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日本の古本屋メールマガジン その87 1月25日号

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☆INDEX☆
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  1. ニッポン洋行御支度史(1) 赤毛布 西出勇志
  2. 自著を語る(37)
『KAWADE道の手帖 尾崎翠 モダンガアルの偏愛』
  3. 日本の古本屋即売展情報

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━━━━━━━━━【ニッポン洋行御支度史(1)】━━━━━━━

 ニッポン洋行御支度史(1) 赤毛布

西出勇志

欧米への旅が「洋行」と呼ばれた時代、気負いと不安、優越感と劣
等感を抱えながら旅した人たちの記録は、日本人と海外旅行の変遷
についてさまざまなことを教えてくれる。そんな海外旅行記をひも
とく時に頻繁に出てくる言葉が「赤毛布」。この言葉をご存知だろ
うか。
赤毛布と書いて「あかゲット」と読む。もともとは明治時代、赤い
毛布(ブランケット)をマント代わりに体に巻き、地方から東京見
物に出てきた人を指す。「田舎者」「おのぼりさん」の意である。
夏目漱石や泉鏡花、徳富蘆花の小説にも出てくる言葉で、明治錦絵
にその姿をとどめる。大槻文彦の「大言海」昭和初期版には「友ヲ
見失ハザラムガ為ニ、目標トシテ、多クハ、赤毛布ヲ身ニ纏ヒタレ
バナリ、明治語ナリ」とある。
ジャーナリスト長谷川如是閑の兄で、明治・大正期に活躍した朝日
新聞記者、山本笑月は「明治世相百話」(中公文庫)で揶揄しつつ
その姿を紹介している。

(毛布を)二つに折って細紐を通し、マント式にすっぽりと被る。
我々には頼まれても出来ない芸だ。それで股引尻ッ端折に日和下駄、
古帽子や手拭の頬冠り、太巻毛繻子の洋傘を杖にして、農閑の三、
四月から続々上京、五人、六人、連れ立って都大路を練り歩く。

明治中期の作家、中村花痩の小説「赤毛布」は、相場に手を出して
失敗し、身代を守れなかった商家の若主人の物語。東京育ちの主人
公の落魄ぶりを象徴的に示す防寒衣として、赤毛布が登場する。

続きはこちら

http://www.kosho.ne.jp/melma/1001/index.html

【プロフィール】にしで・たけし 1961年京都市生まれ。都内
の報道機関から東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO M
X)に出向中。携行品を通した日本人の海外旅行史「モノ語り ニ
ッポン洋行御支度史」を「ホテルジャンキーズ」誌に連載している
(現在21回目)。共著に「アジア戦時留学生」「TVドラマ“ギ
フト”の問題」など。

━━━━━━━━━━━【自著を語る(37)】━━━━━━━━━━

『KAWADE道の手帖 尾崎翠 モダンガアルの偏愛』 木村カナ

 尾崎翠が、作品を発表していたのは大正から昭和にかけての短い
期間、その間に刊行した著書は昭和8年の『第七官界彷徨』(啓松
堂)ただ一冊のみ。同書の出版の前年に、東京から鳥取へ帰郷し、
そのまま消息を絶った。

 もしも、花田清輝が、十代のおわりに読んだ『第七官界彷徨』の
印象を「ブラームスはお好き」の中に書きとめていなかったら? 
それを読んでいた久保覚が、古本屋で見つけた『第七官界彷徨』を
『黒いユーモア』の編集会議に持参しなかったら? 花田清輝の愛
読者であった渚順生が出した尾崎翠作品集の企画を内藤三津子が了
承しなかったら? 藤田省三と田中禎孝が持ち込んだ『尾崎翠全集』
の出版を玉井五一が決断しなかったら?……本書において回想され
ている、1970年代の尾崎翠の出版の経緯には、そんな危ういifがひ
そんでいる。「尾崎翠著書目録および解題」の冒頭にも書いたこと
だけれども、いま、わたしたちが、尾崎翠の作品をこうして読むこ
とができるのは、そうした先人たちの尽力があればこそ、である。

 昨年の3月27・28日に日本近代文学館で行われた「尾崎翠の新世紀」
から6月の本書へ、さらに7月に開催した本書の刊行記念イベントまで。
「尾崎翠の新世紀」の実行委員になってからの1年半、ほとんど尾崎
翠にだけ、ひたすらにかまけていた。過去の読者が送り届けてくれ
た、尾崎翠という作家を、現在の読者と共有し、未来の読者へと手
渡したいと思った。10代のときに出会って以来、ずっと大好きな作
家のメジャー展開、そこに全力で関われたこと、これが望外の幸福
でなくて何だろう。

『KAWADE道の手帖 尾崎翠 モダンガアルの偏愛』河出書房新社、
2009年6月30日発行、定価1575円(税込)、A5判、192頁

木村カナ(きむら・かな)
1974年栃木県生まれ。東京都立大学人文学部卒。アヴァンポップ文
学者。本書では「12のキーワード」「著書目録および解題」と校正
を担当。2月20日、吉祥寺「百年」で行われるイベント「百年「と」
不良少女 ―女の子が夜になっても遊び続ける方法―」に出演予定。

━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

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日本の古本屋メールマガジンその87 2010.1.25

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
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日本の古本屋メールマガジン その86 12月25日号

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 1. 「今年の収穫・この一冊」アンケート発表
  2. 新鋭評論(6) 『「最後のユニコーン」論』 小野塚 力
  3. 日本の古本屋・年末年始のお知らせ

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今年もインターネット「日本の古本屋」をご愛顧いただきまして誠
にありがとうございました。
  インターネット「日本の古本屋」では古典籍から現代の本まで、
全国の古書店が新入荷品を毎日更新しております。どうぞ来年もよ
りいっそうのご愛顧をいただけますよう宜しくお願い申し上げます。

今回のメルマガは、先月募集した「今年の収穫・この一冊」の発表
をいたします。

━━━━━【「今年の収穫・この一冊」アンケート発表】━━━━

HPにてご紹介しております。
⇒ http://www.kosho.ne.jp/melma/qs/kekka201001.htm

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[書名]= = 手塚治虫作品集 ジャングル大帝  文民社版
[著者名]= = 手塚治虫
[理由]= = 30年以上も前に買いそびれた本です。当時は情報も無
く、諦めたまま年月が過ぎました。パソコンを手に入れ、インター
ネットで何気なしに検索するとヒットしました。学生当時、手塚治
虫に傾倒していたのが、懐かしく思い出されます。後の講談社版の
400冊の手塚治虫全集は手に入れたのですが、文民社版の全集は、
どうしても欲しいものでした。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 50
[都道府県]= = 千葉

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[書名]= = 日ざかり
[著者名]= = エリザベス・ボウエン
[理由]= = 岩男淳一郎氏の著書「絶版文学発掘ノート」に、著者が
250円で入手された感激のいきさつを読みました。以来、「日ざかり
」を求めて古書店めぐりを数年、先日早稲田の然る古書店で歪みが
あって黒ずんだ「日ざかり」が捨てられたように書棚の隅に置かれ
ているのを見つけ、店主にお値段をお聞きしました。結果として、
岩男氏の場合より50円高い出費で入手でき、興奮覚めやらずのうち
に読破しましたが、これが今年一番の印象深い一冊でした。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 67
[都道府県]= = 神奈川

