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日本の古本屋メールマガジン その74 12月25日号

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☆INDEX☆
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  1. 「今年の収穫・この一冊」アンケート発表
  2. 日本の古本屋・TOPページリニューアルのお知らせ
  3. 日本の古本屋・年末年始のお知らせ

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今年もインターネット「日本の古本屋」をご愛顧いただきまして
誠にありがとうございました。
  インターネット「日本の古本屋」では古典籍から現代の本まで、
全国の古書店が新入荷品を毎日更新しております。どうぞ来年も
よりいっそうのご愛顧をいただけますよう宜しくお願い申し上げま
す。

今回のメルマガは、先月募集した「今年の収穫・この一冊」の発表
をいたします。

━━━━━【「今年の収穫・この一冊」アンケート発表】━━━━

HPにてご紹介しております。
⇒ http://www.kosho.ne.jp/melma/qs/kekka200812.htm

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[書名]= = 『汗血千里駒』
[著者名]= = 坂崎鳴々道人(斌)・雜賀柳香
[理由]= = 明治18年刊行の春陽堂版ではなく、16年に摂陽堂より刊
行の初版・初刷の本を長年探しており、ようやく(しかも買いやす
い価格で)出会えたため。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 31
[都道府県]= = 東京

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[書名]= = ヒロシマ・ノート
[著者名]= = 大江健三郎
[理由]= = 18歳の時大江健三郎に出会い、それから45年を経た
今年、この「ヒロシマ・ノート」で漸く大江健三郎の単行本を全て
初版で揃えることが出来ました。初版で揃えようと思ってから5年
目になります。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 63
[都道府県]= = 北海道

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[書名]= = 美しき独断 中城ふみ子全歌集
[著者名]= = 中城ふみ子
[理由]= = 志半ばにして病魔に倒れる歌人中城ふみ子。与謝野晶子
を髣髴とさせる奔放な歌風と私生活。この歌集を読むと、自分の怠
惰な生き方が問われ、人生とは長さではなく質であると痛感する。
転移により31歳の若さで逝った中条は、しかし、後世に偉大なる
精神的遺産を遺してくれた。その遺産を享受できる古書界にも大い
なる謝意を表したい。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 51
[都道府県]= = 東京

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[書名]= = 出土銭貨の研究
[著者名]= = 鈴木 公雄
[理由]= = 著者の鈴木公雄は私の従兄で、4年前に癌のために急逝
しました。彼の著書のうち専門性の高い本書は蔵書していなかった
のですが、今年従兄の墓参の帰路、古書店の店先でこの美しい本を
発見した時は、何か運命的なものを感じて購入しました。考古学の
話を何度か直接聴いたことがありますが、その声を懐かしく想い出
しながらページを開いています。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 61
[都道府県]= = 神奈川

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[書名]= = 宇宙SF映画の世界
[著者名]= = キネマ旬報特別編集
[理由]= = スターウォーズの特集で、ちょうど30年前の出版で以
前は持っていたものをなくしてしまいました。題名や出版社をはっ
きり覚えていなかったので探すのに苦労しました今年こちらのネッ
トで検索し手に入れることができました。
[性別]= = 女性
[年齢]= = 50
[都道府県]= = 神奈川

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[書名]= = 「Tales of Mystery and Imagination」
[著者名]= = E.A.Poe
[理由]= = Poeの挿画作品中の白眉ではないでしょうか。Beardsley
の衣鉢を継ぐ挿絵画家Harry Clarkeの代表作でもあり、彼の署名入
り170部限定本。Zaensdorfによるモロッコ革装丁のまさに完璧なコ
ンディション。目録掲載品で信じられないほどの安価でしたのに、
わが手に入ったのがいまだに夢のようです。本当に夢になってしま
うのではないかと懼れつつも、その日は枕元において寝ました。や
はり古本の神様はいるのですね。合掌。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 50
[都道府県]= = 神奈川

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[書名]= = ambarvalia 復刻版
[著者名]= = 西脇順三郎
[理由]= = 詩集を読むだけなら、文庫や普及版で十分ですが、もの
としての存在感やオリジナルが持っているであろう当時の雰囲気を
愛でるには、復刻版がうれしい。ほるぷ社からの復刻ですが、いい
仕事をしています。と思います。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 48
[都道府県]= = 千葉

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[書名]= = 「寺山修司と生きて」
[著者名]= = 田中未知
[理由]= = 実は古本を購入したのは初めてでして、たまたまネット
で「日本の古本屋」を発見して、ちょうど読みたい本がありました
ので、簡単に注文できて、遠くから送られてくるのを待つのも楽し
かったです。
学生の頃に寺山修司が流行っていたので、約20年前の話ですが、
ある本屋で寺山修司の本が目にとまったので買って読んでみたとこ
ろ、すごくはまってしまい、「寺山修司と生きて」を購入できた事
は今年一番嬉しい事でした。
[性別]= = 女性
[年齢]= = 40
[都道府県]= = 東京

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[書名]= = Only Yesterday アメリカ現代史(上)(下) 
[著者名]= = F.L.アレン著 福田実訳
[理由]= = 昭和25年発行。訳者が亡くなった義兄で、どんな本か
知りたかった。「日本の古本屋」で検索したら、幸い1部だけ見つ
かり、手に入れることができた。義兄を懐かしく思い出しながら読
んだ。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 79
[都道府県]= = 神奈川

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[書名]= = 風に吹かれてヨーロッパ
[著者名]= = おおば比呂司
[理由]= = 以前からおおばさんのファンですが、いままで本を購入
したことはありませんでした。今回、絵を描き始めてその柔らかい
タッチと正確な描写に感動しています。思わず購入しました。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 52
[都道府県]= = 栃木

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■日本の古本屋・TOPページリニューアルのお知らせ■

「日本の古本屋」では、TOPページのデザインから徐々に、リニュ
ーアルしていく予定です。

例えば、今まで「日本の古本屋」のTOPページ内で直接書籍の検索
はできませんでしたが、デザインの変更に伴ってTOPページから直
接行えるようになり、より使いやすくなります。どうぞご期待下さ
い。

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■日本の古本屋・年末年始のお知らせ■

当サイトは平成20年12月27日(土)から平成21年1月4日
(日)までの期間、事務局のみ冬季休暇とさせていただきます。
(日本の古本屋は通常通りお使い頂けます。)
この間にお問い合せ頂きましたメールには、1月5日(月)より順
次返答させていただきます。
お問い合せ内容によりましてはまた、お時間をいただく場合がござ
いますので、ご了承下さい。

→ http://www.kosho.ne.jp/~info/nenmatsu2008.htm

なお、古書店より返事がない場合などは第一報メールをご参照の上、
直接古書店にお問い合せ下さい。
古書店の休業期間につきましては、「日本の古本屋」の古書店情報
欄をご参照ください。

皆様にはご迷惑をおかけ致しますが、よろしくお願いいたします。

━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

12月~2009/1月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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  次回は2009年1月下旬頃発行です。お楽しみに!
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全古書連は全国古書籍商組合連合会(2,300店加盟)の略称です

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日本の古本屋メールマガジンその74 2008.12.25

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
     E-Mail melma@kosho.ne.jp (メールマガジン専用)
     URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
     広報部:早川多摩雄
     TKI:河野高孝

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日本の古本屋メールマガジン その73 11月25日号

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☆INDEX☆
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  1. 自著を語る (34) 『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』
  2. 古書交換会レポート
  3. アンケートのお願い

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━━━━━━━━━━━━【自著を語る】━━━━━━━━━━━

