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日本の古本屋メールマガジン その23 1月27日号


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◆INDEX◆
1.自著を語る 第3回 「古本生活読本」
2.日本の古本屋即売展情報
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好評の「自著を語る」コーナー、第3回はフリーライター・岡崎武志
さんの『古本生活読本』です。
古本に対する思いが溢れています。
この本の解説は、直木賞作家の角田光代さんです。


■古本生活読本■

一月十日にちくま文庫から『古本生活読本』が出ました。
これで「古本」と名を冠する同文庫も三册目。
「三部作」完結、というところか。もっと出したいけど。
 貧しい学生時代、京都、大阪の古本屋をほっつき歩いているころ、
筑摩書房は憧れの出版社だった。未知の著者でも、筑摩から出ている
なら間違いない、などと思ったものだった。
将来、自分の本がそんな出版社から出せるなんて夢にも考えない。
だから、最初に『古本でお散歩』がちくま文庫から出たときは、ああ、
もうこれでいつ死んでもいいなと……それほどうれしかったのである。

 また、今回の解説がなんと角田光代さん。
彼女はこの本の発刊日の三日後、十三日に『対岸の彼女』で第百三十
二回直木賞をみごと受賞する。
新直木賞受賞者に解説をいただくなんて、確率はすこぶる低い。
だからこれは、二重、三重の喜びだった。
 
「本書を読んでいると、古本屋を透かして人の姿が見えてくる。本が
好き、読むのが好き、触れるのが好き、眺めるのが好き、何かを知る
ことが好き、夢中になって読むのが好き、古本屋を通して、いろんな
人の、それこそつるっつるに無垢な好きという気持ちが見えてくる」
 角田さんは、そう解説で書いてくれた。
私の古本に対する考え、つきあい方はほぼここに尽きていると思う。
今回の文庫は、東京書籍から初めて出した古本に関する本『古本めぐり
はやめられない』を母体に、書き下ろしを含む、その後に書いた古本ま
わりの文章を収録している。
元本を買ってくださった人が、文庫化された『古本生活読本』を読んで
も損はしないように作ったつもり。
新しく加わった文章には、私が古本をめぐる最近の興味関心が露呈して
いる。

 「伝書鳩は空を翔るファックス」「『つづり方兄妹』を覚えていま
すか」「只見町の古本村構想レポート」「林芙美子『めし』で巡る
大阪ガイド」などは、ある発見を出発に、古本を使って謎ときをした
過程を報告したものだ。
新刊書だけなら、とてもここまで調べがつかない。知りたいことがで
きたら、まず古本にあたる。私の好奇心はつねに古本へ向かう。
古本から古本へ、夢が巡り、熱い思いが戻ってくる。これからもその
スタイルはたぶん一生変わらないだろうと思う。

 今年はこのほか、「彷書月刊」連載の「均一小僧の気まぐれ古書店
紀行」が工作舎から、ポプラ社のサイト「ポプラビーチ」に角田光代
さんと連載中の「古本道場」が同社からそれぞれ本になる予定。
古本に関する著作がますます増えていく。こうなったら、日本でいち
ばん「古本」と名のつく本を出した男になるつもり。
これからもどうぞ、飽きずに応援してください。よろしくお願いします。

岡崎武志『古本生活読本』
ちくま文庫、価格 税込819円、
文庫・総299ページ。好評発売中!


岡崎武志(おかざき たけし)
1957年、大阪市生まれ。
フリーライター。書評を中心に各紙誌に執筆。
著書に「文庫本雑学ノート」「文庫本雑学ノート二冊目」
(以上、ダイヤモンド社)、「古本病のかかり方」
(東京書籍)、「古本でお散歩」(ちくま文庫)などが
ある。書物雑誌「sumus(スムース)」の同人でもある。
専門分野は日本の私小説、ユーモア文学、上方笑芸など。
文庫王、均一小僧、神保町ライターのニックネームを
持つ。

『古本生活読本』書籍情報

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480420436/

qid%3D1106548748/250-8740374-2936252

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■日本の古本屋 即売展情報■
2月・3月の即売展情報。

http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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次回は2005年2月下旬頃発行。
お楽しみに!
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日本の古本屋メールマガジンその23 2005.1.27
【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・事業部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3ー22 東京古書会館
     E-Mail melma@kosho.ne.jp(メールマガジン専用)
     URL http://www.kosho.or.jp/
【発行者】
広報部:中野照司 藤原栄志郎
事業部:田中隆志 T K I: 岩森正文
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日本の古本屋メールマガジン その22 12月21日号


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◆INDEX◆
1.自著を語る 第二回 古本屋の女房
2.ABAJ 40周年記念講演会のご案内
3.日本の古本屋即売展情報
4.年末年始のお知らせ
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好評の「自著を語る」コーナー、第二回は黄麦堂夫人田中栞さんの
『古本屋の女房』です。
無愛想で取っつきづらいと思われがちの古書店店主の別の一面が
浮かび上がってきます。お楽しみ下さい。


