから印象に深いものを取り上げるのだから、まさに水を得た魚だった。
 時代の破片のような小冊子や紙片が、生き証人のようにこの国の近代の闇を照らす。そんなことも大げさな筆致ではなく、まずそれを載せた古本屋のことから書きはじめる。
 「よく蒐めたなと思う古書店(目録)には、何か一点でも注文を出してあげたい」、よくそう言われた。古本屋は客に育ててもらうというが、私たちはこういう人に育てられたのだ。
 連載の六年間は、古書の世界でいえば「インターネット夜明け前」だった。そう、本はまだ「検索」で探す時代ではなかった。古本も、人も、思わぬところに潜んでいて、それを発見し、驚き、共感する。連載はよい時を得ていた。たとえば、こんな記述がある。

「『田中英光研究』第六輯が届いた・・江戸川のアパートに棲まう西村賢太が独力で刊行する研究誌だ・・西村の文字通りの全身的な打ち込み方には、惚れ惚れする」(1995年4月)

 この青年が芥川賞を受賞するのは2011年だから、まだずっと先のことだ。無名で、しかし懸命な仕事に「惚れ惚れ」するのは、相手が古本屋であっても変わらない。新太郎さんにとって古本屋は共闘者だったと、これは都合のいい読み方ではなく、懐かしい実感として思う。2003年の1月に新太郎さんは亡くなった。
 亡くなる一年ほど前、私は古書のエッセイ集を出して、その記念の会を友人たちが開いてくれた。新太郎さんにも案内を送ったが、返事は来なかった。体調が良くないと聞いていた。ところが、会の当日に突然現れた。私の腰をポンとたたき、ニコッと笑って握手をした。その手の感触が十年も昔のものとはとうてい思えない。
 学究として新太郎さんが何を目指していたのかを私は知らない。一冊の単著も遺さずに逝った人の、その書き遺したものを蒐集し、十年が過ぎてもそれを本にしようという編集者がいる。これが高橋新太郎という人の有り様を象徴している。膨大な資料蒐集の先に視ようとしていたものが、きっとここから見渡せるはずだ。
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高橋新太郎セレクション1『近代日本文学の周圏』
  笠間書院刊 定価:本体4,200円(税別)
   http://kasamashoin.jp/2014/05/1_28.html

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高橋新太郎セレクション2
     『雑誌探索ノート 戦中・戦後誌からの検証』
  笠間書院刊 定価:本体2,800円(税別)
   http://kasamashoin.jp/2014/05/2_24.html

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高橋新太郎セレクション3『集書日誌・詩誌「リアン」のこと』
  笠間書院刊 定価:本体3,000円(税別)
   http://kasamashoin.jp/2014/05/3_29.html

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『高橋新太郎セレクション 3冊セット』
パンフレットPDF
http://kasamashoin.jp/shoten/takahashishintaro3.pdf

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自著を語る(123) 江戸文学の「偏食」メニューを選び直す

江戸文学の「偏食」メニューを選び直す

井上泰至

 偏食というのは、本来子供のやることである。大人になっての偏食は、どこかその人の幼児性や心身の歪みを連想させる。また、子供時代には、美味しく感じられた食べ物が、大人になって客観的に見ることができるようになり、逆に子供時代は見向きもしなかった食べ物がやたら美味しく感じられることがままある。

 文学の好みにも同じようなことが言える。時代の心の変化によって、流行っていた作品が読まれなくなるかと思えば、逆に忘れられていた作品に脚光が当たるケースもままある。

 江戸時代と別れを告げて、日本は大きな変革を経てきた。だから、新たな歩みを始めた時、近代の草創期の文学者は、江戸文学の総体から、近代にとって都合のいいものを摘み取って、「偏食」してきた。

 しかし、江戸が終わって一五〇年近く経とうとしている今日、そろそろ「偏食」を「偏食」と認めてもいい時期に差し掛かってきているのではないだろうか?1968年は、世界同時革命が夢見られたと同時に、明治百年の年だった。それから五十年近く、再度の東京オリンピックを日本は誘致する。日本の自画像と価値を、近代の見方から離れて、ありのままに評価する動きが来るのではないのかと思っている。  江戸文学に話を戻せば、西鶴・芭蕉・近松、あるいは蕪村・秋成・馬琴・一茶・南北。。。今も昔も、江戸文学の定番と言えばこのあたりだろう。しかし、こういう優れた「作家」の「作品」だけが「古典」なのだろうか。