【自著を語る (34) 】
『ぶらぶらヂンヂン古書の旅』(風塵社) 北尾トロ

 何かをすればそれについての反応があり、その反応がその先へ繋
がる 原動力になると思っている。頭の中でぐるぐる考えるのもい
いかもしれないけど、ぼくには向いてない。汗の匂いがしないこと
は信用できない気がして。貧乏性か。だけどまあ、やってみること
で思わぬ展開になることもあるわけで。
  1999年、本の処分法としてネットを使った古本屋を始めたことが
きっかけとなり、期間限定ブックカフェ、プロに混じってのデパー
ト展参加、古書イベントの主催、西荻ブックマークの開始、伊那市
高遠町での「本の家」オープン、「日本に本の町を作ろう」プロジ
ェクト始動までの流れはまさにそんな感じだった。ひとところに落
ち着いてじっくり物事を深めるより、どんどん居場所を変えつつ人
と交わってきた感が強い。
  ただ、その中心にはいつも本があって、その居心地の良さに支え
られてきたのも確かだ。いや、本そのものというより人かもしれな
い。本を通じて知り合う人たちのおもしろさは、ぼくをまったく飽
きさせない。
  常日頃、いかにすれば本まわりのことで遊べるか、そればかり考
えているぼくにとって、古本旅はいずれやってみたかったことのひ
とつだった。古本屋をメインにした紀行文など珍しくもないと編集
者は首をひねったが、いっさい無視して九州に行った。あれこれ話
し合うより、さっさと旅に出て書いたものを見てもらうほうが話が
早い。それでダメなら、もう一発どこかに行って、べつの編集者に
見てもらう。それでダメならあきらめる。問題はそこじゃなかった
りして、「これは執筆のための取材であるよ」と嘘偽りない気持ち
でうちのカーちゃんの目を見つめながら言えればそれでいいのだ。
  幸い、風塵社社長の腹巻き(通称)は九州の原稿を見て難色を示
すどころかつぎは自分も行きたいと言い出した。しめたものである。
で、どこへ。北海道ですかい社長。ところが敵も考えるもので、武
蔵野線はどうだという。それが旅なのか大いに疑問もあったが、な
んと腹巻き、掘り出し物を発見。今度は鎌倉に行こうと言い出して
……。
  そんな具合にあるときはひとり、あるときは腹巻きや別の友人と、
全国各地に出かけたわけだ。途中から、けっこう金がかかるなあ、
どう考えても割に合わない旅だなあと思ったりもしたが、1カ所に
いくとつぎに行きたいところが浮かぶという案配で、札幌、仙台、
松本、金沢、神戸、四国などへ足をのばした。
  温泉も好きだし、うまいものにも目がないし、列車に揺られての
んびり移動するのもいいと思う。でも、ぼくが本当にしたかったの
はこんな旅だった。
  読んで欲しいのはヤマヤマなんだけど、読んだら今度は出かけて
欲しい。いざゆかん古書の旅! ただしカートは忘れずに!

●書誌●
タイトル : ぶらぶらヂンヂン古書の旅
(ブラブラ ジンジン コショ ノ タビ)
発  行 : 風塵社
2007年6月
定  価 : 1,365円(本体:1,300円)
判  型 : 四六判
頁  数 : 222頁

●帯より●
ストレスなし、計画性なしのオフビートな古書店めぐり

●プロフィール●
北尾トロ (Toro Kitao)
1958年福岡県生まれ。法政大学社会学部卒業後、フリーター生活を
経てフリーライターに。ノンフィクション・エッセイを手がけ、現
在、「週刊文春」「ダヴィンチ」など連載を多く抱える。
1999年、オンライン古本屋「杉並北尾堂」を開業。ネット古書店ブ
ーム(?)のさきがけとなる。
“日本に『本の町』をつくりたい”との思いから、2007年、長野県
伊那市高遠町で仲間とともに古民家を借り、実験的店舗を運営。
2008年5月、「本の家」として本格的に営業を開始。東京と高遠を
行き来する生活を送っている。
著書に『ぼくはオンライン古本屋のおやじさん』『ぶらぶらヂンヂ
ン古書の旅』『裁判長!ここは懲役4年でどうすか』など。最新刊
になる『中央線で猫とぼく』(メディアファクトリー)は、10月31
日に発売。

━━━━━━━━━━【古書交換会レポート】━━━━━━━━━

 古書業界には、各都道府県に古書組合が存在し、各所で業者同士
の古書交換会(古書市場)が開かれています。
それが、古書店の仕入れルートの基本となっています。東京では、
神田にある、東京古書会館(本部会館)のほか、いくつかの支部で
開催されています。
本部会館では、毎日、市場が開催されています。月曜は、一般書や
サブカルが中心の「中央市会」。火曜は、洋書の「洋書会」に、古
典籍の「東京古典会」と好対照の市が同時に開催されます。社会科
学系の資料モノが中心になる「資料会」は水曜。神田の支部市とい
う位置づけの「一新会」が木曜と続き、近代文学からヴィンテージ
系の俗に“黒っぽい”本と呼ばれる物が集まる「明治古典会」が金
曜でトリを務めます。
今回は、そのなかの「中央市会」から、最近の話題をご報告します。

『見逃されたお宝本』
中央市会事業部長 山崎有邦(オヨヨ書林)

市場には日々、大量の本が集まってきます。特に「中央市会」は、
その量の多さでは、他の会に比べても抜きん出ています。厳選され
た1冊本もありますが、20冊前後の本を一括りに縛った束を5本(業
界では、束を本と数えます)、10本と山に積まれたものも多く出品さ
れます。それらは、一山いくらで、多くの場合、催事用の商品とし
て買われることが多く、一冊一冊値踏みされることは稀です。
本を出品するお店は、ある程度の仕分けをしてから出しますが、自
分の専門ではない分野は大まかに分類するだけという場合も多く、
時には、そのざっくりと一括りにされた山の中に、思わぬお宝本が
紛れ込んでいることがあります。
先日の市会でのこと、市場の隅に、戦前の文芸書が200冊ほど並んで
いました。パッと見た感じ、めぼしい本もなく、均一用のような感
じでした。
開札はぼくが担当したのですが、入ってた札も5-6枚。ほとんどの業
者は、注目してなかったようです。やはり催事ネタという判断か、
「安ければ買ってもいい」というような数字しか書いてない店もあ
る中、ひときわかけ離れた数字を入れている店がありました。
文芸書を専門に扱う店です。それも2店。その2店で競り合った結果、
見た目、しょうもない品物ばかりと思えたものが、かなりの高値で
落札されました。
何が評価されたのだろうかと、本の背を、端から端と順に眺めまし
たが、見当がつきません。後で、落札された方に、何か珍しい本で
も入っていたのかと訊ねたところ、その方が教えてくれたのは、函
の背のくすんだ、タイトルも微かに読めるか読めないかというよう
な一冊の本。かろうじて読めるタイトルには、『お艶殺し』と書か
れています。
谷崎潤一郎の本です。大正4年の初版本だということです。千章館
より刊行されています。読むだけなら、現在は、中公文庫で読むこ
とは出来ますが、やはりコレクターの間でも人気のある作家の初版
本ということで、少々状態は悪くても、レアで貴重なものにはそれ
なりの値段がつくようです。
改めて本の束を見直しましたが、数多くの黒い本の山の中から、タ
イトルもほとんど読めないこの本に気づくとは、さすがに専門店だ
なと、その眼力に感心しました。
もちろん誰にも気づかれることなく、安く落札され、どこかのお店
の均一台に並ぶこともあるかも知れません。そんな時は、お客さん
がお宝本を見つける幸運に恵まれるということになります。
雑本のなかからお宝本を見つけ出すことは、古書ファンだけでなく、
プロの古書店にとっても、古書市場で取引することの醍醐味と言え
ます。ただ、眼力と嗅覚に優れた多くの専門店が出入りしています
ので、そんなに簡単なことではありませんが…。

━━━━━━━━━━【アンケートのお願い】━━━━━━━━━

「今年の収穫・この一冊」アンケートご協力のお願い

平素はインターネット「日本の古本屋」をご利用いただきまして、
ありがとうございます。

さて、「日本の古本屋メールマガジン」では、アンケート特集
「今年の収穫・この一冊」を今年も企画いたしました。今年手に入
れた古書の中から、印象深い一冊、嬉しかった一冊を、是非お知ら
せ下さいませ。
ちょっと一息入れて「今年の収穫」に思いを巡らせてみませんか。
どうぞご協力いただけますようお願い申し上げます。
アンケート回答は専用フォームを用意しましたので、そちらからお
願いいたします。