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[書名]= = 熊本兵団戦史 全3冊
[著者名]= = 熊本兵団戦史編さん委員会 編集
[理由]= = 私が小学6年の冬(昭和37年1月)から地元の新聞に
連載された記事を単行本化した本です。連載当時からスクラップを
し、本書刊行時も早速購入しましたが、学生時代に下宿の火災で焼
失してしまいました。時間に余裕が出来たので、再読したくなって
インターネットで検索したら見つかり、すぐ購入しました。
購入したばかりですので、これからが楽しみです。でも、茨城にい
て熊本で発行された書籍が購入できるとは、便利になったものです。
数年前までは入手を諦めていました。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 60
[都道府県]= = 茨城

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
[書名]= = 戦争と人間
[著者名]= = 五味川純平
[理由]= = 第8巻までしか持っていなかった母が最後まで読みたい
と言い出し、古本屋をあたったところ、最終巻近くはとんでもない
値段に…。そんなときに「日本の古本屋」さんで全巻揃った物が手ご
ろな値段でありました。親孝行も出来たし、私も読み出したところ
です。
[性別]= = 女性
[年齢]= = 48
[都道府県]= = 神奈川

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[書名]= = 査問
[著者名]= = 川上徹
[理由]= = 1960年代の「代々木学生運動の首魁」で「新日和見主義事
件の首魁」として名前だけ知っていた「川上徹」という著者名と「査
問」という「大島渚著作集に反復してテーマとされた」時代がかった
書名にひかれて購入しただけでした。淡々としたそれでいて「誠実さ
の伝わる(高校生の作文のような)文章」から著者が「代々木流にス
ポイルされた自己の感性と世界観」とを自分に取り戻そうとしている
姿がそれなりに伝わってきて「ある種の感動」さえ覚えました。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 62
[都道府県]= = 東京

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[書名]= = カメラ従軍  落下傘部隊と共にに征く
[著者名]= = 海軍報道班員 本間金資 著
[理由]= = 海軍落下傘部隊だった実父の青春を知りたくて。海軍落下
傘関連の書籍を随分入手いたしましたが、この本が一番、等身大の隊
員の事が、手に取るように伝わり、とても感動したから。
[性別]= = 女性
[年齢]= = 48
[都道府県]= = 沖縄

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[書名]= = 『少年少女』
[著者名]= = アナトール・フランス
[理由]= = 6人ほどで1冊の本を読もうと候補にあがったのが、こ
の本。岩波文庫で急遽あちらこちらの古書店から揃えました。イン
ターネットならではの効果です。1冊古い、昭和45年版があり、
それはそれで旧かな、旧漢字がいっそう趣を伝えてくれました。
そうか、古い版にもこういう楽しさがあったのだと知りました。
[性別]= = 女性
[年齢]= = 70
[都道府県]= = 東京

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[書名]= = ザボンの花(あかね書房版)
[著者名]= = 庄野潤三
[理由]= = 夏に見かけて、「おや、めずらしいな」と買い求め、さっ
そく読み終えてから、ひと月もたたない内に庄野潤三の訃報を耳にした。
喪失感は大きかったが、残された作品の数々が、それを埋め続けてくれ
るだろう。
[性別]= = 男性
[年齢]= = 50
[都道府県]= = 東京

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

━━━━━━━━━━━━━【新鋭評論(6)】━━━━━━━━━━━

 「最後のユニコーン」論
                          小野塚 力

少し前に、学研から二冊の新刊が刊行された。一冊は訳者高遠弘美氏
の見事な訳文が光る「Oの物語」、もう一冊は、続編である中篇「二
つの心臓」と併せて金原瑞人氏の新訳で刊行された「最後のユニコー
ン」完全版である。長らく、ピーター・S・ビーグルは未読の作家だ
った。処女作「心地よく秘密めいたところ」も読み終えていない。こ
の「最後のユニコーン」「二つの心臓」を読み終えて感じたのは、甘
酸っぱい〈幻滅感〉ともいうべきものだった。本来、幻滅感は、理想
形と現状とのギャップ、差分として想起される感情である。だが、「
最後のユニコーン」における〈幻滅感〉は、いわゆる通常の意味合い
とは異なるニュアンスが含まれている。わずかにだが、かつての理想
形への憧れ、尊敬の感情が含まれている。いわば、裏返しの憧れとも
いえるのだ。この憧憬を含んだ幻滅感が私にはどこか切ない、甘酸っ
ぱさとして認識される。

続きはこちら

http://www.kosho.ne.jp/melma/0912/index.html

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━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

12月~1月の即売展情報
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日本の古本屋メールマガジンその86 2009.12.25

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
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日本の古本屋メールマガジン その85 11月25日

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  1. 新鋭評論(5) 『江坂遊覚え書き』 小野塚 力
  2. 古書月報タイム・トリップ (2)
  3. アンケートのお願い

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━━━━━━━━━━━━【新鋭評論(5)】━━━━━━━━━━

  江坂遊覚え書き
                        小野塚 力

商業出版の世界におけるショートショートをはじめとする短編小説
が、不遇の時代をむかえているように感じるのは私だけだろうか。
元来、長編小説よりも短編、特にショートショートに魅力を感じる
私などは淋しいかぎりである。他方、商業出版ではなく、アマチュ
アの同人誌の世界のほうが短編の分野が活性化してきているようで
ある。たとえば、豆本作家である赤井都氏は、自身の製作する豆本
のテキストに短編を書き下ろし、商品として流通させる一方、ワー
クショップや展覧会を全国各地で開催し、精力的に豆本と短編との
流布に努めている。また、五〇〇文字までに限定した超短編という
ジャンルを提唱し、特集を毎号変えて発行される同人誌「超短編マ
ッチ箱」を主宰するタカスギシンタロ氏や松本楽志氏の活動は、創
英社からのアンソロジー二冊に結実しつつある。五〇〇文字という
枠内まで下ると、ここで定位される世界は完全さよりも不完全さ、
なにかの断片のような余白部分が魅力となる。詩と散文の中間のよ
うな、そんな世界だ。ショートショートは、超短編に比べると、お
話としての完結性が問われるうえに文字数も飛躍的に増加する。四
百字詰め原稿用紙二〇枚以内までは許容される。ショートショート
の魅力を一言でいえば、瞬間の魅力、切れ味の魅力である。小宇宙
としての完結性の魅力だ。