 平安朝の文学なら、「伊勢物語」も「竹取物語」も作者はわかっていない。「古今集」に撰者(編纂者)はいるが、単一の歌人の歌が入っているのでは、無論ない。江戸文学も「古典」である以上、匿名の作者や、大勢の作品を編集したものが含まれるはずだ。  また、江戸文学には、小説・詩(俳諧)・演劇といった近代の「文学」ジャンルには納まりきらない作品が、「文学」以上に多くある。そこを切り落としてしまったら、江戸文学の実態は半分だけしか見えないことになってしまう。

 本書は、そうした問題意識から、従来の定番以外に「古典」たるべき作品を「選び直」してみよう、という目論見から編まれた。江戸時代のリーダーだったサムライの生き様を問うたエピソードの数々。漢文学全盛の時代にあって、日本とは何かを問うた学問的文章。学問そのものだった漢文で書かれた、詩・歴史・美術についての思索。そして、「文学」として読まれてきた小説や演劇作品の読み直し・・・。これからの五十年、百年へ向けて「江戸」と「古典」と問い直す野心が本書には満ち溢れている。
edo
『江戸文学を選び直す』 井上 泰至・田中 康二 編
  笠間書院刊 定価:1800円+税 好評発売中
http://kasamashoin.jp/2014/05/post_2918.html

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自著を語る番外編 小泉孝一『鈴木書店の成長と衰退』について

小泉孝一『鈴木書店の成長と衰退』について

小田光雄

 この一文をインタビューアーの私が書くことになったのは、本書の「あとがき」にも記しておいたように、小泉さんが行方不明といっていい状況にあるからです。

 小泉さんへのインタビューは2011年秋になされ、それに基づき、私が構成、編集し、ゲラも出て、様々な確認チェックもすみ、小泉さんに渡すことができました。小泉さんはそのゲラを読み、これで大体いいのだが、言葉遣いと事実関係に気になるところがあるので、もう一度読み直してみるとの返事を戻してきました。私の感触としてはそれほどの修正はなく、スムーズに刊行できるというものでした。

 ところがここまでは順調に進んでいたのですが、その直後から小泉さんと連絡がとれなくなってしまいました。そしてすでに三年近くが過ぎてしまったことになります。もちろんこの間に四方八方とまではいえないにしても、考えられるかぎりのルートをたどり、小泉さんの消息を求めたのですが、まったく手がかりをつかめないまま、今日に至ってしまいました。

 しかしその一方で、出版業界の危機はますます深刻化し、出版社や書店だけでなく、取次にも顕著に表われる事態を迎えています。そのような取次の危機と破綻の先行例となったのは神田の人文書専門取次の鈴木書店であり、取締役仕入部長だった小泉さんが語る倒産に至るプロセスは現在の出版状況の中にあって、あまりにも生々しいものです。そしてまた取次の内実がここまで語られたことは戦後出版史においても初めてでしょうし、貴重な証言といっていいと思います。

 それゆえにこの『鈴木書店の成長と衰退』を未刊のままで放置するのはしのび難く、関係者と協議の上、ここに刊行することになったわけです。ただ小泉さん自身が修正を施すことはできませんでしたので、気にしていた言葉遣いを変え、事実関係に関しても再度確認をとり、またそうでない場合は削除したりしています。

 小泉さんは鈴木書店退職後、ある人文書出版社の経営に携わっていましたが、病気と経営難の中にありました。そのような中であえてインタビューに出て頂いたことに対し、小泉さんに感謝をこめ、関係者ともどもこの一冊を刊行する次第です。取次だけでなく、出版社、書店の人々にも広く読まれますように。

suzuki
 『鈴木書店の成長と衰退』  小泉孝一 著
 論創社刊 定価:1600円+税 好評発売中
 http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-8460-1360-8.html