■実は古本屋店主は優しい■


古本好きが高じて古本屋好きとなり、古本屋と結婚して15年になる。

私が主人と初めて出会ったのは、今から25年前。渋谷書店という新
刊書店の店内においてだった。
文芸書担当の書店員である彼は、余計な言葉を発さず厳しい態度で
仕事に没頭し、どこか周囲を拒絶するような、頑なな雰囲気がある。
学生アルバイトの私が、気軽に会話できる相手ではなかった。
私の大学卒業と同時に2人の接点はなくなったが、その2年後、黄
麦堂(おうばくどう)という横浜の古本屋の店内で、私は彼と再会
することになる。
古本屋の店主となった彼は、新刊書店の店員だった時とは別人のご
とく変貌していた。本の話をし始めると尽きることがない。驚くほ
ど饒舌になり、そして何より、新刊書店員時代のぎすぎすした堅さ
がなくなっていた。彼はすっかり、優しい古本屋店主になっていた。

古書業界は男の世界である。確かに東京古書会館に女子トイレは増
えたけれど、数年前は「古書マニアにも古書店主にも女はいない」
と断言され、いや、今だって誇り高き古書店主たちの認識は、そう
変わっていないんじゃないかと感じる。
抽選で当ててもらえなかったり、邪険な対応をされたりすることも
珍しくない。知合いの女性は、古本屋になりたくて、組合の理事を
務める地元古書店の門を叩いたが、一喝されて断念した。
しかし、実は諦めてはダメで、そこで「一押し」が肝腎なのだと、
私にも次第にわかってきた。

古本が好きで、古本屋めぐりをしたい。
仕事と育児と家事と古本屋めぐりを、だから同時進行ですることに
なる。校正ゲラを電車の車内でチェックしながら子供にお菓子を食
べさせながら古本屋へ行く(私の本業は校正である)。
洗濯機を回しながらオムツを替えながら古書目録を読む。

やりたいことを貫くと、温かい眼差しが増えてきた。
古本屋の店主は、偏屈で恐くて近寄りがたい……そんなイメージ
払拭してくれる人が、1人、また1人と現れた。
そうなのだ。店主たちの振る舞いは、「こんな本を買わないで、
化粧品の1つも買いなさい」「古本屋なんていう不潔な世界に踏
み込まないで、きれいな家の中にいなさい」という、彼らなりの
女性に対する優しさの裏返しだったのだ。
ぶっきらぼうだが、冷たいのではない。お付き合いしてみると実
は優しい、という古本屋店主が多い。
そのことを理解できた私は、心おきなく買いたい古書を買い、行
きたい古本屋へ行くようになった。

古本屋へ行き、本を買い、店主と話す。店主と結婚して女房になる。
そして今度は子連れで古本屋へ行き、また本を買う。店舗移転のト
ラブルでは不動産屋と闘う。そんな話を綴って『古本屋の女房』は
本になった。
めぐりめぐった古書店150軒の索引、「愛想笑い」に始まり「離
婚」で終わる「人生いろいろ索引」も作った。素人ながらイラス
トも描いた。
新刊なのに古本みたいなブックデザインに仕上がったが、配本後数
日でネット古書店に出始め、本当の古本になることもできた。
大好きな古本屋の棚に並び、古本の仲間入りを果たせたことが嬉し
い。
これからも、私は古本屋に通い続けることだろう。


田中栞『古本屋の女房』平凡社、定価・本体1500円+税
四六判上製糸かがり、スピンつき、総224ページ。

田中栞(たなか しおり)
校正者、書物研究家。
1959年、横浜生まれ。横浜の古書店「黄麦堂」の店主夫人。
日本出版学会会員、日本書票協会編集顧問、書皮友好協会特別会員、
東京製本倶楽部会員。『季刊「銀花」』『彷書月刊』『図書館の学
校』などに書物・書店関係記事を執筆する。書肆ユリイカの本の蒐
集、『西国立志編』諸本の書誌学的研究なども。

黄麦堂

http://www2.neweb.ne.jp/wd/ohbakudo/

平凡社(出版物検索)

http://www.heibonsha.co.jp/catalogue/

『古本屋の女房』書籍情報

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4582832423/

qid%3D1103082708/250-4886805-4096253

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■  ABAJ創立40周年記念 講演会   ■

ABAJ(日本古書籍商協会)では創立40周年記念として、「世界の古書
・日本の古書」展 を、六本木ヒルズ アカデミーヒルズフォーラム
で、2005年1月 28日(金)11時~20時・29日(土)10時~18時で行
います。
また、東京古書会館にて下記の通り記念講演会を行います。