続きはこちら↓

http://www.kosho.ne.jp/melma/0911/index-1.html

━━━━━━━【古書月報タイム・トリップ (2)】━━━━━━

東京古書籍商月報
大正12年3月(第3号)
記事

「三周年に臨みて」

我が東京市古書籍商組合の創設されてから、今年今月はちょうど満
三周年である。ちょうど三年前大正九年二十五日始めて、組合発会
式が図書倶楽部楼上に催された。
もっとも其の二、三年前から書籍商同業者相寄って、漸次この機運
を造り出し来たのは言うまでもないが、そこまで至るには容易なら
ぬ努力が籠もっていた。
そうして発会当時は組合員の数も僅々(きんきん)二百名内外に過ぎ
なかったが、僅か三年経ったばかりなのに、もう五百名以上に増加
した。殆ど一年毎に約倍加の勢いを以て進んで来た。今は相当に基
礎堅実に、組合員の信用も非常に増大して来たことは大に慶すべき
事である。人間の生業は諸種雑多、挙げて算えば数限りないが、就
中書籍商は新聞雑誌類を取扱うと同じく、「知識」の売買に従事す
るもので、最も文化的営業の一つである。

続きはこちら↓

http://www.kosho.ne.jp/melma/0911/index-2.html

━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

11月~12月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

━━━━━━━━━━【アンケートのお願い】━━━━━━━━━

「今年の収穫・この一冊」アンケートご協力のお願い

平素はインターネット「日本の古本屋」をご利用いただきまして、
ありがとうございます。

さて、「日本の古本屋メールマガジン」では、アンケート特集
「今年の収穫・この一冊」を今年も企画いたしました。今年手に入
れた古書の中から、印象深い一冊、嬉しかった一冊を、是非お知ら
せ下さいませ。
ちょっと一息入れて「今年の収穫」に思いを巡らせてみませんか。
どうぞご協力いただけますようお願い申し上げます。
アンケート回答は専用フォームを用意しましたので、そちらからお
願いいたします。

また、アンケートにお答え頂いた方の中から抽選で10名様に
図書カード1000円分をプレゼント致します。
抽選結果は図書カードの発送をもってかえさせて頂きます。

専用フォームにお進みいただくと、以下のことをお尋ねします。

■一冊の書名・著者名(今年買われた古書で印象深いもの)

■その簡単な理由

■日本の古本屋メールマガジンへのご要望など

■〆切 2009年12月15日(火)

2009年12月発行の「メールマガジン日本の古本屋」にて紹介
させていただきます。全てのご回答をご紹介できない場合がござい
ますので、どうぞあらかじめご了承ください。

※プレゼントは掲載の有無とは関係ありません。

─────────────────────────────
アンケート専用フォーム

http://www.kosho.ne.jp/melma/qs/questionnaire2009_.htm

─────────────────────────────

よろしくお願い申しあげます。

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日本の古本屋メールマガジンその85 2009.11.25

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日本の古本屋メールマガジン その84 10月26日号

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  1. まだまだ蒐集は終わらない  田中 栞
  2. 新鋭評論(4) 『堀内薫「水晶散歩」をめぐって』 小野塚 力
  3. 日本の古本屋即売展情報

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━━━━━━━【「書肆ユリイカの本」展を開催して】━━━━━

まだまだ蒐集は終わらない

                田中 栞

 『書肆ユリイカの本』(青土社、2009年9月発行、定価 2520円(
税込))の発行記念として、「古書の日」にあわせて、書肆ユリイ
カの出版物などを東京古書会館2階で展示しました。
  展示したのは、書肆ユリイカの本に魅せられた私が、10年かけて
蒐集してきた本や雑誌です。展示にあたっては『書肆ユリイカ出版
総目録』第2版(増補改訂版)を作成、配布しました。
  著作ができあがってからも、目録作成のために実物を確認したい、
展示したいなどの理由をつけては、引き続き蒐集に励みました。
  まず、トークショーの出演をお願いしに田村書店へ行き、以前か
ら気になっていた安東次男『死者の書』特製版を見せてもらいまし
た。普及版は持っていますが、特製版は高嶺の花と思っていたので
す。総革装貼函入りの高級仕様。
  ジャケットはありませんが、稗田一穂のオリジナル石版画が1枚
挿入……と思ったら、この本にはなんと2枚、異なる版画が入ってい
ました。版画は綴じ込みでなく、途中頁に挟み込まれているだけ。
20万を切る古書価に、えいやっと購入。
  一週間後、できあがった本を届けるために再び田村書店を訪れ、
今度は稲垣足穂の『ヰタ・マキニカリス』たれつきジャケットと帯
つき完本をお買い上げ。裸本は持っていましたが、帯までついた状
態に、もうたまらなくなって。
  その3日後には、就寝前の日課であるサイト「日本の古本屋」の
チェックで、真鍋博『動物園』を見つけました。光芒書店で11000円。
状態はよくないけれど花田清輝宛献呈署名入りはすごく貴重。なに
より、同じ真鍋の『寝台と十字架』はサイトにもたくさん出ている
のに、こちらの本はとんと出現しないのだから。
  トムズボックス発行の、よくできた複製版と並べて展示しよう、
とためらわずに注文。
  「書肆ユリイカの本」展は、途中、台風の襲来もあったものの、
おかげさまで盛況で、期間中、約500名の方々にご来場いただきま
した。予想通りご年配の愛書家の方が多く、書肆ユリイカの本を、
発行当時購入していたという先輩も珍しくありません。なかには、
「たくさん持っていたけど、妻に反対されて泣く泣く処分した」と
話しながら銅版画入りの拙著をお求めになり、こっそりお持ち帰り
になるおじさまも。
  しかし、ブックデザインや手製本に興味のある若い女性もたくさ
ん来て下さったのは、実に喜ばしいことでした。おりに触れて展示
解説などをいたしました。
  さて、最後にご報告。トークショーの中で、入沢康夫『倖せそれ
とも不倖せ』は、ビニール袋つき完本の入手が難しいという話をし
たのですが、展示が終わって1週間後に届いた石神井書林目録に、
おお、このビニール袋つき本が登場! 価格は189000円です。
  ビニール袋のない本を3年前に加藤京文堂で7万円で購入していま
したが、いつかその、著者手ずから制作に携わったという、伝説の
ビニール袋つき本が欲しいと願っていたのです。しかし、その「い
つか」がこんなにも早くやってくるとは。
3度目の購入であるという経緯をご存じの内堀さんが、電話の向こ
うでなんとなく「やっぱり買うのね」と笑った気がしましたが、は
い、やっぱり買います。著者のカワイイ署名(*マーク入り)もあ
るし!
  というわけで、我が家に無事やってきたビニール袋。じゃなかっ
た『倖せそれとも不倖せ』完本。大事に愛でます。ありがとうござ
いました。

田中栞『書肆ユリイカの本』青土社、2009年9月15
日発行、定価2520円(税込)、
A5判丸背上製(糸かがり)ジャケット装、本文・カラー4頁+モ
ノクロ270頁(図版370点掲載)

