京都府立丹後郷土資料館 編、京都府立丹後郷土資料館、1994.4、16p、26cm
はじめに
竹や木を素材にして作り出されてきた製品は、
私たちにとってごく身近なありふれたものでした。
しかし近年、 台所やその周辺で使われていた竹の
笊や木の桶はすっかり姿を消し、 プラスチックや
ビニール製のものに変わっています。 生活様式の
変化や新しい素材の出現によって竹や木の製品は
売れなくなり、 作り手である竹細工職人や桶職人
もまた急速に減っていきました。
今回の展示では、竹や木にかかわる職人たちの
道具によって、その技術を紹介するとともに、製
品をとおして、私たちが忘れかけている手づくり
の良さを、いま一度見直していただけたらと思い
ます。
状態:良好です