また、アンケートにお答え頂いた方の中から抽選で10名様に
図書カード1000円分をプレゼント致します。
抽選結果は図書カードの発送をもってかえさせて頂きます。

専用フォームにお進みいただくと、以下のことをお尋ねします。

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アンケート専用フォーム

http://www.kosho.ne.jp/melma/qs/questionnaire2008_.htm

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■一冊の書名・著者名(今年買われた古書で印象深いもの)

■その簡単な理由

■〆切 2008年12月15日(月)

2008年12月発行の「メールマガジン日本の古本屋」にて紹介
させていただきます。全てのご回答をご紹介できない場合がござい
ますので、どうぞあらかじめご了承ください。

よろしくお願い申しあげます。

━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

11月~1月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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日本の古本屋メールマガジンその73 2008.11.25

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
     E-Mail melma@kosho.ne.jp (メールマガジン専用)
     URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
     広報部:早川多摩雄
     TKI:河野高孝

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日本の古本屋メールマガジン その72 10月27日号

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☆INDEX☆
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  1. 古書催事の新しい流れ
  2. 自著を語る (33) 『高円寺 古本酒場ものがたり』
  3. プレゼント企画

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━━━━━━━━━【古書催事の新しい流れ】━━━━━━━━━

 今月は、古書月間として、各地の即売催事をご案内してきました。
なかでも、東京では、ほぼ毎週のように、古書即売催事が開かれて
います。神田の古書会館はもちろん、西部(高円寺)や南部(五反田)
の支部会館でも盛んに行われています。デパートや屋外広場など、
会館外の催事も活発。「神田古本まつり」は、まさに今日がスター
トです。

続きはこちら http://www.kosho.ne.jp/melma/0810/readindex.html

━━━━━━━━━━━━【自著を語る】━━━━━━━━━━━

【自著を語る (33) 】
『高円寺 古本酒場ものがたり』 狩野 俊

『高円寺 古本酒場ものがたり』の見本が出来たと、編集の中川六
平さんから電話がある。受け渡し場所は、吉祥寺のいせやだ。六平
さんは先に来てビールを飲んでいる。
「お前はいっつも遅れてくるなあ」。時間どおりに行ったのだが、
小言を言われる。元新聞記者の六平さんは、待ち合わせの五分前に
来るのが基本だと、いつも言う。「はい、すみません」と、なんの
反省もにじんでいない口調で謝る。かわいくないねえ。
  見本を前に、二人で乾杯。思えば、いつもいせやで打ち合わせだ
った。ゲラの直しもいせや。本当に酒の臭いがしみこんだ本だ。
「ほら、いい装丁だろ。帯もいい文章だ。ばーんとでっかく書いて
あるだろ。わかりやすいだろ。俺が書いたんだよ」
  六平さんは本を前にしてうれしそうだ。僕も手にして中を開いて
みる。ちょろちょろ読んでみる。しかし恥ずかしいな。
  巻頭は「店長日記」だ。数年間書き続けた日記から拾い上げ、や
すりをかけて、紙の上に載せた。毎日、毎日、飽きもせず、酔いの
残った頭で、ふらつく指先で、キーボードを押しては書いてきた。
それがまとまるとこうなるのか。目次を見ながら、犯罪を犯したよ
うな気分になってくる。
  次に、書き下ろしの、国立で開業してから今に至るまでの、まあ、
道程のような文章。これは初稿のゲラが出てから三週間で書いた。
読んでいて思うけど、しみじみといい加減で大雑把で成り行き任せ
だな。それでいてどこか神経質な匂いがする。
  読んでいるうちに、触っている間に、じんわりと本当に本になっ
たのだと、ようやく実感が湧き出てきた。うれしいだけではない、
複雑な気分だ。
  「お前もよかったよ、このタイミングで本が出せて」。六平さん
はビールから焼酎のロックだ。まだ午後二時半なのに。ちなみに焼
酎は一杯230円。「お前の店は高いんじゃないのか」と六平さん
が言っている。「今日何曜日だっけ」ともつぶやいている。
  一年半前、荻原魚雷さんがここに連れてきてくれたんだ。「社長」
「おいマスター」と大声で呼び、「トリスのロック、ダブルでね。
魚雷、角なんて高い酒飲むなよ」。そのうち、ひょんなことから
「お前の本作ろう」となり、ああなって、そうなって、こうなって、
目の前に本がある。離婚の保証人にもなってもらった。
  ノリで作り始めた本かもしれないが、本というのはノリだけで出
来上がるものではないと、心の底から感じた。人と人がぶつかり合
い、時には火花を散らして作り上げていくものだった。
  後書きには書かなかったけど、中川六平さんに感謝です。出会い
のきっかけの荻原魚雷さん、ありがとうございました。
  みなさま、読まなくていいので、買ってください。

●書誌●
タイトル : 高円寺古本酒場ものがたり
(コウエンジ フルホン サカバ モノガタリ)
発  行 : 晶文社( http://www.shobunsha.co.jp/ )
2008年8月
定  価 : 1,995円(本体:1,900円)
判  型 : 四六判
頁  数 : 213頁

●帯より●
東京は中央線、高円寺で降り、少し行くと、古風な風情をかもし出
している店がある。「古本酒場コクテイル」。今夜も、古本と酒とおし
ゃべりが大好きな人で一杯だ。そんな古本酒場を舞台にした人と人
の交流を温かく描く。さあ、いらっしゃい!

●プロフィール●
狩野 俊(Suguru Karino)
1972年福島県生まれ。洋書店勤務を経て、98年国立に「コクテイル
書房」を開業。半年後に店の一部を改装しお酒を出し始める。2000
年高円寺へ移転。「古本酒場コクテイル」を営む。

━━━━━━━━━━━【プレゼント企画】━━━━━━━━━━

今号の企画「自著を語る」で紹介いたしました、コクテイル書房の
狩野俊著書「高円寺 古本酒場ものがたり」を5名様に著者サイン入
りでプレゼント致します。
プレゼントご希望の方は、お届け先の住所、氏名を明記の上、メール
( melma@kosho.ne.jp )にてお申し込み下さい。
応募の締切は11月9日までとさせていただきます。
※応募は終了しました。

応募者多数の場合には抽選とさせて頂きます。抽選の結果は商品の
発送をもってかえさせて頂きます。

※メールからの応募のみとさせていただきます。

※1名様1回限りのご応募とさせて頂きます。

※応募の受付・受理、ご当選の確認に関するお問い合わせにはお答
えできません

※商品のお届け先は日本国内のみとさせていただきます。

※お預かりした個人情報につきましては、商品の抽選、発送および
発送業務等の委託のため、委託先に開示する場合がございます。

※お客様の同意なしに業務委託先以外の第三者に開示、提供するこ
とはございません。(法令等により開示を求められた場合を除く。)

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東京古書組合 協賛イベント

第49回 神田古本まつり 10月27日(月)~11月3日(月)
1年に1度!100万冊の大バーゲン!1年に1度開催される神保
町古書店街最大のイベントです。是非ご来場下さい。

BOOK TOWN じんぼう

http://jimbou.info/

ナビブラ神保町

http://navi-bura.com/index.html

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━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

10月~12月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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  次回は2008年11月下旬頃発行です。お楽しみに!
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日本の古本屋メールマガジンその72 2008.10.27

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
     E-Mail melma@kosho.ne.jp (メールマガジン専用)
     URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
     広報部:早川多摩雄
     TKI:河野高孝

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日本の古本屋メールマガジン 古書月間2号 10月14日配信