━━━━━━━━━━━【新鋭評論(4)】━━━━━━━━━

~ 堀内薫「水晶散歩」をめぐって

                    小野塚 力

騙されたと思って、このURLをクリックしてほしい。

http://www5b.biglobe.ne.jp/~suishyou/

このホームページで紹介されている人形と絵画作品は、驚くべき精
緻さと繊細さとに支えられている。ことに、絵画作品はCGではな
く、鉛筆画である。「魔方陣」連作の原画をみた鑑賞者は、その存
在感に圧倒されること請け合いだ。人形作品は、木製と陶器作品の
二種類があり、か細さの中にかいまみえる強靭な存在感が特徴的で
ある。人形作品は、猫妖精(キャトランドーレ)と妖精(フェアリ
ドーレ)の二つに分かれる。
堀内薫氏の創造する、作品群の背後には、未だ完結しないある巨大
な物語が流れている。その名を「水晶散歩」という。人形作品と絵
画作品それぞれを貫くもの。共通の屋台骨で作品世界を統御してゆ
くというやり方は、作品―作家―鑑賞者という関係性を強固なもの
にし、より濃密な関係性構築を期待させる。
「水晶散歩」は、前掲のホームページでの部分掲載の後、同人誌
「某」創刊号(二〇〇六年十二月刊行)に増補・改稿される形で巻
頭に掲載された。限定一五〇部の同人誌のうえ、刊行日即日で完売
したために、目にした人は極めて少ない。ここに簡単な概要を記し
たい。
物語は、一人の若い猫人ボウ・ポーが、見知らぬ遺跡を訪れるとこ
ろからはじまる。そして、遺跡に仕掛けられた謎、絵画作品「魔方
陣」連作に秘められた謎を解くための冒険にふみこんでいく。
  猫がもつ異界性に、刺戟された文芸作品は多い。朔太郎「猫街」、
ますむらひろし「アタゴオル」連作などがよくしられたところだろ
う。堀内薫氏の猫人もこうした猫のもつ異界性を意識した節がある。
ただし、先行作品との決定的な差異が存在している。それは、妖精
物語としての作品群の定位への意志だ。日本における妖精物語の構
築は、おそらく、佐藤さとるのコロボックル物語シリーズ以外に、
正面から取り組んだものはないと思うが、堀内薫氏のとりくみは、
佐藤さとる氏以来のものではないだろうか。佐藤氏と堀内氏のアプ
ローチの差異は、スクナヒコからアイヌのコロボックル伝説にいき
つき、小人の造形をあくまで、日本の素材に拠った佐藤氏に対し、
堀内氏のそれは徹底した西洋志向を感じさせるところにある。堀内
氏の特徴はこれだけに留まらない。やはり、可視化された人形作品、
鉛筆画を含めた作品全般を一定の世界観のもとに収斂させようとす
る強固な意志そのものにある。準世界創造の意志という点において、
堀内氏の視座は動くことがないように感じられる。
仮に物語を作者の世界解釈のツールとして創造されるものとして定
義するのであれば、「水晶散歩」は、いまだ完結をみない世界解釈
の物語という相でもってとらえることもできるだろう。開示されざ
る物語としてありつづける「水晶散歩」の本格的な開幕を願うのは、
私だけだろうか。いずれ、きちんとした形で世に問われんことを願
う。

━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

10月~11月の即売展情報
⇒ http://www.kosho.or.jp/servlet/sokubai.ksB001

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    ┌───────────────┐
    ◇第50回東京名物神田古本まつり◇
    └───────────────┘

会期:10月27日(火)~11月3日(火)
会場:神田神保町古書店街 *終了いたしました*

100万冊の大バーゲン! 駿河台下から専大前交差点まで、
靖国通り沿いに古書店街と書棚に囲まれた「本の回廊」が出現します。
期間中には何度も本を入れ替えるので「悩んだら買う」
これが鉄則です!
ぜひ御来場ください。

 ◎併催イベント
   特選古書即売展 稀書・珍本・良書がいっぱい!
    会 期 :10月30日(金)~11月1日(日)
    時 間 :午前10時~午後6時(最終日午後5時まで)
    会 場 :東京古書会館 地下ホール

  第50回スペシャル-水道橋博士の御茶ノ水古書店!
    会 期:10月27日(火)~11月3日(火)
    時 間:午前10時30分~午後5時 入場無料
    会 場:東京古書会館2階 情報コーナー(展示室)

 
今年の公式目録「古本」の巻頭特集は、水道橋博士さんの
ロングインタビュー。
博士さんの愛読書やオススメ本をおまつり期間中、
御茶ノ水の古書会館2階に展示します。
ここでしか見られない「水道橋博士の御茶ノ水古書店」。
ぜひお立ち寄りください!

他にもイベントが色々あります。
詳しくは下記サイトまで

BOOK TOWN じんぼう
→ http://jimbou.info/

ナビブラ神保町
→ http://www.navi-bura.com/index.html

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  次回は2009年11月下旬頃発行です。お楽しみに!
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日本の古本屋メールマガジンその84 2009.10.26

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
     E-Mail melma@kosho.ne.jp (メールマガジン専用)
     URL  http://www.kosho.or.jp/

【発行者】
     広報部:早川多摩雄
     TKI:河野高孝

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日本の古本屋メールマガジン その83 9月25日号

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古書月間特集2009

古書月間は読書の秋にあわせて毎年10月に、古書に関する
イベントが全国各地で行われております。

10月に催される全国の古書イベントはこちら。

*終了しているイベントもあります。

⇒ http://www.kosho.ne.jp/koshogekkan/index.html

※内容については情報取得時の内容を掲載しております。
内容について変更や中止になる場合がございます。
あらかじめご了承ください。

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☆INDEX☆
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  1. 東京古書組合後援 古書の日イベント情報
  2. 自著を語る(36) 『書肆ユリイカの本』 田中栞
  3. 特別連載企画-平井功「PoeのAcrostic」最終回
  4. 日本の古本屋即売展情報

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━━━━【東京古書組合後援 古書の日イベント情報】━━━━━

東京古書組合では「日本の古本屋博」と題して10月4日~11日
まで、東京古書会館にて様々なイベントを開催します。

詳しい内容はこちら

http://www.kosho.ne.jp/koshonohi/index.html

体験古本市場

大正から現在まで、さまざまな古本取引スタイルを紹介するめずら
しい機会です。
レトロな雰囲気あふれる、大正時代の古本オークションを再現する
ほか、現在のスタイルのオークションでは、組合員と一緒に出品や
入札で古本屋体験を頂けます。

東京の古本屋展

和本から文学書、画集、写真集、漫画、浮世絵まで個性あふれる専
門古書店が軒を連ねます。奈良時代から21世紀まで、本のことな
ら日本の古本屋におまかせ下さい。

出久根達郎氏講演会「古書の価値」

高円寺の古書店「芳雅堂書店」主人から直木賞作家となった氏が語
る奥深い古書の世界。

「書肆ユリイカの本」展

戦後すぐの時代にあった詩書の出版社、書肆ユリイカは、伊達得夫
がたった一人で本作りをし、中村稔、飯島耕一ら数々の著名な詩人
たちの処女詩集を世に送り出しました。その書物は、造本や意匠の
美しさから、現代のブックデザインの観点からも注目を集めていま
す。

━━━━━━━━━━━━【自著を語る】━━━━━━━━━━━

【自著を語る (36) 】

『書肆ユリイカの本』 田中栞

田中栞『書肆ユリイカの本』青土社、2009年9月1日発行、定価2520
円(税込)、A5判丸背上製(糸かがり)ジャケット装、本文・カラ
ー4頁+モノクロ270頁 (図版370点掲載)