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kinsei

自著を語る(124) 江戸時代の司馬遼太郎:『近世刊行軍書論』

江戸時代の司馬遼太郎:『近世刊行軍書論』

井上泰至

歴史学者も、日本文学研究者も、司馬遼太郎のことは嫌いだ。歴史学者から見れば、司馬は小説家なのに、一般から「司馬史観」などと持ち上げられている、からけしからん存在だ。日本文学研究者から見れば、政治家が愛読者になるような体制寄りの言説をばら撒き、文章は優しすぎて、通俗的すぎるという評価だろう。しかし、いや、それゆえにこそ司馬の読者は多い。そこがまたインテリから非難を受ける要因となっていく。

軍書とは一般の方に説明するなら、江戸時代の司馬文学なのである。歴史を標榜しつつ、文章は平易で勇ましい。歴史の流れを人物やエピソードに集約させて物語るから、わかりやすくて頭に入る。そのうえ、当時の社会のリーダーたる武士の成功例・失敗例が満載されているから、一種の自己啓発書として実践的倫理を引き出すことも可能だ。

この啓蒙性と雑種性が、一般には歓迎されてよく読まれた。江戸時代の蔵書調査をやったことのある人なら、この種の本に出合わなかった人はいないだろう。それくらい実にあたりまえの本だった。しかし、学問的な目で見れば、歴史の史料としても、芸術性を問う文学作品としても、高級な思弁を要求する思想・哲学の文章としても、二流以下の烙印を押されてしまう。

こうして、軍書は江戸の一般の人の歴史観を形成し、小説に近いものして読まれ取材され、これを基にした漢文の作文を通して修身を学ぶテキストとされてきたにもかかわらず、無視され、放置されてきたのである。

しかし、どうであろうか。これから五十年後、百年後に、一九六〇年代の終わりから二〇〇〇年ごろまでの日本人の標準的な史観・小説観・倫理観を考えるとき、司馬遼太郎を除いた研究など、あり得ないだろう。むしろ、研究者は少し反省して、一般の人々が好む「読み物」というものの正体と意義、その背景にある社会の問題を、歴史学でも文学研究でも思想史研究でももっと真面目に取り上げるべきと気付くべきではないだろうか。本書のどこにもそんな、上から目線の評論的言辞はないが、こういう問題意識を持った途端、本書はそれに答えるものになっていると確信している。
kinsei
『近世刊行軍書論 教訓・娯楽・考証』 井上泰至著
 笠間書院刊 定価:本体6,500円(税別)好評発売中!
http://kasamashoin.jp/2014/08/post_2992.html

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jimbo

編集長登場シリーズ番外編 今年も出ました 「神保町公式ガイドブック」!

今年も出ました 「神保町公式ガイドブック」!

神田古書店連盟  小野祥之

世界一の本の街を担う「神田古書店連盟」と公式タウンサイト「ナビブラ神保町」の地元強力タッグで贈る公式ガイドブックは今年で5号目。
マンネリ化の懸念を吹き飛ばすべくかつてないユニークなコンテンツを実現しました!

先ずは神保町エリアの魅力をまだ知らない多くの層にむけた、街の多くの「楽しみ方」を伝える特集を大幅に増ページ!
「神保町に行けば、必ずなにか出会える!」
地元発信ならではのディープな街情報と、神保町の遊び心をぎっしり詰めました。

神保町が舞台の大人気ラジオドラマ「NISSAN あ、安部礼司」の安部礼司ファミリーもご出演。
「ああ、会社が神保町で良かった!」神保町活用術を調べてもらいました!
ラジオ番組と共にお楽しみください。

本年東京名物神田古本まつりが55回目を迎えるのを記念し本にまつわる俳句大会を実施、
応募600篇の中からの優秀作品を発表しています。

また、これまで古書業界ではどこかタブーとされてきた
禁断の質問「これって本物?」に、勇気を振り絞って(?)挑戦。
古書店主たちが奥義を披露、他誌では読めない必見特集です。