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10月31日までの古書イベント情報を掲載しています。

古書月間イベントサイトはこちら

⇒ http://www.kosho.ne.jp/event/koshogekkan/index.html

※内容について変更や中止になる場合がございますが、
あらかじめご了承ください。

━━━━【全国の古書イベント 10月15日~31日】━━━━

イベント名 第18回新潟大和大古書展
開催期間  2008/10/16(木)~2008/10/20(日)
場所 新潟大和 7階大ホール
時間 10:00-19:00 最終日は18:00
即売展目録 佐久間書店
951-8068 新潟県新潟市上大川前通5番町55-4
TEL:025-223-1982
FAX:025-228-5011

http://www9.ocn.ne.jp/~sakuma

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古書の日記念の目録 「茨城県組合古書目録」
発行予定日時 2008/10/15(水)

即売展目録 とらや書店 メール又はFAX、郵送でご請求下さい。
310-0011 茨城県水戸市三の丸1-4-8
FAX: 029-232-0154
Eメール toraya@car.ocn.ne.jp
URL http://ibaraki-kosho.com

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イベント名 浦和宿古本いち
開催期間 2008/10/23(木)~2008/10/26(日)
場所 浦和 さくら草通り
時間 10:00―18:00 最終日は17:00

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イベント名 第8回池袋西口公園古本まつり  (雨天中止)
開催期間 2008/10/22(水)~2008/10/28(火)
場所 池袋西口公園
時間 10:00-20:00 最終日は17:00

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イベント名 神田古本まつり (雨天中止)
開催期間 2008/10/27(月)~2008/11/3(月)
場所 神田神保町古書店街 じんぼうエリア
時間 10:00-19:00 最終日は18:00

BOOK TOWN じんぼう

http://jimbou.info/news/furuhon_fes08.html

ナビブラ神保町

http://navi-bura.com/special/0810furuhon.html

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イベント名 甲府古書祭り
開催期間 2008/10/15(水)~2008/10/20(月)
場所 JR甲府駅 南口 山交デパート 5F催事場
時間 10:00-19:00 最終日は16:00まで
即売展目録 風雪堂支店
400-0015 山梨県甲府市大手3-2-29
TEL 055-224-2571
FAX 055-251-5696

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イベント名 第32回 秋の古本まつり(主催:京都古書研究会)
開催期間 2008/10/30(木)~2008/11/3(月)
場所 左京区百万遍 知恩寺境内
時間 10:00-17:00

URL http://www1.kcn.ne.jp/~kosho/koshoken/event.html

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イベント名 第5回 全大阪古書ブックフェア
開催期間 2008/10/24(金)~2008/10/26(日)
場所 大阪古書会館
時間 10:00-18:00 最終日は16:00まで

即売展目録
80円切手同封の上、封書で大阪古書組合宛にお申し込み下さい。
大阪府古書籍商業協同組合
〒540-0018 大阪市中央区粉川町4-1
URL http://www.osaka-kosho.net/

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イベント名 第3回弁天町ORC(オーク)200 古本祭
開催期間 2008/10/30(木)~2008/11/4(火)
場所 弁天町ORC 200 2Fオーク広場
時間 11:00-20:00 最終日は17:00

URL http://www.osaka-kosho.net/

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イベント名 キヨスク駅前即売会
開催期間 2008/10/17(金)~2008/10/21(火)
場所 JR芦屋駅構内
時間 10:00-19:00

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イベント名 秋の古本掘り出し市
開催期間 2008/10/22(水)~2008/10/27(月)
場所 岡山シンフォニービル1階
時間 10:00-20:00 最終日は17:00

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日本の古本屋メールマガジン古書月間2号 2008.10.14

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
     E-Mail melma@kosho.ne.jp (メールマガジン専用)
     URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
     広報部:早川多摩雄
     TKI:河野高孝

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日本の古本屋メールマガジン 古書月間1号 10月1日配信

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古書イベントは10月15日までの情報を掲載しています。
15日以降の情報は古書月間臨時増刊2号に掲載致します。
臨時増刊2号は10月14日頃配信の予定です。

10月15日以降の全国の古書イベントはこちら。

⇒ http://www.kosho.ne.jp/event/koshogekkan/index.html

※内容については情報取得時の内容を掲載しております。
内容について変更や中止になる場合がございますが、
あらかじめご了承ください。

━━━━【全国の古書イベント 10月1日~15日分】━━━━

イベント名 早稲田青空古本祭
開催期間 2008/10/1(水)~2008/10/6(月)
場所 穴八幡宮境内(早大文学部前)
時間 10:00-19:00 最終日は17:00
URL http://www.w-furuhon.net/aozora/

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イベント名 第2回 月の湯古本まつり
開催期間 2008/10/11(土)
場所 月の湯 東京都文京区目白台3-15-7
時間 10:00-18:30

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イベント名 豆本フェスタ
開催期間 2008/10/12(日)~2008/10/13(月)
場所 東京古書会館 地下1階
時間 10:30-17:30
※入場に際しては豆本フェスタパンフレット700円をお買い上げ
頂きます。(2日間有効)。
URL http://azusa12111.exblog.jp/

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イベント名 古書の日記念 古本まつり
開催期間 2008/10/3(金)~2008/10/5(日)
場所 名古屋古書会館
時間 10:00-18:00 最終日は17:00まで

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イベント名 本供養 併催イベント 朗読の楽しみ(朗読会)
開催期間 2008/10/4(土)~2008/10/5(日)
場所 金沢神社境内
時間 10:00-17:00 最終日は16:30まで
朗読会 10/5 14:00~ 
お祓い 10/5 16:00~ 
URL http://ishikawa.kosho.gr.jp/

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イベント名 第11回 天神さんの古本まつり
開催期間 2008/10/4(土)~2008/10/8(水)
場所 大阪市北区 大阪天満宮境内
時間 10:00-17:00 最終日は16:00

即売展目録
ご希望の方は、300円切手を同封の上、
下記目録係までお申し込み下さい。「萬巻22号」
汎書店 目録係
〒530-0001 大阪市北区梅田1-1-3 
大阪駅前第3ビルB2-103

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イベント名 第8回 四天王寺 秋の大古本祭り
開催期間 2008/10/10(金)~2008/10/14(火)
場所 大阪市天王寺区 四天王寺境内 極楽門東側広場
時間 10:00-17:00 最終日は16:00

即売展目録
ご希望の方は200円切手を同封の上、お申し込み下さい。
古書楽人館
〒543-0026 大阪市天王寺区東上町1-48
TEL 06-6774-0741
FAX 06-6774-0741
URL http://www.osaka-kosho.net/

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イベント名 キヨスク駅前即売会
開催期間 2008/10/9(木)~2008/10/12(日)
場所 JR六甲道駅構内
時間 10:00-19:00

URL http://www.hyogo-kosho.net/

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イベント名 第39回 古書籍即売会
開催期間 2008/10/1(水)~2008/10/7(火)
場所 鶴屋百貨店
時間 10:00-19:00 最終日は18:00
即売展目録 無料にて送付

舒文堂河島書店
860-0845 熊本県熊本市上通町11-2
TEL 096-352-1701
FAX 096-359-7617
URL http://www2d.biglobe.ne.jp/~jobundou/

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イベント名 第10回 沖縄県産本フェア
開催期間 2008/9/27(土)~2008/10/16(木)
場所 リウボウブックセンターリブロ デパートリウボウ7階
時間
URL http://kensanbonfair.ti-da.net/

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日本の古本屋メールマガジン古書月間臨時号 2008.10.1

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
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【発行者】
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日本の古本屋メールマガジン その71 9月25日号

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☆INDEX☆
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  1. 豆本フェスタの開催
  2. 特集頑張る古本屋 第三回(協力・日本古書通信社)
  3. 日本の古本屋即売展情報

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10月4日は「古書の日」です。2003年に全古書連(全国古書籍商組合
連合会)が制定して、今年が6年目となります。併せて、10月は、古
書月間として、各地で大規模な古書催事が、いろいろ予定されてい
ます。前号と今号でご案内した『豆本フェスタ』も、「古書の日」
企画の一環として、東京古書組合で後援協力しております。
いつもは、「日本の古本屋」サイトをご利用していただいている皆
様も、気候のよいこの季節、古書催事の場にも、ぜひ足をお運びく
ださい。意外な本との出会い、知らなかった本の世界の発見が、そ
こに待っている、と思いますよ。