書肆ユリイカは戦後すぐの時代にあった出版社で、伊達得夫という
名編集者が、たった一人で本づくりを手がけていました。
原口統三の『二十歳のエチュード』(昭和23年2月)を皮切りに、伊
達は無名の詩人たちを発掘しては、次々と詩書を世に送り出しました。
中村稔、飯島耕一、大岡信、辻井喬、平林敏彦、岸田衿子、石垣り
んなど、名だたる詩人の処女詩集がみな、この書肆ユリイカから出
版されています。
私は、それらの書物そのものの美しさにすっかり魅せられ、10年に
わたって書肆ユリイカの本を古書で買い続けてきました。最近では、
深夜に「日本の古本屋」サイトで書肆ユリイカの本を検索、赤い「
注文する」ボタンをついつい押してしまうのが就寝前の日課です。
本書では、蒐集に次第にのめり込んでいく軌跡を、古書価とともに
克明に綴りました。
実物の書影図版を掲げながら、伊達得夫の書物制作の手法を掘り下
げ、美書の条件を徹底分析。書肆ユリイカの本には、奥付を変更し
ていない異版や異装本も多いので、それらを書誌学的見地からつぶ
さに調べ、関係者の証言も得ることで、実際の出版状況について考
察しました。
書肆ユリイカの本の実物に触れてみたい人のために、神奈川近代文
学館、日本近代文学館などに所蔵されるコレクションも紹介しました。
文学館には著者の署名や献辞の入った本が数多く所蔵され、愛書家
にはたまらない蔵書群なのです。
詩や詩人についての文学的考察や評論は排し、全編、書肆ユリイカ
の本を「書物そのもの」の観点からアプローチして、 その魅力を描
き出そうと試みた一冊です。
書肆ユリイカの本は、現在、新刊書店に並ぶ本とはどこか違う。そ
れは、商業出版物でありながら、手作り感溢れる細やかな工夫によ
って仕上げられているからです。
その美しい古書の世界を、ぜひとも多くの人々に知ってもらいたい
と思い、この本を上梓しました。
10月の「古書の日」イベントとして、私のコレクション約340冊を東
京古書会館で展示します。
会場では、私の制作した小さな銅版画蔵書票と署名落款印を入れた
本を定価で販売、また、『書肆ユリイカ出版総目録』増補改訂版を
無料配布します。
数々の書肆ユリイカの本を購入してきた神保町・田村書店の奥平晃
一さんをお招きしての古書トークショー、本書の続編を豆本にまと
めた『『書肆ユリイカの本』の作り方』を製本する豆本ワークショ
ップも行いますので、ぜひともお越し下さい。

━━━━━━━━━【特別連載企画 最終回】━━━━━━━━━

POEのACROSTICS 四章(承前)

先づ、An Enigmaの本文を験すると、

An Enigma.
“Seldom we find,” says Solomon Don Dunce,(1)
Half an idea(2) in the profoundest(3) sonnet.
Through all the flimsy things we see at once
As easily as though the Naples bonnet(4)-
Trash of all trash!-how can a lady don it?(5)
Yet heavier far than your Petraschan stuff-(6)
Owl-downy(7) nonsence that the faintest puff(8)
Teirls into(9) trunk-paper(10) the while you con it.””
And,veritably,Sol(11) is right enough.
The general tuckermanities(12) are arrant Bubbles-ephemeral
and so transparent(13)-
But this is,now,-you may depend upon it -
Stable,opaque,(14) immortal-all by dint
Of the dear names that lie concealed within’t.

[大意]
ソロモン・ドン・ダンス謂ふならく、「この意味深き小曲に含む意
の、その半だに見出づることは稀。奈翕里ぶりなる女帽をすかし見
るごと、なべてこの皮相のものうちすかし、いと易く直に識るは屑
―の屑、駄作の駄作なりてふことよ!―如何にして女人のこれを豪
奢ることを得べき!しかも猶、君がペトラルカぶりの藝語に比して
は杳に重し―いとゞ些末の提灯持も、君がとつくりと思案すれば、
いつの間にやらほんものゝまじめな文書となりすます、その賢しら
の莫迦らしさ。」と。げにやげに、ソルが言葉は尤もぞかし。およ
そタカマンの誌すところは、まぎれもあらず水のあぶくよ―蜉蝣の
命短く、げに見え透ける―それとはかはりこの一篇は―大丈夫金の
脇差-確乎不抜ぞ、幽晦ぞ、不滅不朽ぞ―唯に唯、この詩のうちに
秘めたる、かのなつかしき御名ゆゑに。

続きはこちら↓

http://www.kosho.ne.jp/melma/0909/index-1.html

(※昭和4年発行の雑誌「英語と英文学」から原文まま再録しました)

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┌───────────────┐
◇  古書街(神保町)めぐり   ◇
◆    ~古本の見極め~    ◆
└───────────────┘

一部:「古本でみる近代女性側面史」古書と近代の女性に纏わる興
味深い話を、東京古書会館の会議室で実施する講義です。二部:古
書店(神保町)の老舗を訪問します。古書の価値の見極め方、お店
の選び方、世界からも注目される古書街(神保町)の今とこれから
を探訪します。

日にち:10月17日(土)
時間 :午前10時30分~午後12時30分
受講料(税込み):会員 3,150円
          一般 3,780円
講師 :中野智之氏(神田 中野書店)
お問い合わせ先:NHK文化センター
         青山教室 03-3475-1151

━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

9月~10月の即売展情報
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日本の古本屋メールマガジンその83 2009.9.25

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日本の古本屋メールマガジン その82 8月25日号

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10月4日は「古書の日」。10月は「古書月間」。全国の古書組
合でさまざまな催しが計画されています。東京では、神田神保町の
古書会館において、“一日古書店体験”をテーマに、いつもは業者
間のみで行われている市場(古書交換会)を特別開催し、一般の方に
も一緒に参加してもらって楽しんでもらおうという企画を進めてい
ます。
その他にも、100年前の市場再現、特別即売展や、トークイベン
ト、「書肆ユリイカの本」展(東京古書組合後援)など、盛り沢山の
内容が計画されています。ご期待ください。その詳細は、次回のメ
ルマガにてご案内する予定ですが、今回のメルマガでは、「書肆ユ
リイカの本」展について先行告知しました。充実した内容の企画に
なっています。「古書の日」は、東京古書会館へ。ぜひご来館くだ
さい。

☆INDEX☆
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  1. 特別連載企画-平井功「PoeのAcrostic」4
  2. 新鋭評論(3) 『場末の小さな奇跡』 小野塚 力
  3. 東京古書組合後援 古書の日イベント情報
  4. 日本の古本屋即売展情報

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

━━━━━━━━━━【特別連載企画】━━━━━━━━━━━━

POEのACROSTICS 四章(承前)

III.”An Enigma.”