どこかで見たことがあるようは紅白の缶が印象的な表紙の今回の公式ガイド。
神保町は、実はとても自由でマイペースな街。
素通りするにはもったいない。もっと自由に、もっと気ままに
あなた流の〝神保町活用術〟を、ぜひ見つけてみてください。

【主なコンテンツ】
☆ここ一年の新店ニュース
『神保町最前線』

☆世界一の街を素通りしてはもったいない!
『神保町活用術』
(「NISSAN あ、安部礼司」ファミリー編/タイプ別編)

☆夜の語り処
『地元民が愛する酒場ガイド』

☆アンディ・ウォーホル作品や著名人のサイン
『これって本物?』

☆本を詠む 第55回神田古本まつり
『本にまつわる俳句大会』

☆店主&店員の顔が見える
『古書店案内112店』
jimbo
発売:2014年10月24日
発行:神田古書店連盟 
発売:メディアパル
制作:風讃社「ナビブラ神保町」編集部
仕様:A4判、オールカラー136ページ
定価:1,200円(税別) 発行部数:25,000部

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2014年10月24日 第168号

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☆INDEX☆
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1.今年も出ました「神保町公式ガイドブック」
                神田古書店連盟  小野祥之
2.江戸時代の司馬遼太郎:『近世刊行軍書論』  井上泰至
3.小泉孝一『鈴木書店の成長と衰退』について  小田光雄

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━━━━━━━━【編集長登場シリーズ番外編】━━━━━━━━

 今年も出ました
   「神保町公式ガイドブック」!

                神田古書店連盟 小野祥之

世界一の本の街を担う「神田古書店連盟」と公式タウンサイト「ナ
ビブラ神保町」の地元強力タッグで贈る公式ガイドブックは今年で
5号目。
マンネリ化の懸念を吹き飛ばすべくかつてないユニークなコンテン
ツを実現しました!

続きはこちら
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『神保町公式ガイド Vol.5 』
定価:1,200円(税別)好評発売中
発行:神田古書店連盟 
発売:メディアパル
制作:風讃社「ナビブラ神保町」編集部
http://www.fusansha.com/

神田神保町オフィシャルサイト
http://jimbou.info/

━━━━━━━━━━━【自著を語る(124)】━━━━━━━━━━

江戸時代の司馬遼太郎:『近世刊行軍書論』
                        井上泰至

歴史学者も、日本文学研究者も、司馬遼太郎のことは嫌いだ。歴史
学者から見れば、司馬は小説家なのに、一般から「司馬史観」など
と持ち上げられている、からけしからん存在だ。日本文学研究者か
ら見れば、政治家が愛読者になるような体制寄りの言説をばら撒き、
文章は優しすぎて、通俗的すぎるという評価だろう。しかし、いや、
それゆえにこそ司馬の読者は多い。そこがまたインテリから非難を
受ける要因となっていく

 続きはこちら
   /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=1495

『近世刊行軍書論 教訓・娯楽・考証』 井上泰至著
  笠間書院刊 定価:本体6,500円+税 好評発売中!
  http://kasamashoin.jp/2014/08/post_2992.html

━━━━━━━━━━━【自著を語る番外編】━━━━━━━━━

  小泉孝一『鈴木書店の成長と衰退』について
                        小田光雄

 この一文をインタビューアーの私が書くことになったのは、本書
の「あとがき」にも記しておいたように、小泉さんが行方不明とい
っていい状況にあるからです。
  小泉さんへのインタビューは2011年秋になされ、それに基づ
き、私が構成、編集し、ゲラも出て、様々な確認チェックもすみ、
小泉さんに渡すことができました。小泉さんはそのゲラを読み、こ
れで大体いいのだが、言葉遣いと事実関係に気になるところがある
ので、もう一度読み直してみるとの返事を戻してきました。私の感
触としてはそれほどの修正はなく、スムーズに刊行できるというも
のでした。

続きはこちら
   /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=1499

 『鈴木書店の成長と衰退』  小泉孝一 著
  論創社刊 定価:1600円+税 好評発売中
  http://www.hanmoto.com/bd/isbn978-4-8460-1360-8.html