~アメリカの古書業界の現状と未来の展望~
ITオンラインビジネスが古書業界に与えた影響

日時 2005年1月13日(木)18:00~20:00 講演時間80分
(通訳時間含)
会場 東京古書会館7F会議室
講師 Mr.John Crichton(ジョン・クライトン)
President,Antiquarian Booksellers' Assoxiation of America
(アメリカ古書籍商協会会長)サンフランシスコ、BrickRowBook
Shop経営者。
二年に一回選挙で選ばれる全米約450古書店の代表者。
サンフランシスコの中心地のビル2階に店舗を持つ、英米文学・
初版類等の専門店。

オンライン販売で実績を挙げ、ABAA・ILABのオンライン構想の中心
的役割を演じている。
30年ぶりにILABの会長がABAAから選出された事もあり、ILABのITを
中心とする新構想に積極的に協力している。

日本古書籍商協会HP(ABAJ)

http://www.abaj.gr.jp/index.htm

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■日本の古本屋 即売展情報■
新年は読書から。1月・2月の即売展情報。

http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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■日本の古本屋年末年始のお知らせ■

日本の古本屋のお問い合せ窓口は12月28日より1月6日までの間
冬季休業となります。
この間お問い合せ頂きましたメールは1月7日より順次お返し
させていただきます。
お問い合せによりましてはお時間をいただく場合がございますの
で、ご了承下さい。
なお、古書店よりの返事がない場合などは第一報メールをご参照
の上、直接古書店にお問い合せ下さい。
古書店の休業期間につきましては、古書店情報欄をご参照くださ
い。
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次回は2005年1月下旬頃発行。
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日本の古本屋メールマガジンその22 2004.12.21
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日本の古本屋メールマガジン その21 11月26日号


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◆INDEX◆
1.自著を語る-「古本様」へのご恩返し 南陀楼綾繁

2.12月・1月の即売展情報
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今月から本に関係のある著書をお持ちの方に自著について語っていた
だく企画がスタート。
記念すべき第一回目は、ライターにして編集者である南陀楼綾繁氏
初のエッセイ集 『ナンダロウアヤシゲな日々 本の海で溺れて』

古書の話も満載の本です。


■「古本様」へのご恩返し■

今年6月、『ナンダロウアヤシゲな日々 本の海で溺れて』というエ
ッセイ集を出した。
これは、ぼくがこれまで雑誌やウェブ上に書いてきた、本に関する雑
文をつめこんだ、いわば「本の缶詰」みたいな一冊だ。
新刊、古本、雑誌、ミニコミを買いまくり、図書館、書店、古書店、
インターネットなど本に出会える場所ならどこにでも出かけるという、
ぼくの日常が、本好き読者の共感を呼んだか、無明舎出版という秋田
の版元から出たにもかかわらず(あるいは、それ故に)、神保町・す
ずらん通りの〈書肆アクセス〉では、刊行して半年近く経つのにまだ
ベスト10に位置している(他の店ではボチボチだが……)。

この本は、一冊全部が古本のハナシではないが、それでも、豆本を扱
う神保町の古本屋のことや、チェコ・プラハの古本屋の話、古書目録
のおもしろさなど、全体的に古本に関する文章が多くなってしまった。
ためしに、本文中に「古本」あるいは「古本屋」が何カ所出てくるか、
数えはじめたが、あまりに多いのでヤメてしまった。

考えてみれば、子どものときから本が好きだったというだけで、編集
者になり、こうして本まで出すコトができるようになったのは、古本
のおかげだ。古書組合のメールマガジンだから書くのではなく、ホン
トにそうなのだ。
新刊や図書館の本だけでは見えてこない、出版史の「埒外」にある雑
多な本。それらと出会ったのは、古本屋の店頭であり目録だった。
雑本を通して、本の世界の広さと深さが見えてきたのだ。
神様、古本様、古本屋様である。

たまたま、本書刊行の前後に、古本関係のイベントへのお誘いがあっ
た。
まず、東京古書会館での「アンダーグラウンド・ブック・カフェ」。
6月に行なわれた第2回では、ぼくも所属する書物同人誌『sumus』の
展覧会およびトークショー。
10月の第3回では、「雑本探検家」の異名をとる河内紀さんのトークシ
ョーと、89歳にして『日本古書通信』の現役編集長である八木福次郎さ
んのトークショーの二本で司会を務めた。また、千駄木の古本屋〈古書
ほうろう〉(http://www.yanesen.net/diary/horo/)では、ぼくが出し
ている古書目録に関するフリーペーパー「モクローくん通信」に関連し
て、古本の展示と販売、古本屋さんとのトークショーを開催した。

