丸田俊彦 著、岩崎学術出版社、1994年、174p、22cm
カバー(ヤケスレくすみ)。小口少ヤケ。
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司会/小此木啓吾?狩野力八郎・相田信男・衣笠隆幸
指定討論/斎藤久美子?深津千賀子
【はじめに】
この本は, 1992年10月に東京で開かれた, 第7回精神療法セミナー (通称,
岩崎セミナー) 6時間半の全記録を,本としてまとめたものである。
セミナー当日は,慶応義塾大学環境情報学部医学部教授小此木啓吾, 東海
大学医学部精神科講師狩野力八郎, 群馬病院副院長相田信男, 衣笠クリニッ
ク (現広島市精神保健指導センター) 衣笠隆幸, の諸先生に司会を務めてい
ただき, 指定討論者としては,京都大学教育学部教授斎藤久美子, 慶応義塾
大学医学部精神神経科深津千賀子の両先生をお迎えした。 記録によれば,当
日の参加者は, 79名である。
本書第1部 「自己心理学の治療技法」 は, 症例の検討に先立ち私が行った
約1時間半の講義の載録である。 伝統的な精神分析理論における大前提から
説き起こし, コフートからコフート以後をカバーしたこの講義は,ある程度,
精神分析的素養のある方には難なく読み下していただけると思うが, 分析に
あまり馴染みのない方には多少むずかしいかもしれない。 そうした読者には,
当日使ったテキストがページ数もそのまま再録されている 『コフート理論と
その周辺自己心理学をめぐって』 (岩崎学術出版社, 1992) の序章から
第3章までを参照しながらお読みいただければ,さらに理解を深めていただ
けると思う。
第2部 「症例」は、コフート派中堅の治療者であるフォサージが, 1990年,
「サイコアナリティック・インクワイアリー」に発表した症例の検討が中心
になっている。 彼は、この症例を書き上げるため, 4時間分のセッションの
録音を取ったが、この本では、そのセッションが行われた曜日をそのまま(以下略)
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