━━━━━━━━━━━━【次回予告】━━━━━━━━━━━━

『古本屋ツアー・イン・神保町』 小山力也著
定価2160円(税込) 2014年11月上旬発売予定
  http://www.webdoku.jp/kanko/page/4860112628.html

 『三一新書の時代』 井家上 隆幸 著
  論創社刊 定価:1600円+税 11月下旬発売予定
  http://www.ronso.co.jp/

『本屋はおもしろい!!』
洋泉社刊 定価1,200円+税 2014/10/28発売
  http://www.yosensha.co.jp/book/b185070.html

━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

9月~10月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

携帯電話からも見られるようになりました。
⇒ http://www.kosho.or.jp/public/spotsale/mobileList.do

見逃したメールマガジンはここからチェック!
【バックナンバーコーナー】
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┌─────────────────────────┐
  次回は2014年11月上旬頃発行です。お楽しみに!
└─────────────────────────┘

*゜*.:*☆ 本を売るときは、全古書連加盟の古書店で ☆*.:*゜*
全古書連は全国古書籍商組合連合会(2,300店加盟)の略称です

http://www.kosho.or.jp/public/buyer/search.do

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日本の古本屋メールマガジンその168 2014.10.24

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
    東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
    URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
    広報部:殿木祐介
編集長:藤原栄志郎

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2014年10月10日 第167号

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伊勢原とうきゅう即売展 (神奈川県)

期間:2014/10/01~2014/11/03
場所:伊勢原とうきゅう3F催事場
※諸般の事情により、終了日が11月3日(月・祝)に変更されました。
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第14回 四天王寺秋の大古本祭り(大阪府)

期間:2014/10/10~2014/10/12
場所:四天王寺 大阪市天王寺区四天王寺1-11-18  
*台風の影響により会期が12日(日)までに短縮されました。

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城南古書展

期間:2014/10/10~2014/10/11
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22

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第11回 八王子古本まつり

期間:2014/10/10~2014/10/14
場所:八王子駅 北口ユーロード *荒天の場合中止

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杉並書友会

期間:2014/10/11~2014/10/12
場所:西部古書会館  杉並区高円寺北2-19-9

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会館展&「古書カフェ」&岡崎武志氏講演会(神奈川県)

期間:2014/10/11~2014/10/12
場所:神奈川古書会館1・2階特設会場
    横浜市神奈川区反町2-16-10

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五反田アートブックバザール

期間:2014/10/17~2014/10/18
場所:南部古書会館  品川区東五反田1-4-4
URL:http://artbooks.exblog.jp/

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ぐろりや会

期間:2014/10/17~2014/10/18
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22
URL:http://www.gloriakai.jp/

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倉庫会(名古屋)

期間:2014/10/17~2014/10/19
場所:名古屋古書会館  名古屋市中区千代田5-1-12

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関西蚤の市 at 阪神競馬場(兵庫県)

期間:2014/10/18~2014/10/19
場所:JRA阪神競馬場 兵庫県宝塚市駒の町1-1
URL:http://tokyonominoichi.com/kansai/

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新宿古書展

期間:2014/10/19~2014/10/20
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22

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第20回 池袋西口公園古本まつり

期間:2014/10/22~2014/10/30
場所:東京芸術劇場前 池袋西口公園

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浦和宿古本いち(埼玉県)

期間:2014/10/23~2014/10/26
場所:JR浦和駅西口徒歩5分 さくら草通りマツモトキヨシ前

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特選古書即売会

期間:2014/10/24~2014/10/26
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22

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本の散歩展

期間:2014/10/24~2014/10/25
場所:南部古書会館  品川区東五反田1-4-4

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好書会

期間:2014/10/25~2014/10/26
場所:西部古書会館 杉並区高円寺北2-19-9  

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第55回 東京名物 神田古本まつり(青空掘り出し市)

期間:2014/10/25~2014/11/03
場所:神田神保町古書店街(靖国通り沿い・神田神保町交差点他)
URL:http://jimbou.info/

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蓬左文庫古書市(名古屋)