(「頑張る古本屋」第三回は『日本古書通信』平成二十年九月号に
掲載されたものです)

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━━━━━━━━━━【豆本フェスタの開催】━━━━━━━━━

オリジナル豆本の展示即売会「豆本フェスタ」を開催します
田中 栞

「豆本(まめほん)」とは、手のひらサイズの小さな本です。昭和
30~50年代、武井武雄や池田満寿夫など、著名な画家の作品を愛書
家たちが愛玩した黄金時代がありました。しかし平成の現代では、
そうしたコレクターズアイテムとしての豆本を発行する版元は激減
し、かわりに新しい形の豆本が登場しています。
  作り手の中心は主婦やOLなど、物づくりが大好きな若い女性たち。
自作の小説やイラスト集、飼猫や鳥の写真集、飛び出す絵本、版画
や切り絵の豆本など、内容も様々なら、形も丸い本、三角の本、ネ
コ形の本、巻物など色々です。麗しいレースペーパーや布、ビーズ
やチャームを駆使して、手芸作品や雑貨のように可愛らしく仕上げ
ます。
  こうした豆本作品が登場することになった大きな要因は、パソコ
ンの普及でしょう。文や画像を、個人でも手軽にプリントできるよ
うになったためです。
  作った豆本の画像をブログやサイトに載せて多くの人に見てもら
うことで、作り手同士の交流も始まりました。
  自分で作ったオリジナルの豆本を棚に並べて、自分で売る……こ
のたび、そんなイベント「豆本フェスタ」を開催することになりま
した。10月12日(日)・13日(月、祝)各日70~80名ほどのアーテ
ィストたちが東京古書会館の地下大ホールに集い、オリジナルの豆
本作品を販売します。
  会場では、昭和レトロな「豆本がちゃぽん」の機械も設置、100
円で気軽に豆本が買えます。また、豆本づくりのワークショップと
トークショーも開催します。各日先着35名様とトークショーの先着
30名様には、糊もハサミも使わずに本格的な上製豆本が作れる「と
じ郎倶楽部の豆本キット」もプレゼントします。
  かわいい豆本の世界を、たくさんの本好きの皆さんに知ってもら
いたいと思います。ぜひお越し下さい。

オリジナル豆本の展示即売会
豆本フェスタ

会期 2008年10月12日(日)・13日(祝)10:30~17:30

会場 東京古書会館・地下1階大ホール
*「豆本フェスタ」公式ブログ

http://azusa12111.exblog.jp/

主催 「豆本フェスタ」実行委員会(代表・田中栞)
後援 東京古書組合
協賛 とじ郎倶楽部

*入場に際しては、「豆本フェスタ・パンフレット『豆本読本』」
(700円)をお買い上げいただきます(2日間有効)。

特集頑張る古本屋(第三回)

◇◆◇二年連続売上増 
            熊本市・舒文堂河島書店 河島 一夫◇◆◇

 店の決算月は三月である。毎年のことではあるが、その時棚卸を
する。大変な作業である。二か月以内に申告となるので、五月末ま
でに申告しなければならない。税理士さんがまとめて持って来られ
る時は、学校での成績表を見る思いである。昨年度の結果は、五年
前の売上にもどった。店を新築した時が十三年前になる。同時に、
店を有限会社にして毎月の経理を税理士事務所に委託している。店
を新築した時は、まだ景気は左程悪くなかった時期だった。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=840

————————————————————

◇◆◇新しいもの好き 
              東京・金井書店 花井 敏夫◇◆◇

 その昔、ソニーから高性能ポータブル計算機が発売されていた。
電子そろばんと言われた時代である。古書通信誌位の大きさで、縦
横の計算もできるメモリー付、一六桁の当時としては画期的な製品
で、欲しくてたまらなかった。価格は七万円弱かと記憶している。
販売店も少なく、探し当てて買い求めた。同等の性能を持つ電卓は、
今なら千円程度である。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=844

————————————————————

◇◆◇育った時代の本を中心に
             福島・岳陽堂書店 斉藤 俊一◇◆◇

 岳陽書店はこの九月で開店二十五年目となった。この間、試行錯
誤の連続で、おおよその同業者なら出会うことであろうことを経験
してきた。どれもが中途半端なかたちで実を結んではいないのだが、
とにかく二十五年の間に古本屋として過ごせたのは幸運だと思う。
  現在、店舗は閉めて事務所のみの営業となっている。そのため売
上の一〇〇パーセントをネット販売に頼っている。自店のホームペ
ージと東京古書組合がたち上げた「日本の古本屋」への参加だ。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=848

————————————————————

◇◆◇ひとつの古書展を通じて 
             神田・西秋書店 西秋 学◇◆◇

 私の参加していた「アンダーグラウンド・ブックカフェ 地下室
の古書展」(以下、地下展)は、本年六月の第十一回をもって、ひ
とまず終了した。ポスターや目録に「ファイナル」と記載したため
か、多くのお客様に惜しんでいただいたのは嬉しい限りであった。
  そもそも地下展は、新・東京古書会館に作られた新しい設備をフ
ルに活用すべく始まった古書展であった。とは言え、最初は我々も
何をやっていいのか分からず、知人の協力を得て、どうにかこうに
か映画上映と展示を併催した。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=850

————————————————————

◇◆◇大阪モダン古書展より 
             大阪・矢野書房 矢野 龍三◇◆◇

 ようやく朝晩涼しくなってきました。今年の夏は本当に暑かった。
私共にとっても大阪古書組合での月いち即売会・百貨店での催事・
恒例のOMM大即売会・モダン古書展・お盆の天神橋おかげ館プチ
古本まつりなどなど、まさに古書即売会夏の陣といった様相を呈し
ておりました。その内私共の仲間みんながガンバッタ「モダン古書
展」での「古本サミット」の様子をクライン文庫さん、モズブック
スさんたちのレポートを参考にご報告申し上げたいと思います。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=852

━━━━━━━━━【10月4日は古書の日】━━━━━━━━━

10月は古書月間です。
         全国で色々な即売展イベントが行われています。
⇒ http://www.kosho.ne.jp/event/koshogekkan/index.html

東京古書組合 協賛イベント

第23回 早稲田青空古本祭 10月1日(水)~10月6日(月)
穴八幡宮境内にて開催致します。是非ご来場下さい。
⇒ http://www.w-furuhon.net/aozora/

第49回 神田古本まつり 10月27日(月)~11月3日(月)
1年に1度!100万冊の大バーゲン!1年に1度開催される神保
町古書店街最大のイベントです。是非ご来場下さい。
⇒ http://jimbou.info/news/furuhon_fes08.html

━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━━

9月~12月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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日本の古本屋メールマガジンその71 2008.9.25

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
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日本の古本屋メールマガジン その70 8月25日号

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☆INDEX☆
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 1. 特集頑張る古本屋 第二回(協力・日本古書通信社)
 2. 日本の古本屋即売展情報
 3. 豆本フェスタの開催告知

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残暑お見舞いを申し上げます。平素よりインターネット日本の古本
屋をご利用いただきましてありがとうございます。
 京都では恒例の下鴨神社の納涼古本まつりが開かれ、全国からか
けつけたたくさんのお客様で大盛況と聞きました。秋には東京でも
早稲田(穴八幡)、神田神保町で恒例の青空古本まつりが予定され
ています。お目当てお楽しみにお出かけ下さい

 古本好きの方にはお馴染みの『日本古書通信』
( http://www.kosho.co.jp/kotsu/ )
のご協力で「頑張る古本屋」の第二回目を掲載させていただきます。
 また、古本好きの雑誌『彷書月刊』
( http://www3.tky.3web.ne.jp/~honnoumi/ )
今月号も「特集古書百般」として二十一人の古本屋が登場していま
す。暑かろうが寒かろうが、古本屋は元気で頑張っています。どう
ぞご愛顧下さい。