Poeがacrosticのうち、生前公刊せられた今ひとつのものは”An En
igma.”である。これは彼が長逝の前年即ち1843年三月”Sarta
in’s Union Magazine”に掲げられた。この時評題は単に”Sonnet”
であつた。今日の標題を付して掲げたものは、中一年隔いてPoe病
没の翌年1850年、その嘱によつて彼が”literary executor”
となつた例にRufus Willmot Griswoldの編纂した”The Works of
the Late Edger Allan Poe,ed.Rufus Willomt Griswold,4 vols,,
New York,1850”のVol.Ⅱ.Poemsが最初であり、且その文も”Sarta
in’s Union Magazine”所掲のtextとは第十行中の一語を異にして
ゐる。Griswoldが何にして典拠してこの改竄を敢てしたか今俄かに
識るよすがもない。Killis Campbellによれば(The Poems of Edger
Allan Poe,ed.K.Campbell,Boston,n,d..p276.)、恐らく1847
年Lewis夫人にPoeが送つた草稿(後段参照)若くは同夫人所蔵のPoe
書類中の、雑誌の切り抜きを作者自ら改訂しておいたものに依拠し
たのであらうとのことである。これはたしかに首肯し得る想像で、
Poeが幾んど異常なほどに詩稿も添削推敲に努めたことは隠れもな
い事実である。Poeが詩の幾んどすべては生前幾度となく繰り返し
て発表されたが、必ずその都度多少の改訂を試みてゐる。

続きはこちら↓

http://www.kosho.ne.jp/melma/0908/index-1.html

(※昭和4年発行の雑誌「英語と英文学」から原文まま再録しました)

━━━━━━━━━━━【新鋭評論(3)】━━━━━━━━━━━

 場末の小さな奇跡
        ~ 自働人形師武藤政彦氏をめぐって

小野塚 力

日常における、わずかな隙間のようにつくられた非日常的空間。
私は、自働人形師ムットーニこと武藤政彦氏の立体作品群の上演空
間においてそうしたものを見出す。自働人形師武藤政彦氏の作品群
は、近年、精力的に大規模な展覧会が全国各地で開催され、より人
口に膾炙するものとなった。いわゆる、自働人形ときいたとき、西
洋におけるオートマタ、または日本のからくり人形を連想される識
者が多いことだろう。また、いわゆる、人形という観点から、球体
間接人形などを思いつく方もいらっしゃるだろう。だが、武藤政彦
氏のつくりだす人形達は、そうしたものとは全く異なっている。

続きはこちら↓

http://www.kosho.ne.jp/melma/0908/index-2.html

━━━━【東京古書組合後援 古書の日イベント情報】━━━━━

「書肆ユリイカの本」展
田中栞が10年かけて蒐集してきた書肆ユリイカの本300冊を
堂々展示!

<発刊記念>「書肆ユリイカの本」
署名落款印入・オマケつき本を販売します。

会期=2009年10月4日(日)~10月11日(日)
    会期中無休

会場=東京古書会館 2F情報コーナー 入場無料

『書肆ユリイカの本』刊行記念
特別トークショー「書肆ユリイカの本・人・場所」

2009年10月5日(月)
18:00開場 18:30~20:00

入場無料

出演 奥平晃一(田村書店)
    田中栞(紅梅堂)
    郡淳一郎(元『ユリイカ』編集長)

書肆ユリイカの本が生まれた街・神保町、そしてここで生きた詩人
たちと編集者・伊達得夫。
その社屋や詩人たちの姿を記憶する田村書店・奥平晃一氏が、初め
て当時の証言をあかす。
古書買い歴30年のカリスマ編集者・郡淳一郎氏が、書物界の時代背
景を詳細に解説し、書肆ユリイカ本の造本装丁の美しさに魅せられ、
コレクションと書物調査に10年を費やした田中栞とともに、書物の
魅力を、古書蒐集の楽しさを、その実物を紹介しながら縦横無尽に
語り尽くす。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

東京古書組合オフィシャルホームページの紹介

東京古書組合の公式ホームページ、「東京の古本屋」を公開してい
ます。
東京古書組合発の新着情報や、東京古書組合に加盟している古書店
からの新着情報の掲載や、各古書店のホームページへのリンクも随
時追加しております。

ぜひご覧下さい。

東京古書組合ホームページ 「東京の古本屋」

http://www.kosho.ne.jp

━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

8月~9月の即売展情報
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日本の古本屋メールマガジンその82 2009.8.25

【発行】東京都古書籍商業協同組合:広報部・TKI
     東京都千代田区神田小川町3-22 東京古書会館
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【発行者】
     広報部:早川多摩雄
     TKI:河野高孝

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日本の古本屋メールマガジン その81 7月27日号

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☆INDEX☆
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  1. 特別連載企画-平井功「PoeのAcrostic」3
  2. 新鋭評論(2) 『矢野目源一のまなざし』(後編)小野塚 力
  3. 即売展情報

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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

━━━━━━━━━━【特別連載企画】━━━━━━━━━━━━

POEのACROSTICS 四章
附、Poeh夫人が夫に献げたるValentine詩

(続)
F.S.Osgood夫人はBostonの商売Joseph Lockeの女として生れた。
かなり有名なjournalist A .A Lockeは夫人の兄である。詩人であ
り散文家でもあつたE.D.Harrington夫人はその妹である。少女の頃
から詩技に長じてゐて度々”Juvenile Micellany”と云ふ雑誌に詩
を掲げた。夫Samuel S.Osgoodには1834年にはじめて會つた。
後には高名の画匠となつた人であるが当時は英京龍動の王立美術学
校を卒へたばかりの、白面二十六歳(日本流に云へば二十七歳)の
青年であつた。二人は結婚して直に龍動府に渡り、夫Osgoodの名は
肖像画家として漸く知られるに至つた。Osgood夫人は英国で、まづ
”Casket of Fate”(年月不詳)と題する小詩冊を刊行し、亞いで1
839年”A Wreath of Wild Flowers form New England”と題す
る詩冊子を刊行し。基處で”The Poetry of Flowers and Flowers
of Poetry”を上梓した。1847年には費府で”The Floral Offe
ring”を刊行し。1850年にはまた”Poems”を上梓したが、こ
れは死後全詩業を纏めたもので、例のPoeの遺稿管理人で、Poeの悪
口を書いて有名なGriwoldがその編纂に当つたのも何かの因縁かも
知れぬ

続きはこちら↓

http://www.kosho.ne.jp/melma/0907/index-1.html

(※昭和4年発行の雑誌「英語と英文学」から原文まま再録しました)

━━━━━━━━━━【新鋭評論(2)】━━━━━━━━━━━━

矢野目源一のまなざし(後編)
                         小野塚 力

室 内

柱時計ゆるく四時を打つ…
讀み了へしリイル・アダンを閉ぢ
軽く疲れて身を起す。

絲鞠はおとなしく廻[めぐ]りほぐれ、
うつむきて象牙の針を運ぶ
君のまろき胸と肩は
柔らかき呼吸[いき]に昂まる。

窓より入る陽[ひ]の光は白く
飲みさせる洋盆[コップ]の縁[ふち]に輝き
果物の甘き匂を漂わす。

かくて君が静かなる横顔に、
蒼ざめし空を描き雲を浮めて、
杳かなる眺めに心を躍らしむ。

こういった詩の中に矢野目自身のディレタッンティズムを見出すの
は容易だろうが、その根底には、正常者としての社会復帰を根本か
ら拒絶される病者の自覚があることを忘れてはならない。結核を病
んだことで能動的な生を強制的に拒絶された詩人の玩弄品としての
創作という方向性にむかっていったのだろう。続く第二詩集「聖瑪
利亞騎士」(大正十四年五月十五日刊)において詩人は様式性、神
秘主義的な要素をさらに押し進めていく。