もともと引っ込み思案で、人前で話すなんて苦手中の苦手のぼくが、こ
うしてイロイロ動いているのは、若手の古本屋さんたちと一緒に動いて
みるのが、とても楽しいからだ。
それとともに、古本と古本屋のおもしろさを、ぼくよりも下の世代に感
じてもらいたいという気持ちもある。こうした試みによって、一人でも
新しいヒトを古本の世界に引き込むことが、ぼくなりの「古本様への恩
返し」なのではないかと思っている。


南陀楼綾繁(なんだろう・あやしげ)
ライター・編集者。
1967年、出雲市生。本名・河上進。
『季刊・本とコンピュータ』を編集するかたわら、「sumus」「サンパン」
「本のメルマガ」などの同人として、古本、ミニコミ、図書館など本に関
することなら何でも書いている。
共著『ミニコミ魂』(晶文社)。
現在、世界初の古書目録愛好フリーペーパー 「月刊モクローくん通信」
を発行中。問い合わせはメールで。kawakami@honco.net

日記「ナンダロウアヤシゲな日々」 

http://d.hatena.ne.jp/kawasusu/

『ナンダロウアヤシゲな日々 本の海で溺れて』書籍情報

http://www.mumyosha.co.jp/04new/nanda.html

無明舎出版

http://www.mumyosha.co.jp/

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■日本の古本屋 即売展情報■

買い納めに買い初め。掘り出し物のチャンス満載。
12月・1月の即売展情報。

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日本の古本屋メールマガジン その20 10月25日号


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◆INDEX◆
1.古書の日記念イベントのお礼と報告
2.古典籍展観大入札会
3.第45回東京名物神田古本まつり
4.古本屋のエッセー
【最後に古書店情報を掲載しています】
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10月4日に古書の日記念講座「古本屋になるには」を開催しました。
当日はあいにくの雨でしたが、四国・近畿・中国地方など、日本全
国から予想を大幅に超える、100名以上のご参加をいただきました。
聴講者の方々は独立開業を検討している方から、開業は考えていな
いものの本が大好き、という方まで様々な方が参加し、現役古書店
主が語る経験談に熱心に耳を傾けていらっしゃいました。

参加後にアンケート形式で感想をいただきましたが、
「現役古書店主の経験談が参考になった」
「古書の流通について知ることができた」
「内情がわかっておもしろかった」
などの感想が寄せられました。
初めて行った企画でどうなるか不安だったのですが、一安心。
この企画の次回開催は未定ですが、今後も機会があればなにか皆様
に関心をもって受け入れて頂けるようなイベントを考えていきたい
と思っています。
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■唯一最大 古典籍のオークション■
 平成16年度東京古典会 古典籍展観大入札会 開催

 ~日本が誇るもの、書物の歴史に触れてみませんか?~

<11月12日(金)・13日(土)>

東京古典会では、11月12日(金)・13日(土)の2日間、東京
古書会館(東京都千代田区神田)において、国内最大の古典籍オーク
ション「古典籍展観大入札会」を開催します。
「古典籍展観大入札会」とは、昭和30年頃より毎年行われている伝
統のあるオークションで、江戸時代以前を中心とした版本、写本、地
図、錦絵、古文書などの和漢古典籍が約2000点並びます。
この入札会は、通常古書業者のみで行われる市会を、一般の方々にも
公開展観し業者を通じてオークションにも参加していただける年に1
回の下見展観入札会です。
出品される品々は、通常、博物館などでケースに入っていて眺めるこ
としかできないような貴重な物が多数ありますが、このオークション
では全ての出品物が実際に手にとって見ることができる、またとない
貴重な機会です。
今年も重要美術品「般若波羅蜜放光経(はんにゃはらみつほうこうきょ
う)」、司馬江漢「阿蘭陀(おらんだ)のぞき」など、歴史上価値のある
品々が出品されます。
2000点近い稀書、珍品が出品される予定で、全ての出品物を2日間の
オークションで実際に手に取って確かめていただくことができます。


東京古典会とは
古書籍業を営む店の集まりである東京古書組合の中で、古典籍を主に扱
っている業者が作っている会。現在31店が加盟しており約90年の歴
史があります。毎週火曜日に、全国から集まった古典籍が出品され、市
が開かれています。


■開催日時(下見)
平成16年11月12日(金)10:00~18:00
平成16年11月13日(土)10:00~16:30
*入札は業者を通じての代理入札となり、入札日はご入場いただけません。

■会場 東京古書会館
東京都千代田区神田小川町3-22

■入場料 無 料

■主催 東京古典会

■お問合せ 東京古典会
URL:http://www.kosho.ne.jp/~kotenkai

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■神田古本まつり■
一年一度100万冊の大バーゲン

期間:10月29日(金)~11月3日(水)