(「頑張る古本屋」第二回は『日本古書通信』平成二十年八月号に
掲載されたものです)

◇◆◇ローカルな視点から 
             札幌・弘南堂書店 高木 庄一◇◆◇

 明るい話題を寄せて欲しいとのことで、そうは云われても昨今書
き易いテーマではないのだが、二〇〇〇年以降の営業を振り返って
何がしかを書いてみようと思う。小店の場合は取り扱った目ぼしい
品や仕入れの記録は概ね自家目録に見て取れる。インターネットの
普及で販売の様態はこの数年大きく変わったが、古本屋としての云
わば肝の部分では紙の目録優先主義者である。最近は「紙の目録」
略して「カミモク」と呼ぶそうだ。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=817

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◇◆◇頑張ってる?
             前橋・山猫館書房 水野 真由美◇◆◇

 二枚目だった頃のエノケンを使った百貨店のポスターが店の天井
に貼ってある。「道楽者で、しっかり者」のコピーも良い。そのポ
スターを見上げて、当店の相棒は、「せめて、こうなってくれたら
…。うちは〈道楽者で、うっかり者〉」とつぶやいた。その通りで
す。返す言葉もありません。いつもやりたいことがあり、頑張って
いる気がするのだが、古本屋としてではない。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=821

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◇◆◇根拠なき希望のありか 
                  東京・日月堂 佐藤 真砂◇◆◇

 百科事典の編集という仕事を終え、いつもの定食屋で夕飯を済ま
せると、テレビもラジオも置かない自宅に帰って本を読む。見るべ
きものがあれば美術館へと足を運び、歌舞伎、文楽には定期的に通
う。戦没した旧友・知人の未亡人に宛てて時にペンをとるのは、少
しでも慰めになればと思うからだ―主を失った家には、こうした日
々を積み重ねて集められた膨大な蔵書が残されていた。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=825

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◇◆◇本棚を作ってみよう 
               名古屋・山星書店 山田 康裕◇◆◇

 前々から物置場としてあまり活用していない部屋を整理して、本
棚を置き倉庫としてうまく使いたいと思っておりました。しかし長
いこと市販の本棚を見て回りましたが不思議と使える本棚が売って
いない。これがまったく不思議な話で、ヤフーオークションのカテ
ゴリーで本棚を見ると九〇〇〇点以上出てくるが、全て目を通して
も無駄でした。まず棚板のほとんどがプリント化粧板と呼ばれるス
カスカの板であり強度の面でかなり不安がある。また奥行がありす
ぎるのがほとんどで30センチの奥行に14センチの四六判の本を
収めると無駄でしょうがない。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=829

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◇◆◇競り場の戦争 
                 福岡・葦書房 宮 徹男◇◆◇

 「五万」「十万」競り人の五万の発声から始まった江戸初期の文
書四点はすぐさま五十万の大台を超えてしまった。声を出している
のは、私と同業のA氏。会場は福岡から高速を使って一時間半の道
のりを車で走らせた熊本の田舎。この骨董市場は月二回開催されて
いるが、競られる品物のほとんどは、陶器や道具類で他には掛け軸
の軸類と呼ばれるものが、加わることとなる。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=833

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━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━━

8月~11月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

━━━━━━━━【豆本フェスタの開催告知】━━━━━━━━━
買って楽し、作って嬉し、オリジナル豆本の展示即売会
豆本フェスタ開催!

「本の街」神保町で、各日80名もの豆本アーティストが一堂に
会して、自作のオリジナル豆本を販売します。

会期 2008年10月12日(日)13日(祝)
時間 10:30~17:30
会場 東京古書会館・地下1階大ホール

入場に際しては、豆本フェスタパンフレット「豆本読本」
(700円)をお買い上げ頂きます。(2日間有効)

内容 豆本の販売、トークショーとワークショップが開催されます。

豆本ワークショップ
参加費5000円(材料費込み、道具貸与、要予約)

・10月12日(日)11:00~13:00 講師:赤井 都
  「洋本の豆本を作る」

・10月13日(祝)11:00~13:00 講師:田中 栞
  「和本の豆本&折り紙豆本を作る」

・10月13日(祝)15:00~17:00 講師:赤井 都
  「洋本の豆本を作る」

豆本トークショー 
トークショー入場券700円(入場料とは別です)予約優先
10月12日(日)15:00~17:00
「豆本女子」赤井 都xnanakikae 司会 田中 栞

詳しくは豆本フェスタ公式ブログをご覧ください。
アドレスは http://azusa12111.exblog.jp/

イベント内容の詳しいお問い合わせ・ご予約はこちらへ
「豆本フェスタ」実行委員会(代表:田中 栞)
電話 045-431-1260
メール koubaido@cam.hi-ho.ne.jp

主催 「豆本フェスタ」実行委員会(代表:田中 栞)
後援  東京古書組合

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  次回は2008年9月下旬頃発行です。お楽しみに!
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全古書連は全国古書籍商組合連合会(2,300店加盟)の略称です

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日本の古本屋メールマガジンその70 2008.8.25

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
    東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
    E-Mail melma@kosho.ne.jp (メールマガジン専用)
    URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
    広報部:内堀弘
    TKI:岩森正文

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日本の古本屋メールマガジン その69 7月25日号

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☆INDEX☆
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 1. 特集頑張る古本屋(協力・日本古書通信社)
 2. イベントのお知らせ
 3. 日本の古本屋即売展情報

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暑い日が続いています。いかがお過ごしでしょうか。
平素よりインターネット日本の古本屋をご利用いただきまして
ありがとうございます。
 この十年ほどの間に、新刊書店では大型化、ネット化が急速
に進みました。しかし、在庫の個性化が話題になることはほと
んどありません。古書店は、大型化することはありませんでし
たが、それぞれが個性的な店であろうと頑張ってきました。
『日本古書通信』( http://www.kosho.co.jp/kotsu/ ) のご協
力をいただき、今月から三回連続で「頑張る古本屋」を掲載
いたします。各地で奮闘する古書店主の声をお聴き下さい。

(「頑張る古本屋」第一回は『日本古書通信』平成二十年七月
号に掲載されたものです)

◇◆◇古書店の役目 
             神保町・秦川堂書店 永森 譲◇◆◇

 昭和三十六年大学卒業後、他業種を五年間経験して家業の
古書店に入りました。商売の流儀については父に教わり、結果
二十七年、仕事を共にし、そのお蔭で現在があります。また
古書店を経営していくには、古書組合の組織、販路の多様性、
お客様とのつながり等が蔭の力となって存在します。その一端
をお話して、古書店の有様が少しでも読者の皆様にご理解いた
だければと“良いこと尽くめ”の古書業界を紹介いたします。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=781

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇◆◇京の古書即売会 
               京都・キクオ書店 前田 司◇◆◇

 今年の二月、私はロスアンゼルスのブックフェアー初日、開場を
待つ列に並んでいた。いづこも同じ古書即売会初日の風景で、開場
の午後二時前にはすでに二百人以上が列をつくっていた。この並ん
でいる人達を見わたしてみるとほとんどが年配。欧米人は日本人に
比べると老けて見えるとはいえ平均年齢は五十才を下るまい。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=812

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇◆◇地域を越え、古本屋のワクを越えて新しい企画を! 
             札幌・サッポロ堂書店 石原 誠◇◆◇

 昨年の十月M先生が一升ビンをさげて十年ぶりに来店。先生は
八十才を過ぎていた。一九八一年の独立開店の翌年くらいだったと
思うが、プラットご来店。当時貧弱な品揃えだったにもかかわらず
随分お世話になった。当時バリバリの道立高校の校長。その後の
勤務先の校長室には氏の分野のコレクションがズラリと並んだ由。
今でも独自の分野が校長室の壁をうめつくした光景は想像するだけ
で圧巻だが見学しそびれて悔しい。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=786

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◇◆◇続「がらんどう」のこと 
             神保町・がらんどう 吉地 直美◇◆◇