期間:2014/10/28~2014/11/03
場所:徳川園 蓬左文庫講座室・エントランスホール
名古屋市東区徳川町1001番地

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秋の古本掘り出し市(岡山県)

期間:2014/10/29~2014/11/03
場所:岡山シンフォニービル1F 自由空間ガレリア

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第38回 秋の古本まつり-古本供養と青空古本市-(京都府)

期間:2014/10/30~2014/11/03
場所:百萬遍知恩寺境内

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第1回 興正寺古本供養市~古本供養と青空古本市~(名古屋)

期間:2014/10/31~2014/11/03
場所:八事山興正寺 参道にて 名古屋市昭和区八事本町78番地

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第362回 東京愛書会

期間:2014/10/31~2014/11/01
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22  
URL:http://aisyokai.blog.fc2.com/

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オールデイズ(名古屋)

期間:2014/10/31~2014/11/02
場所:名古屋古書会館  名古屋市中区千代田5-1-12

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古書愛好会

期間:2014/11/01~2014/11/02
場所:西部古書会館  杉並区高円寺北2-19-9

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第162回 神戸古書即売会(兵庫県)

期間:2014/11/07~2014/11/09
場所:兵庫古書会館1、2階 神戸市中央区北長狭通6-4-5

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洋書まつり

期間:2014/11/07~2014/11/08
場所:東京古書会館 千代田区神田小川町3-22

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好書会

期間:2014/11/08~2014/11/09
場所:西部古書会館  杉並区高円寺北2-19-9

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新橋古本まつり

期間:2014/11/10~2014/11/15
場所:新橋駅 SL広場

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【 京都古書組合総合目録 第27号 発行のご案内 】

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京都古書組合が年2回発行いたしますカラー版・モノクロ版を
含む目録で、毎回お客様方より好評を頂いております。

京都古書組合の加盟店25~30店が各書店の特色を出しながら、
古書籍・浮世絵版画・古書画・古文書・古典籍・歴史資料類を
およそ5,000点掲載しております。

新規に目録送付を希望されるお客様は10月31日(金)までに、
千円分の切手を同封の上、京都古書組合までお申し込みください。
必要部数を制作いたします関係で、10月31日(金)までの申込み
締切とさせて頂きます。目録の発行は11月18日(火)頃の予定です。
クロネコメール便でお届けさせて頂きます。

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○お申込み・お問い合せ
〒604-0882 京都市中京区高倉通夷川上ル福屋町723
  京都古書組合 電話:075-221-0307 FAX:075-255-2575
◇お名前◇ご住所◇電話番号◇ご収集分野をお教えください

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日本の古本屋メールマガジンその167 2014.10.11

【発行】
  東京都古書籍商業協同組合:広報部・「日本の古本屋事業部」
  東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
  URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
  広報部:殿木 祐介

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2014年9月25日 第166号

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☆INDEX☆
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 1.第100回全国図書館大会開催迫る
         第100回全国図書館大会事務局長 西野一夫
 2.『芸術批評誌REAR 32号 特集「本をとどける」』
                  増田千恵(リア制作室)
 3.第55回東京名物神田古本まつり

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━━━━━━━━【第100回全国図書館大会開催迫る】━━━━━━

  第100回全国図書館大会開催迫る

          第100回全国図書館大会事務局長 西野一夫


10月31日(金)11月1日(土)の2日間にわたって、全国図書館大会
が開催されます。全国の図書館関係者が一堂に会して、図書館にか
かわるさまざまな課題や問題を議論する大会です。今年の大会は、
第100回目の大会となります。明治39(1906)年、上野に作られた
帝国図書館新築落成に合わせ、東京帝国大学(当時)を会場に、
全国図書館員大会が開催されて以降、全国図書館大会は、第2次大
戦による中断を余儀なくされた時期(昭和15年~昭和22年)を除き、
毎年開催されてきました。


 続きはこちら
  /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=1360





━━━━━━━━【編集長登場シリーズ番外編】━━━━━━━━


『芸術批評誌REAR 32号 特集「本をとどける」』

                                    増田千恵(リア制作室)