昭和35年に、第1回を開催した神田古本まつりも、本年で第45回をむか
えます。
この間、神田古書店街最大の事業として、年を追うごとに拡大していま
す。
書物に関する様々なイベントを通じて、多くの読書人の期待に応えてゆ
くなか、東京名物として風物誌のひとつに数えられるほどに定着してま
いりました。
本年も例年のように多様な企画をご用意しておりますが、特に小学館プ
ロダクションとの共同企画で、古文書公開講座を実施いたします。
樋口一葉の筆跡、『女大学』の世界など女性にスポットを当てた講座が
予定されています。是非ご期待ください。


☆2004年度版神田古書店地図帳発行☆
神田地区の古書店位置と取扱品目が一発で分かる便利な地図。
今年も最新版が登場です。組合加盟の各古書店・特設会場にて
配布予定。

古本まつりの詳しい情報はこちらから。

http://www.book-kanda.or.jp/news/2004/

神田古書店連盟

http://www.book-kanda.or.jp/

☆神田神保町ブックフェスティバル☆
神田古本まつり協賛のブックフェスティバルが10月30日・31日に
開催。詳しくは下記をご参照ください。

http://www.tnews2.jp/bookfes2004/bookfes2004.html

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■古本屋のエッセー■

乱歩と大衆文化の池袋
八勝堂書店 八木 勝

八月十九日より二十四日の間、池袋東武百貨店と立教大学旧江戸川乱
歩邸で開催された『江戸川乱歩と大衆の二十世紀展』
池袋と乱歩、そして大衆文化を担う作家や芸術家について、長年池袋
で古書店を営業されている八勝堂書店八木氏が語る。
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■日本の古本屋 即売展情報■

秋は古書の旬! 11月・12月の即売展情報。

http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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日本の古本屋メールマガジンその20 2004.10.25
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日本の古本屋メールマガジン その19 9月24日号


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1.古書の日記念講座「古本屋になるには」
2.なつかしの手作りメディア 本の街のガリ版展
3.第19回早稲田青空古本まつり
4.第45回東京名物神田古本まつり
【最後に古書店情報を掲載しています】
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古書の日記念講座 「古本屋になるには」

10月4日は古書の日です。2回目を迎えた今回、東京古書組合では
東京古書会館にて現役古書店主が語る『古本屋になるには』を開
催することになりました。
古書店の店先ではわからない古書業界の仕組みや現状をふまえた、
純粋な職業としての「古書店」開業方法の講座ですので、お気軽
にご参加ください。

日時:平成16年10月4日(月) 午後2時~4時

会場: 東京古書会館(〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3-22)

お申込方法:E-Mailに住所・氏名・年齢・連絡先お電話番号をお書き
添えの上、お申し込み下さい。9月30日必着となります。

申込先:info@kosho.or.jp
*メールマガジンへのご返信では、お申し込みをお受けできません。
必ず、info@kosho.or.jpにお申し込みください。

講師:現役古書店主

受講料:無料

定員:50名

【講座内容など、詳細はこちら】

http://kosho.ne.jp/event/

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なつかしの手づくりメディア
【本の街のガリ版展】
会期: 2004年10月13日(水)~19日(火)
     午前11時~午後6時
会場: 東京古書会館2F情報コーナー
入場料:無料

1970年代まで、ガリ版=謄写版は学校や職場、ひいては社会運動など
で幅広く使われた、電気のいらない簡易印刷器です。学級新聞やミニ
コミづくりで鉄筆を握った経験をもつ方も多いことでしょう。
ガリ版は1894年(明治27年)に神田で生まれました。明治初期に学校
街となった神田界隈には、学者や学生が集まり、本の街として形づく
られていくと同時にガリ版文化をも生み育てました。
20世紀末からIT時代に突入し、ケータイ、メールでのコミュニケーシ
ョンが当たり前の現在、そのなかでアナログの極致ともいえるガリ版
には、デジタルでは表現しきれない手づくりの魅力があります。
謄写版が発明されてから今年で110年目。謄写版が生まれ育った本の
街神田で、日本人の手づくり印刷の歴史を振り返り、現代に生きる伝
統の技術と美術作品などを多方面から紹介したいと考えています。

【展示内容】
A)資料でたどるガリ版の110年
B)教育とガリ版
C)孔版美術の華

期間中、展示解説ツアー、実演、ガリ版教室なども行います。
詳細につきましてはリンク先URLをご参照ください。

http://underg.cocolog-nifty.com/tikasitu/

主  催 ガリ版ネットワーク(主宰 志村章子)
本の街のガリ版展実行委員会(会長 遠藤康、事務局長 志村章子)
共  催 山形謄写印刷資料館・ガリ版伝承館(滋賀県蒲生郡蒲生町)
     ジャグラ(日本グラフィックサービス工業会)
後  援 東京古書組合
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第19回早稲田青空古本まつり
猛暑も一段落し、今年も読書の秋がやって参りました。
今年も『読書の秋はワセダから・・・』をキャッチフレーズに
『早稲田青空古本祭』が開催されます。東京都内有数の古書店数
を誇る、早稲田古書店連合会が総数30万冊の本を格安販売致します。
「早稲田青空古本祭」も今回で19回を数えることとなり、すっかり
早稲田秋の風物詩として定着し、全国各地からご来場頂いております。
今回も会場参加24店舗、地元古書店街各店ともに総力を挙げて準備
を整え、お客様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