 神田神保町の露路にある小さい古本屋、私共の「がらんどう」。
三年前に今の露路の反対側に初めの店を開け、一年程経って
今の店も開いた。二つの通りをつなぐ露路の両端に2つのがらんどう
があるのが何だかうれしくて、ここにいつもいる三びきの白い猫達に
あいさつしては通りぬけるのが楽しみでもあった。
でもこの小さな店でも二軒開けているのはむずかしく今年一月に
今の錦華通りにある店ひとつに決めた。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=792

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◇◆◇仕入れを調整して余暇を取る 
              神田・かげろう文庫 佐藤 龍◇◆◇

 先日、海外の有名アウトドア用品メーカーの社長が書いた『社員を
サーフィンに行かせよう』という本を読みました。
彼の言っている事はこうです。書名の通りに社長、社員共々いつ
でも好きな時に好きなだけサーフィン、釣り、登山に育児でもする
事が可能だ。良い波がきたら平日の勤務中でも、仕事を抜け出して
波乗りに行っても良いし、まとめて休みを取ってヒマラヤ登山を存分
に楽しんでも良し。但し自分の仕事を完全にこなした上での条件は
つきます。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=796

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇◆◇三酔人古本屋問答 
       名古屋・イマジン・スペース・真理 石黒 敏彦◇◆◇

総理: 生活と文化を結ぶのは本ですよ。バブルがはじけてシャボン玉。
ただ、古本屋さんは特色があるのでまだまだ面白いのではないでしょうか。
古本屋: 何を呑気なことを仰言ますか。先日も親しい同業が仕方なく
店を閉めました。「ブックオフ」の進出、インター・ネット、これは従来の
「街の古本屋」には痛打と警鐘です。
医者: 私も時々立寄りますが、前の賑わいがありません。閑古鳥が鳴い
ている感じです。
古本屋: わたしも泣いています、本の上で♪
総理: 泣いても聞いてもらえませんね、「本離れ」では。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=799

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◇◆◇古書界を長く見つめて想う悔いのない自伝 
                  神保町・蒐堂 山田 孝◇◆◇

 私は学校では電機工学を学んだ。八箇所程の会社に入社して
発展途上の世界を学び、後事情あって古書への道に入った。
昭和四〇年頃、特価本は全盛を極め、今も続く古本祭りの主役的
存在で間に合わない程良く売れた。店の中央は全て平台で数十冊
を積んで帯紙をつけて、定価○○円のところ○○円と安い値段を
表示し、複数の倉庫を持ち、補充に車で往復して忙しかった。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=802

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇◆◇少しの仕掛と趣向 
              福岡・かぼちゃ堂 首藤 卓茂◇◆◇

 目録で本を買いあさりはじめた時代に古本屋になろうという気持ちが
こうじた。念願かない脱サラ、古本屋となってはや十年をすぎた。
本屋になるまえの気持ちはことのほか強く、店をもつこと、目録を
つくること、テーマにこだわりたい、というドグマじみたものであった。
しかし店舗を探しながらもうまくいかず、先延ばししながら無店舗。
始まっていくばくもないネットや即売会になりわいの糧をもとめた。
また目録のテーマは日々の仕事のなかでかなり変わってきている。
続きはこちらへ /wppost/plg_WpPost_post.php?postid=805

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東京古書組合の夏期休業について。

東京古書組合は8月10日(日)~17日(日)までお休みです。

※「日本の古本屋」は通常通り営業しております。

━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━━

7月~10月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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日本の古本屋メールマガジンその69 2008.7.25

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日本の古本屋メールマガジン その68 6月25日号

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☆INDEX☆
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 1. 自著を語る その32『ブックオフと出版業界』
 2. イベントのお知らせ
 3. 日本の古本屋即売展情報

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梅雨のはっきりしない天気が続きます。インターネット日本の古本
屋をご愛顧いただきましてありがとうございます。恒例のビックイ
ベント「七夕古書大入札会」(主催明治古典会)が今年も東京古書
会館で開かれます。梶井基次郎の十六冊にもわたる自筆日記や坂本
龍馬自筆書状など、稀少な文献や資料が7月4日・5日の両日一般
の方にも下見公開されます。詳しくは明治古典会ホームページで
( http://meijikotenkai.com/2008/index.php )。
今月の自著を語るは、小田光雄さんにお願いしました。小田さんは、
まるで出口を失ったような出版・書店業界の状況を鋭く論じてきま
した。最新刊の『ブックオフと出版業界』には、古書業界の部内誌
に載ったインタビューが再録されています。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■ブックオフと出版業界■
                         小田 光雄

 『ブックオフと出版業界』の新版を出すにあたって、かつて石神
井書林の内堀弘氏からインタビューを受け、『古書月報』の200
0年6月号に掲載された記事を再録できて、とてもよかったと思っ
ています。危機の中にある出版業界がどのような状況に向かってい
るのか、予断を許さない段階に入っていることは間違いないでしょ
う。それに抗するために現在ほど古書業界との連帯が求められてい
る時もないと考えられるからです。もちろん出版者としても読者と
してもです。とりわけ読者としてはささやかな金額でしかありませ
んが、これから使える金はすべて古書に向けるつもりでいます。

 『ブックオフと出版業界』にこれも新たに収録した「ブックオフ
の現状-2000年~2008年」を書き進めながら、あらためて
怒りが湧き上がってきたからです。ブックオフの株式上場のための
公開資料を分析して明らかになったのは、新刊書店業界も古書業界
も意図的に狙い撃ちされ、食われてしまったという事実でした。詳
細は読んでもらうしかありませんが、そのアウトラインだけを述べ
れば、ブックオフはCCC(TSUTAYA)と連携し、出店を促
進してきたのです。両者をつなぐキイワードがフランチャイズで、
ブックオフの本質がフランチャイズによる利益追求だと本書で詳述
しましたが、それをブックオフに伝授したのはCCCなのです。つ
まりブックオフとCCCは盟友として、他業界から書店と古本屋に
挑んできたことになります。

 今回明らかになった構図は次のようなものです。CCCのフラン
チャイズメニューはCD・ビデオレンタルのTSUTAYA、雑誌
書籍販売のTBN、古本リサイクルのブックオフの三本立てであり、
CCCルートでブックオフのかなりの出店展開が行われたと見て間
違いないでしょう。したがってCCCは一方で書店を、もう一方で
古本屋をターゲットにして成長し、上場企業へと躍進したのです。

 しかもCCCのフランチャイズによる成長を支えたのは日販であ
り、日販こそがCCCの金融と物流を担ったのです。この両者の関
係も謎に包まれています。

 そして当然のことながら、日販はCCCがブックオフの出店を兼
ねていたことを知っていたことになります。このような事実からす
れば、ブックオフとCCCと日販が三位一体になって、書店と古本
屋つぶしを行ったと考えざるを得ません。まったく溜息の出るよう
な話です。

 これらの背信的な事実を突きつけた本書が刊行されても、出版業
界や日書連から何の抗議の声も上がっていません。そのような声す
らも上げられない状況にまで追いつめられているのでしょうか。

 本書は『出版業界の危機と社会構造』『出版社と書店はいかにし
て消えていくか』を加え、「出版状況論三部作」を形成しています。
『ブックオフと出版業界』だけではわからない部分もあると思いま
すので、この機会に三部作を通読頂ければ幸いです。

 なお古本屋で買い求めた本や雑誌から始まる古本エッセイを数千
枚書きためましたので、順次刊行していくつもりです。そしてこれ
らをもって、古書業界へのエールにしたいと考えています。誰も書
かなかったような古本エッセイばかりですので、ご期待下さい。

□□ブックオフと出版業界□□

著者:小田 光雄
発行:論創社( http://www.ronso.co.jp/ )
   2008年5月発行
定価:2,100円(本体:2,000円)
ISBN:978-4-8460-0774-4
頁数:278頁