続きはこちら↓

http://www.kosho.ne.jp/melma/0907/index-2.html

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日本の古本屋メールマガジンその81 2009.7.27

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日本の古本屋メールマガジン その80 6月25日号

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☆INDEX☆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  1. 特別連載企画-平井功「PoeのAcrostic」2
  2. 新鋭評論(2) 『矢野目源一のまなざし』(中編)小野塚 力
  3. 即売展情報

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

━━━━━━━━━━【特別連載企画】━━━━━━━━━━━━

POEのACROSTICS 二章
附、Poe夫人の夫に献げたるValentine詩 後編
                        平井 功

II.”A Valentine:To-”
まづ、第一のacrosticの全文を引く。
A Valentine(1)
For her this rhyme is penned,whose luminous eyes,
Brightly expressive(2) as the twins of Leda,(3)
Shall find her own sweet name,that nestling lies
Upon the page,enwrapped from every reader.
Search narrowly the lines ! they hold a treasure.
Divine,a talisman,(4)an amulet
That must be worn at heart.(5)
Search well the measure -
The words-the syllables.Do not forget
The trivialest point ,or you may lose your labor:
And yet there is in this no Gordian knot(6)
Which one might not undo without a sabore,
If one could merely comprehend the plot.
Enwritten upon the leaf where now are peering
Eyes scintillating soul,there lie perdus(7)
Three eloquent words(8) oft uttered in the hearing
Of poets,(9)by poets-as the name is a poet’s too.
Its letters,although nattually(10)lying.
Like the knight Pinto,Mendez Ferdinando,(11)
Still form a synonym for Truth.(12)
―Cease trying!
You will not read the riddle,though you do the best you can do.

[大意]かの君の為このうたは誌されてけり。レダ星座な双星ともき
ららかに意ぞ深き、かがやかし君が眼は、己が愛き名をば見出でむ。
その御名ぞ、なべての読手の眼より逸れて、この紙の面に包まれて、
臥し横はる。毎行を篤と訪ね給へ!そは聖き寶を、呪符を、こころ
に掲ぐる護身符を秘めたり。意してたづね給へ韻節を―語句を―綴
音を。な忘れそ、いと些末なるくだりをも。然らずば君が辛苦を徒
となりなむ。さはさりながらこのうちには、剣あらでは解き難き、
ゴルデイウスが纈はなきものを。たゞその策略だに覚りなば足る。
今熟視する眼をあつめ、こころの火花閃かすこの紙の面に誌されて、
しばしばに詩人の口にする、詩人の耳にする音に知られし三語は潜
む―その名亦詩人のそれにしあれば。その文字ゆ、騎士ピントウ・
メンデス・フェルディナンドのごと、そのままに横はれども、猶も
かつ真理の異名をなすものぞ。―やめ給へ、討ぬることを!いかに
精魂を竭し給ふとも、この謎所詮読釈き給ふまじ。

続きはこちら↓

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(※昭和4年発行の雑誌「英語と英文学」から原文まま再録しました)

━━━━━━━━━━【新鋭評論(2)】━━━━━━━━━━━━

矢野目源一のまなざし(中編)
                         小野塚 力

水底の歩むこゝちす月青くほのかに霧につゝまるるとき

 「薄明」の章に収録された一首をあげた。何気ない感覚を詠った
だけにすぎないようだが、私はとても気になる歌である。「月」が
「青く」「ほのかに霧につゝまるるとき」に「水底」を感じる主体
の感性には、水中の世界を陸の世界との対置となるものという視点
にたつのであれば、現実を逆転した視座でとらえなおそうとする意
識を見出すことができよう。私が矢野目源一の内世界に戦後の山師
的な生き方につながるものを見出すとすればこうした要素である。
そして、詩集「光の處女」(大正九年十二月二十五日刊)が発表さ
れる。この詩集は、詩誌「詩王」に発表されたものを中心に十四編
の詩が収録されている。この詩集の性格は、冒頭の「光の處女」に
顕著である

続きはこちら↓

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日本の古本屋メールマガジンその80 2009.6.25

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日本の古本屋メールマガジン その79 5月25日号

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☆INDEX☆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  1. 特別連載企画-平井功「PoeのAcrostic」1
  2. 新鋭評論(2) 『矢野目源一のまなざし』(前編)小野塚 力
  3. 即売展情報

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

━━━━━━━━━━【特別連載企画】━━━━━━━━━━━━

 平井功という詩人をご存知でしょうか。昭和7年、26歳で夭折し
た詩人で、生前に残した著作は、大正11年、16歳の時に出した『孟
夏飛霜』のみ。いわば、マイナー・ポエットの一人。しかし、その
早世の輝くべき才能は、師匠だった日夏耿之介からも<天稟の才>と
高く評価され、現在でもその信奉者が多く存在しています。彼はま
た、詩人として同様、書誌学研究家、造本家としても後世に資する
功績を残しており、その面目躍如たるものが、全5号4冊の私家版豪
華雑誌『遊牧記』です。その造本へのこだわりぶりは、関川左木夫
『本の美しさを求めて』(昭和54年・昭和出版)に詳しいので、ぜひ
参照してみてください。生前に彼が残した仕事は、ことほど左様に
多いものではないが、死後(昭和16年)、父の平井成によって、『爐
邊子残稾』という遺稿詩集が編まれ、また2006年には、先に挙げた
若き信奉者たちの手によって『平井功訳詩集』という本も刊行され
ています。「興味ある方は、目を通されては」と言いたいところで
すが、これらすべての本、いずれも極めつけの稀覯本なので、容易
に手にできる本ではない。それがちょっと心苦しいのですが、今回、
単行本に未集録の採録原稿が寄稿されたので、掲載してみようと思
います。昭和4年、「英語と英文学」誌(英文學社)に5回に分けて
発表された「PoeのAcrostic」という詩論がそれ。連載途中で中絶
した原稿のようだし、メルマガに掲載するにはかなりの分量なので、
困惑される方もいるかもしれませんが、とにかく珍しい原稿だと思
いますので、こういう場こそ、日の目を当てるにふさわしい場では
ないかと、ご紹介させていただきます。
なお、参考までに、平井功については、日夏耿之介の『輓近三代文
学品題』(昭和16年・実業之日本社)、須永朝彦『硝子の繭』(昭和52
年・コーベブックス)で、その横顔に触れることができます。これ
らは、先の関川氏の著書ともども、入手もさほど難しくはない(日
本の古本屋でも購入できます)ので、「興味ある方は、目を通され
ては」とお勧めしておきます。

