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石井ふく子 著、集英社、349p、20cm

久仁博史撮影、昭和46年～、2冊

松村達雄の随筆集『金はなくても』出版に奔走、公私に渡り松村を撮影した、J・P・C久仁博史の撮影ネガフィルムとベタ焼きが収められたリング式アルバム2冊。
背に「クライアント・タレント（松村）　写・久仁」それぞれA, Bと書かれてある。
舞台やドラマスチールに混ざり、昭和50年12月に早世した松村の長女の五七忌の様子が収められており、1冊には、参列した渥美清が墓前で手を合わせ、お清めの食事会らしき場にいる様子が写っている。
「A」・少クサりあり。昭和46年於名古屋御園座『おやじ太鼓』、同『肝っ玉母さん』舞台写真。続いて同年ドラマ版『肝っ玉母さん』現場写真、山田太一脚本『続・父』からのもの。私家版アルバムに貼り込まれた写真はこれらの一部らしい。当然、未プリントの写真もある。
「B」・状態悪し。頁の半分はリングから取れている。昭和47年原作遠藤周作プロデューサー石井ふく子『知らぬが仏』からのシーン。同年『おでんお多福繁昌記』、昭和50年舞台『甘柿しぶ柿つるし柿』。これらは「A」同様、一部は私家版アルバムに貼り込まれてある。他、年代不明のバストアップや、上半身裸でポーズをとる松村達雄等。
一部ネガ紛失。