◇◆小田 光雄(おだ・みつお)◆◇

1951年静岡県生まれ。出版業に携わる。『日本古書通信』に
「古本屋散策」を連載中。著書『〈郊外〉の誕生と死』など。
訳書『エマ・ゴールドマン自伝』など。
6月から論創社ホームページ( http://www.ronso.co.jp/ )で
「出版状況クロニクル」連載を始める。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

┌───────────────┐
◇    古書の見極め      ◇
◆  ~神保町古書店探訪~    ◆
└───────────────┘

日本最大の古書オークション「明治古典会七夕大入札会」を前に開
かれる下見会を、専門家の案内で歩きます。古書の価値の見極め方
やお店の選び方、また世界からも注目される神保町のこれからを解
説します。

日にち:7月5日(土)
時間 :午前10時30分~午後12時30分
講師 :中野智之氏(神田 中野書店)
お問い合わせ先:NHK文化センター
        青山教室 03-3475-1151
        さいたまアリーナ教室 048-600-0091

━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━━

6月~9月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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日本の古本屋メールマガジンその68 2008.6.25

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
    東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
    E-Mail melma@kosho.ne.jp (メールマガジン専用)
    URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
    広報部:内堀弘
    TKI:岩森正文

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日本の古本屋メールマガジン その67 5月26日号

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 1. 「活字の周辺」その5
   『佐野繁次郎の装幀モダニズム展』
 2. イベントのお知らせ
 3. 日本の古本屋即売展情報

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

新緑の季節を迎えました。平素よりインターネット日本の古本屋を
ご愛顧いただきありがとうございます。
古書を探すお客様の視線はいろいろです。
もうずっと昔になくなってしまった小さな出版社が出した本を蒐め
ている。どこどこの活版所で印刷した本を探している。誰々が装幀
した本を蒐めている。本が著者だけの作品ではないことを改めて感
じます。
6月1日から3日まで、東京古書会館で佐野繁次郎の装幀本を一同
に集めた展覧会が開催されます。是非お出かけ下さい。
また、6月26日にはトークライブ「古本・夜の学校」=「本の家
から本の町へ・高遠本の家、夢の道筋」を北尾トロさん、野崎正幸
さんをお迎えして開催します。こちらにも是非。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■佐野繁次郎の装幀モダニズム展■
                          林 哲夫

来る6月1日~3日、アンダーグラウンド・ブック・カフェ最終回
の併催企画として、東京古書会館二階ギャラリーにて「佐野繁次郎
の装幀モダニズム展」を開催いたします(入場無料)。西村義孝コ
レクションによって、佐野装幀本の初期から晩年までを網羅し、装
幀原画、オリジナル作品、パピリオ化粧品のパッケージなども出展
する予定です。おそらく佐野装幀本に関する展示としては、これま
でで最も濃い内容になることと思います。

佐野繁次郎(さの・しげじろう)の装幀本というと、一昔前なら、
均一台にいくらでもあるものでした。しかし、今は違います。20
05年に東京ステーション・ギャラリーで開かれた大規模な回顧展
以来、その画業とともに、装幀本に対する評価はますます高まって
います。

佐野は明治33年(1900)に大阪の船場に生れました。
15歳のころ、佐伯祐三と知り合ったのをきっかけとして油絵を描
きはじめます。二科展に初入選した翌年(1930)から装幀を手
がけ、とくに一連の横光利一の著作では、前衛と伝統がせめぎあう
ような、新たな境地を開いています。

例えば、アルミニューム(ジュラルミンとも?)の板を表紙に取り
付けた横光利一『時計』(創元社、1934)はあまりにも有名で
しょう。今もってその斬新さは失われていないように思われますが、
発表当時はなおさらのこと、その奇抜さからさまざまに物議をかも
しました。

そのころ横光利一は「純粋小説」を主張し、純文学や通俗小説とい
った垣根を超えた新たな道を歩もうとしていました。横光の盟友だ
った佐野の装幀もまた、大衆にアッピールする華やかさを保ちなが
ら、自己に忠実な前衛探求の態度をはっきり示しているように思い
ます。

佐野は昭和12年にパリへ渡り、アンリ・マチスに師事しました。
マチスの影響を強く受けた装飾的な作風は戦時下における装幀本に
もはっきりと現れています。その一方で江戸時代以来の染織品の図
柄や水墨画の線を取り入れ、時流の日本主義に逆らわないしなやか
さをも見せています。むろん日本主義といっても、佐野の仕事は、
木綿縞の裂(きれ)を構成主義的にコラージュするというような、
モダニズムの精神にもとづいているのでした。

敗戦直後の出版ブームから高度成長時代においても、ときどきの風
潮に対して敏感に反応しつつ、一目で佐野の本と分かるような印象
的なデザインで数多くの作品を飾りました。とくにコンテなどを用
いた手書き文字は佐野のもっとも得意とするところで、禅僧の書を
連想させる強さと闊達さをもち、いわゆる書道にもレタリングにも
収まらない独自の世界を築き上げています。

モダニズムとは一瞬一瞬を新しいものとして生きることではないで
しょうか。そして、つねに新しくあるとは、変わらない核をもつと
いうこと。変わらないから新しいのです。その意味で佐野繁次郎の
根っこにあるモダニズムは、彼を育てた大阪の、船場のモダニズム
であり、それは晩年にいたるまで佐野の美意識を規定していた、そ
のような気がします。

6月1日(日)には、午後1時より東京古書会館7階にて、林哲夫
と西村義孝による「モダニスト佐野繁次郎の装幀+佐野本の集め方」
というトークショーを行います(参加費500円)。佐野の装幀と
大阪モダニズムの関係についてできるだけ多くの映像を紹介した後、
西村コレクションの成立について語り合います。みなさまのご来場
ご参加をお待ちしております。

◇◆林 哲夫(はやし・てつお)◆◇

1955年香川県生れ。画家。1999年、岡崎武志、山本善行らと
書物雑誌『sumus』を創刊。現在『spin』を編集。
著書に『古本屋を怒らせる方法』『喫茶店の時代』『古本デッサン帳』
など。

林哲夫さんブログ・デイリースムース

http://sumus.exblog.jp/

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◇  古本・夜の学校 VOL.5  ◇
◆ 「本の家」から「本の町」へ ◆
└───────────────┘

日にち:6月26日(木)
時 間:午後6時~午後8時(開場5時半)
場 所:東京古書会館 7階
 千代田区神田小川町3-22
 (JRお茶の水駅10分・地下鉄神保町駅10分)
参加費:500円
定 員:50名
要予約:参加ご希望の方は下記のホームページよりお申し込み下さい。

http://www.kosho.ne.jp/event/yagaku/

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┌─────────────────┐
◇アンダーグラウンド・ブック・カフェ◇
◆   vol.11 FINAL!    ◆
└─────────────────┘

6月1日(日)~6月3日(火)
「アンダーグラウンド・ブック・カフェ vol.11 FINAL!」
東京古書会館地下ホールにて開催いたします。

●「佐野繁次郎の装幀モダニズム」展
日にち:6月1日(日)~6月3日(火)
時 間:午前10時~午後6時
場 所:東京古書会館 2階展示室

●「鯉昇、(本の街に)リターンズ!」
日にち:6月2日(月)
時 間:午後7時開演
会 場:東京古書会館地下ホール
木戸銭:1,500円
出 演:瀧川鯉昇、三遊亭遊喜、瀧川鯉太
*ご予約は各書店でお願いいたします。

この他にも沢山のイベントがございます。
詳しくはホームページをご覧ください。  

http://underg.cocolog-nifty.com/tikasitu/

皆様のお越しをお待ちしております!

●としょかんのこしょてん VOL.12 佐野繁次郎の装幀本  
日にち:5月1日(木)~6月4日(水)
場 所:千代田区立図書館

http://www.library.chiyoda.tokyo.jp/

「本の街・神田神保町」のポータルサイト
【BOOK TOWN じんぼう】http://jimbou.info

━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━━

5月~7月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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  次回は2008年6月下旬頃発行です。お楽しみに!
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日本の古本屋メールマガジンその67 2008.5.26

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    東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
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【発行者】
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