芸術批評誌REAR(リア)は、2003年1月に特集「名古屋発/名古屋脱」
で創刊しました。
以来、特集・批評・レビューを軸に構成している批評誌です。
中部地域の芸術を「後衛(rear)」として批評・記録しながら、
書き手や読者の広がりとともに視野を拡大してきました。
10年30号を超え、美術界隈ではそれなりに存在を知られるようにな
ってきましたので、きちんとした事務所で編集者たちはバリバリと…
と思われがちなのですが、みな他に本業を持ちながらの非営利活動で、
某シアトル系カフェを本拠地に編集会議を行っています。 メ


続きはこちら
  /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=1364


◆リア制作室では小誌刊行にご援助をいただく賛助会員を
募集しています。
詳しくはHPをご覧ください。
http://2525kiyo.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-2ad2.html


『芸術批評誌REAR 32号 特集「本をとどける」』
リア制作室 定価:450円+税 好評発売中
http://2525kiyo.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/32-91a2.html


━━━━━━【『芸術批評誌REAR 32号』プレゼント】━━━━━

 『芸術批評誌REAR 32号』を10名の方にプレゼント致します。


  応募申込は下記ページにてお願い致します。
 締切9月29日(月)午前10時
  http://www.kosho.ne.jp/oubo2014/201409.html


━━━━━━━━【神田古本まつり 古書即売展】━━━━━━━

第55回東京名物神田古本まつり

 ・○青空掘り出し市
 【神田神保町古書店街】
  平成26年10月25日(土)~11月3日(月祝)
  10:00~19:00 (最終日18:00終了 雨天中止)

  ○神田古本まつり特選古書即売展
  平成26年10月24・25・26日の3日間 東京古書会館地下1階で
    開催されます。
  (午前10時~午後6時 最終日午後5時閉会)


続きはこちら
  /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=1368



━━━━━━━━━━━━【次回予告】━━━━━━━━━━━━


 編集長登場シリーズ番外編
 『神保町公式ガイド Vol.5』 10月7日(火)発売予定
   神田古書店連盟  小野祥之

 http://jimbou.info/news/furuhon_fes_index.html

 「第55回東京名物・神田古本まつり」
  2014年10月25日(土)~11月3日(月・祝)



『近世刊行軍書論 教訓・娯楽・考証』 井上泰至著
 笠間書院刊 定価:本体6,500円(税別)好評発売中!
 http://kasamashoin.jp/2014/08/post_2992.html



 『鈴木書店の成長と衰退』  小泉孝一 著
 論創社刊 定価:1600円+税 10月上旬発売予定
 http://www.ronso.co.jp/



━━━【東京古書組合 古書の日イベント申込みは明日まで】━━━


 日本の古本屋セミナー
 「古本屋になるには講座」古本屋になろう!2014

 申し込みは 明日9月26日(金)18時まで


10月5日(日)「古書の日」イベントとして、日本の古本屋
セミナー「古本屋になるには講座」古本屋になろう!2014を
東京古書会館にて開催します。
世界で唯一、日本にしかない「古書交換会(市場)」で日々商品を
競い合い、目を養っている現役店主が、講師として開業を目指す
方々の疑問・質問にお答えします。


■開催日 2014年10月5日(日)
     13:00~15:30(予定)

  講師 よみた屋 澄田喜広 氏 『古本屋になろう!』著者

■会場 東京古書会館 地下1階ホール
    東京都千代田区神田小川町3-22


■参加費用 無料(事前登録制・定員有)
■申込方法 東京古書組合 古書の日イベントホームページより
      ※お申込者が多数の場合は抽選となります。

詳しくはホームページにて
  http://www.kosho.ne.jp/event/2014/index.html



━━━━━━━━━【日本の古本屋新着情報】━━━━━━━━━

 毎日随時更新、直近7日間の各古書店の新着入荷情報一覧です。

 http://www.kosho.or.jp/public/newbook/list.do


━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━


   9月~10月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001



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日本の古本屋メールマガジンその166 2014.9.25

【発行】
 東京都古書籍商業協同組合:広報部・「日本の古本屋事業部」
 東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
 URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
 広報部:殿木祐介
  編集長:藤原栄志郎

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