 きっとみつかる、老若男女それぞれの一冊
        探しだそう、『早稲田青空古本祭』

●早稲田青空古本祭● <主催;早稲田古書店連合会>
      <協賛;大新宿区まつり[新宿区] 後援;早稲田大学>

 ▼開催日時:10月1日(金・「都民の日」)
           ~ 6日(水)=雨天決行(テント使用)=
       午前10時~午後7時(最終日のみ5時閉会。)
      (※初日のみ、営業時間を延長します。午後8時まで。)
      (※文庫コーナーは終日6時閉店です。お見逃しなく。)

 ▼ 会 場 ; 穴八幡宮境内(早稲田大学文学部前)
         地下鉄東西線「早稲田駅」下車徒歩1分
         JR・西武「高田馬場駅」下車徒歩20分
          (駅前より「早大正門」行き学バスが便利。
             乗車5分、「馬場下町」下車にて会場前)

 ▼詳細情報は下記ホームページで発信中です。どうぞ御覧下さい。
       http://www.w-furuhon.net/aozora
        (地域情報満載のメールマガジン
           「早稲田古本村通信」もこちらで受付中。)

  ★毎年恒例・特別企画★
 「青空古本祭」会場にて千円以上お買上の方にもれなく、会場近隣の
 早稲田古書店街・全店でご利用できる1割引券を進呈。期間中は何軒
 でも何回でも使用できます。年に一度のチャンスです。この機会を
 どうぞお見逃しなく、古書店街へも是非お越し下さい。
  (尚、日曜定休の書店も10月3日の日曜日は各書店とも
   古本祭開催に併せて営業を行う予定です。)

 ▼お問い合せ;早稲田青空古本祭 広報部(渥美書房内)
         ℡.03-3203-1027 Mail; atsumi@kosho.ne.jp
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■日本の古本屋 即売展情報■
毎年恒例、今年で45回目を迎えた神田古本まつりが、10月29日(金)
から11月3日(水)に決定しました。
次号では詳細を特集します。

これからの季節、散歩がてらに回るのもおすすめ!
読書の秋の10月・11月の即売展情報はこちらから。

http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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日本の古本屋メールマガジン その18 8月31日号


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◆INDEX◆
1.魅惑の古書即売展
【最後に古書店情報を掲載しています】
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夏から秋にかけては「古本まつり」「大古書市」などと銘打った、
古書の即売会が多い。東京ではデパートの大きな催事場を使って
の古書市はここ数年減る傾向にあるけれども、新宿・渋谷・池袋
などのターミナル駅では、いくつかの大きな古本祭りが催された。

東京だけではなく関西など各地の本屋が集合しての大規模な即売
展には、さすがに多くのお客さんが来てくださる。開場前に並ん
でくださる方も多い。
以前にはその列が数百人にもなってデパートを取り囲んだ、とい
うような話も聞かれたが、ネット販売などの影響か、現在ではぐ
っと減って100人前後といったところだ。

それでも、現物の持っている魅力はまだまだ大きい。
こんな本があったのか、というような発見も、実物が集まる即売
会ならではだ。本屋にとっても、新しい顧客を獲得するチャンス
というだけではなく、1000冊の本を持っていけば、一週間前後の
会期中にその2,3割は売れてしまうというようなスピード感は、
自店舗では味わうことができない。

そこに来るお客様にとっては、すべてが目新しい本で、店舗のよ
うに昨日も並んでいた商品をちょっとだけ入れ替えたというのと
は違う。他の誰もまだ見ていないのだから、相場よりかなり安く
値付けされた掘り出し物も、たくさん眠っている。
経験豊富な古本屋でも、本の世界は広い、かなり間違いを犯すも
のだ。
そういう商品を誰かが発見してしまう前に、見つけて入手するた
め、お客さんも早起きして開場前から並ぶわけだ。

というわけで、即売会は初日、それも午前中が勝負である。

…と、いうことになっているけれど、実はそうとも限らない。
2日目以降に力を入れている業者もいるのだ。

初日に駆け込んでくるのは古本マニアのような人たちだ。
ある傾向があって、良い本であっても必ずしもマニアに好まれる
とは限らない。特に文学以外の本はそうだ。

理工書や趣味の本など、内容的にも希少度から言っても一流の本
であっても、本好きには必ずしもアピールしないのだ。
お客様もよく知っていて、専門書などを買いにいらっしゃる方は、
混雑する初日の午前中をはずして、会期半ばごろに来られること
が多い。それを狙って、途中で品物の入れ替えをする業者もある
のだ。