POEのACTROSTICS二章
附、Poe夫人の夫に献げたるValentine詩  
                        平井 功

I.はしがき
世にacrosticと云ふ詩體がある。詩體と云ふと些か語弊があるが、
さう云う種類の詩がある。これは、横に読めば普通の詩であるがそ
の中に、その詩を献げた人の名前だとか、或は何かの文句などが織
り込んであるのである。各のlineの最初の文字を織り込んで合せる
と、相手の名前が出て来るなどと云ふのは一番普通である。詩と云
ふよりは「文学遊戯」に近く、日本で云へば地口のたぐゐと見れば
間違ひはない。
  ところでEdgar Allan Poe(1809-1849)の詩にも、そのacrostic
が二篇遣つてゐる
勿論、Poeがacrosticを書いたなどと云ふことは、Poeの詩家として
の、本質的な評価には亳厘も光輝を添へる所以ではない。むしろ、
そんな戯作を後代に遺したことは、詩家としての彼、
“With me poetry has been not a purpose,but a passion.”
(Preface to the Poems,1845)
「わたくしにとつては詩は目的ではない、実に情熱である。」と、
確信した彼の為に、惜しむべきであるとさへ思はれる。

続きはこちら↓

http://www.kosho.ne.jp/melma/0905/index-2.html

━━━━━━━━━━【新鋭評論(2)】━━━━━━━━━━━━

矢野目源一のまなざし(前編)
                         小野塚 力

 川端康成は「末期の眼」において、芥川の遺書にあった「末期の
眼にうつる自然は美しい」という一文から藝術の本質はこの「末期
の眼」の獲得に他ならない。〈死〉の世界から捉えた世界像の固定
こそがその本筋であると記している。その可否はいったん保留する
として、このエッセイから私が連想するのは、三島由紀夫「豊饒の
海」に登場する認識者本多の運命である。三島ほど「認識と行為」
という主題にとりつかれた作家も稀だと思うが、この作家のいささ
か極端な変身願望は、「豊饒の海」四部作においてはっきりとえが
きだされているようだ。この四部作において、認識者たる本多は自
らを〈死〉の極から〈生〉の世界を眺めることを許された者として
自己規定をおこなっていることを忘れてはならない。こうした意図
的な極限状況から世界を睥睨すること。そうしたところに文学とい
う営為の本質が露になるということを彼等文学者達は述べているの
だろうか。このような極限状況の果てに、救いがまつのか、はたま
た虚無がまつのか。それは私のあずかりしらぬところである。すく
なくとも今の私は安易な絶対性に寄りかかることができない。極限
状況。日本においてそれを考えるならば、大正においては関東大震
災、昭和においては二度の戦争ということがあげられるだろう。い
ずれもそれまでの世界観、価値観を決定的なまでにくつがえし、非
人間的な力ですべてを変化させてしまう。破壊そのものが具体的な
相を伴ってやってきたとでもいうべきだろうか。こうした戦前から
戦後にかけての極限状況は、〈個〉そのものへの懐疑を、ある作家
の内面に醸成したようだ。戦後において極端な歩みをおこなった詩
人、矢野目源一である。

続きはこちら↓

http://www.kosho.ne.jp/melma/0905/index-1.html

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日本の古本屋 リニューアルについてのアンケート

「日本の古本屋」は、デザイン面の統一や、ソート機能などを追加
して、より使いやすいサイトを目指しています。

リニューアルした「日本の古本屋」をお使いになってのご意見、ご
要望などがございましたら、今後の更なる改良の参考にさせていた
だきますので、下記フォームよりぜひお声をお聞かせください。
受付は終了致しました。たくさんのご意見ありがとうございました。

http://www.kosho.ne.jp/melma/qs/questionnaire2009.htm

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第1回 アンサンブル・セドラー演奏会 
ほんのちっちゃな コンサート 

*終了いたしました*ご来場、誠にありがとうございました*

 日時: 2009年6月2日(火)
  開場: 18時30分 開演19時
  会場: 東京古書会館 地下ホール
  入場料: 無料

古本屋による手作りコンサート
会場は本棚に囲まれています。
本棚には古書が展示され、お客様が自由に手に取れます。
開演前に眺めても、開演中に読んでいても一向に構わない自由な
雰囲気です。

古書とクラシック音楽のコラボレーションこれがテーマです。

http://www.kosho.ne.jp/news/news_090420.html

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国立情報学研究所 オープンハウスにて「日本の古本屋」紹介

国立情報学研究所では毎年オープンハウス(一般公開)を開催して
おり、東京古書組合も出展、「日本の古本屋」を紹介しております。

 日時:2009年6月11日(木)・12日(金)
  会場:学術総合センター (東京都千代田区)

 後援:千代田区、国立公文書館
  協力:東京都古書籍商業協同組合、明治大学

詳しくは国立情報学研究所のホームページををご覧下さい。
  http://www.nii.ac.jp/openhouse/

                            ○□□□□□○□□□□□

━━━━━━━━━【日本の古本屋即売展情報】━━━━━━━━

5月~6月の即売展情報
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日本の古本屋メールマガジンその79 2009.5.25

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日本の古本屋メールマガジン その78 4月27日号

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  1. 日本の古本屋 リニューアルのお知らせ
  2. 即売展情報

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━━━━━【日本の古本屋 リニューアルのお知らせ】━━━━━

いつも「日本の古本屋」をご利用いただきありがとうございます。
「日本の古本屋」では、5月7日(木)を期して、全面的なリニューア
ルを実施することになりましたのでご案内します。

[リニューアル・ポイント]

1.クレジットカード決済機能の導入
「日本の古本屋」で購入した商品が、クレジットカードを利用して
代金を決済することが可能になります(一部店舗を除く)。クレジッ
トカードのご利用方法につきましては、「日本の古本屋」サイトに
て、詳しくご説明させていただきます。

2.「想-IMAGINE Book Search*」との相互リンク
想-IMAGINE Book Search*」は、国立情報学研究所連想情報学研究
開発センターが運営する書籍検索サイトで、“人の想いを汲み取る
検索エンジン”をキャッチフレーズに、調べたい内容に関する単語
などを入力すると、連想検索機能がユーザーの関心の方向性や範囲
を類推し、関連書籍データを包括的に収集してくれるサイトです。
「ウィキペディア」や、国立国会図書館など、多様なデータベース
とも連携しており、広がりあるテーマについて情報を集めたい時な
どに大変便利です。
URL: http://imagine.bookmap.info/

3.古書買取ページの追加
全国の古書組合(全古書連)では、毎日のように市場(古書交換会)を
実施され、古書が幅広く流通する仕組みが作られています。古書組
合には、多種多様な専門店が所属していますので、どんな本でも適
切に本の価値が評価される仕組みです。古書買取ページでは、お近
くの組合加盟店や、専門のジャンルの店が簡単に検索できるように
なります。お手持ちの本を処分したいとき、ぜひご利用ください。

4.デザイン・リニューアル
本年1月、トップページのみリニューアルしましたが、このたびは、
全ページでの統一的なデザイン・リニューアルを行います(順次)。
ソート機能の充実なども含め、検索結果画面の表示方法などが大き
く変ります。

より便利で使いやすいサイトとして内容、機能の充実を図ります。
ご期待ください。

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日本の古本屋メールマガジンその78 2009.4.27

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