前にも書いたが、複数の業者が集まる即売会は古本買いの入門に
はもってこいである。
古書店はみんな個性的なので、その違いを楽しんで気の会う本屋
を見つけることもできるし、住所を残していけば、次回から古書
目録や案内が届くようになる。目録でたくさん注文して、毎回会
場に数年間足を運べば、業界で有名な顧客になって、秘密の古書
情報も教えてもらえるようになる……かもしれない。

■日本の古本屋即売展情報■

http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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日本の古本屋メールマガジン その17 7月30日号


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◆INDEX◆
1.古書目録
2.管理チームからのお知らせ
【最後に古書店情報を掲載しています】
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■古書目録■

最近はインターネットで検索する人が増えたので、かつてほど
決定的ではなくなりましたが、古書を集める人にとって「目録」
ほど重要なものはありません。
目録というのは、要するに古書の販売カタログですが、古書を
蒐集しはじめたら、ほとんどの方がお世話にならなければなら
ないものです。
特に専門店の目録は、特定の分野のコレクターにとっては絶対
的といって良いでしょう。

古書目録にも種類があって、専門店が専門分野について作る目
録、特集主義の目録、デパートなどの催事に伴って発行される
目録、何店かの仲間が集まって作る共同目録などがあります。
それぞれに特色があって、利用価値のあるものです。

定期的に発行される専門目録は毎号同じ本が並んでいるように
見えますが、基本的な本を常に品揃えしようとする結果です。
書誌情報としても利用価値がありますし、収録書誌の変化で学
会の動向を占うこともできるかもしれません。

特集主義の目録は、出版されたときの本来の目的とは違った視
点で、本を見て目録に掲載することが多いので、図書館などで
は得られない発見があります。
例えば、文豪が書いたゲームの入門書が掲載されていたりとか、
あまり知られていない人と人の結びつきとかに沿って、本が並
べられていたりとかです。

また、共同目録では、思わぬ掘り出し物に出会うこともあります。
催事の目録は会場での「会期」というものがありますので、多く
の場合、会期前の抽選によって本を販売します。
値段が相場よりも安いものや人気の高い物は、注文が重なること
必至です。

古書目録では、本の並べ方が命ですから、制作者はそれぞれ工夫
しています。関連書籍のずらりと載った目録を一覧して、どんな
本があるかを探す楽しみは、題名や著者を知らないと検索できな
い、インターネットのデータベースとは違った楽しみがあります。

目録の入手方法ですが、まずはデパートなどの「即売展(古本ま
つり)」に足をお運びください。
大概は会場でその催事の目録を配布、もしくは販売しています。
そこで依頼すると次回から目録が送られてくるようになります。
そして、注文すればその書店の参加する目録が送られてくるよう
になります。
古書店側も、本を買ってくれる見込みのあるお客様に目録を送り
たいので、好みのあいそうな方には積極的に目録をお送りするは
ずです。

ぜひ、即売展・目録をご利用下さい。
■この夏開催の即売展■

http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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日本の古本屋メールマガジン その16 6月25日号


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◆INDEX◆
1.明治古典会七夕古書大入札会
2.占領期刊行物展示会
【最後に古書店情報を掲載しています】
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■明治古典会七夕古書大入札会■
「下見会」 2004年7月9日(金)10:00~18:00
         7月10日(土)10:00~17:00
入札会(業者のみ入場可)7月11日(日)
東京古書会館にて開催

明治古典会ホームページ http://www.kosho.ne.jp/~meiko/
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年に一度行われる【明治古典会七夕古書大入札会】は、普段は古書
業者のみが利用している神田・東京古書会館の市会場を一般のお客
様に開放し、入札会(オークション)にご参加いただくイベントで
す。
昭和40年の明治百年事業を機に、一般のお客様を入札会にお招きす
る形式のイベントとして始まり、今年で第39回目となります。
開催時期が7月の初旬に定着し、年に一度ということもあって、
「七夕入札会」として古書ファンに広く親しまれています。
今年の下見会期の7月9、10日には、2,822 点 の厳選された本と
紙の文化資料を陳列する予定で、お客様にご自由に、直接ご覧いた
だけます。また、お客様のご希望をお伺いして、各古書業者が入札
を代行いたします。

一堂に、江戸期以前の巻物、和本、古文書から戦後の少年雑誌や映
画ポスターまで、多彩な3,000点もの古本商品が集まり、現物を手に
とってご覧いただける場は、滅多にありません。今年は、坂本龍馬
が許嫁を絶賛する内容の書状や、日本で印刷された世界最古の印刷
物「百万等陀羅尼経」、日本近代文学の一時代を築いた雑誌「白樺」
の創刊号~160号迄の全号揃、故横山光輝の未発表画稿、村上隆「P
rojecctKO2 1999」(フュギュア)等、様々な時代の優品・良品が出
品されます。

下見会はどなたでもご入場いただけますので、ぜひご来場下さい。
詳しくは、明治古典会ホームページをご覧下さい。

http://www.kosho.ne.jp/~meiko/

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■占領期刊行物展示会■

カストリ雑誌に代表される終戦から約5年間の出版物・新聞等の一
部は、米国メリーランド大学マッケルディン図書館でプランゲ文庫
として保管されており、マイクロフィルム版で閲覧出来るようにな
りましたが、戦後60年経った現在、この戦後の刊行物の実物を目に
する機会は多くありません。

そこで、今回、20世紀メディア研究所の協力を得て、6月28日から
30日まで東京古書会館2Fにて、占領期刊行物展示会と、講演会を開
催します。

入場は無料です。

○占領期刊行物展示会
日時:6月28日~30日(月曜日-水曜日)10:00~17:00
場所:東京古書会館2F情報コーナー
(千代田区神田小川町3-22)

○講演会
6月28日(月曜日):谷川建司(茨城大学助教授)
「占領期雑誌データベースで広がる占領期研究の可能性
                     ー検閲研究を越えて」
6月29日(火曜日):福島鑄郎(出版学会会員)
「回顧・プランゲ文庫最初の調査について」
6月30日(水曜日):川崎賢子
         (早稲田大学現代政治経済研究所研究員)
「戦後文学研究への一視覚ー占領期雑誌データベースを活用して」

*主催プランゲ文庫ユーザー会・株式会社文生書院
後援:20世紀メディア研究所

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日本の古本屋メールマガジン その15 5月28日号


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【日本の古本屋】は全国600書店参加、データ300万点掲載
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◆INDEX◆
1.国立情報学研究所オープンハウス
2.管理チームからのおしらせ
【最後に古書店情報を掲載しています】
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■国立情報学研究所オープンハウス■
5月31日(月)15:00~18:30
6月1日(火)12:15~18:30
場所 国立情報学研究所(千代田区一ツ橋2-1-2学術総合センター内)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
先月のメールマガジンでお伝えした国立情報学研究所オープンハウ
スのプログラムをいただきました。
千代田ITフォーラムでは、地域の活力を作るITと市民のコラボレー
ションというテーマで、7つの研究発表が組まれています。
どれも興味深い内容なのですが、古書に関係する発表が二つあるこ
とは特に見逃せません。
また、千代田の森オルケスタによる市民コンサートは、ジャズ・ベ
リーダンス・社交ダンスと見ても楽しい第一部と、ミュージカルか
らおなじみの曲を選んだ親しみやすい第二部の二部構成。
東京芸大の方が参加し、聴きごたえもバッチリの内容になっている
とのこと。
入場は無料ですが、参加には事前のお申し込みが必要ですので、詳
細・お申し込みは国立情報学研究所HPをご参照ください。

http://www.nii.ac.jp/hrd/HTML/OpenHouse/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■日本の古本屋管理チームよりお知らせ■

◇最近、kosho.or.jpや、kosho.ne.jpアドレスより、ウィルスメール
が送付されてきた旨の連絡が管理チームに寄せられています。
『日本の古本屋』自体は、厳重なチェックを行っておりますので、感
染はございません。
『××(不定).kosho.ne.jp』等のアドレスで英語タイトルの添付付
メールは、最近流行している差出人の擬装されたウィルスメールです
ので、決して開けないで下さい。
ウィルスに関しての情報。

http://www.ipa.go.jp/security/isg/virus.html

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日本の古本屋メールマガジン その15 5月28日号


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2.管理チームからのおしらせ
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■国立情報学研究所オープンハウス■
5月31日(月)15:00~18:30
6月1日(火)12:15~18:30
場所 国立情報学研究所(千代田区一ツ橋2-1-2学術総合センター内)
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先月のメールマガジンでお伝えした国立情報学研究所オープンハウ
スのプログラムをいただきました。
千代田ITフォーラムでは、地域の活力を作るITと市民のコラボレー
ションというテーマで、7つの研究発表が組まれています。
どれも興味深い内容なのですが、古書に関係する発表が二つあるこ
とは特に見逃せません。
また、千代田の森オルケスタによる市民コンサートは、ジャズ・ベ
リーダンス・社交ダンスと見ても楽しい第一部と、ミュージカルか
らおなじみの曲を選んだ親しみやすい第二部の二部構成。
東京芸大の方が参加し、聴きごたえもバッチリの内容になっている
とのこと。
入場は無料ですが、参加には事前のお申し込みが必要ですので、詳
細・お申し込みは国立情報学研究所HPをご参照ください。

http://www.nii.ac.jp/hrd/HTML/OpenHouse/

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染はございません。
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メールは、最近流行している差出人の擬装されたウィルスメールです
ので、決して開けないで下さい。
ウィルスに関しての情報。

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